今日はラムパーンからスコータイに移動する。
ラムパーン自体はたいして見るものは無い町なのだが、私にとってはなかなか記憶に残る町になっている。観光地としては魅力に欠けるのかもしれないが、旧市街の古い町並みの中での(古い町並みは凄く情緒あっていい!)微妙な活気のナイトマーケットとか、崩れかけの木造の仏塔とか、なにが原料になっているのか不明であやしくて不味すぎるシュークリームとか、かと思ったら海外では珍しく水が無料提供されたり、ケンタッキーのチキンをナイフとフォークで食べているタイ人の食べ方を観察してほおほおと感心したり、生活がそこにあり人々の動きもよく見える。それに観光せずにただ居る、というのは長旅の醍醐味のひとつでもあると思う。
でも一番はラムパーンの象保護センターで会った象たち。彼らに思いもよらず惹かれたことが、自分自身の新発見だった。
ラムパーンからスコータイはバスで1時間半ほどの乗車時間なので今日の移動は楽ちんだ。
また2時間とか待つのは嫌なので、チケットは前日に購入。
WINTOURというバス会社で一人140バーツ。(420円)
ピッサヌローク行きのチェンマイから来たバスを途中乗車し、スコータイで途中下車する。
象保護センターに行った時のバスとは明らかに見た目からして違い、エアコンありの座席も柔らかかった。快適!
途中のバスから見た景観が素晴らしい。今日も晴天で青と緑のコントラストが際立つ。
バスの移動は思わぬところで綺麗な景色に出会う。ムラケンは・・・いつも通り爆睡!始めのうちはこんなに綺麗な景色を寝てみてないなんて勿体ないと思ったりしたが、最近はこんな綺麗な景色が流れているなか眠ることは身体にすごく良いことだよな~と思うようになった。良いオーケストラの演奏は寝ちゃうみたいな。
時間通りスコータイのバスターミナルに到着。
中々広くて綺麗だ。バスから降りると、すかさず運ちゃんたちの勧誘ラッシュ。私たちはてっきりバスターミナルは市街まで歩ける距離にあると勘違いしていて、運ちゃんに歩く歩くと連呼していたけれど、無理だ無理だとおじちゃんに言われた。
本当かよ、と思って調べてみたら、あらホント歩けないや・・・。
ソンテオは80バーツだった。(240円)。ちなみに後からガイドブックを見てみたら乗り合いソンテオで20バーツ、トゥクトゥクをチャーターして60バーツと書かれていたし、あとで市街からバスターミナルに行った時は60バーツだったから、この時はプチぼられたみたい。
交渉が済んでから、日本人のおじさん二人組に会って、あぁもうちょっと早かったらシェア出来たのに!と思ったが、ソンテオのおっちゃんと交渉した後だったので断念した。
市街はこんな感じ。スコータイの遺跡群はスコータイの市街からまた離れたところにあって、スコータイの市街自体はラムパーン同様観光するところはあまりない。
ヨム川という大きめの川が流れていて、橋で渡ったところに屋台街やナイトマーケットなどがある。
私たちの宿はそこから少し遠かったのでチラ見した程度だったが。
食べられるところもそんなになく、なにかこねて伸ばしている屋台は気になったけれど、すぐそばで車が多く走っているのをみるとちょっと買う気がうせてしまった。といいつつ奥のから揚げは買ったんだけど。
この日の宿はハッピーゲストハウス2というところ。スコータイ遺跡群に行くソンテオのバス停から近いのと宿泊費が安いのに惹かれて予約してみた。共用バスルームだが、バルコニー付きのエアコン付き。
私たちは安い宿を求めているが、ここはいつも選ぶ基準の値段よりも安めの宿で一泊1200円ほど。
安すぎる宿ってどうなんだろうね、とちょっと不安に思いながらも口コミが良かったので泊まってみることにした。オーナーの息子さんが日本で働いていたことがあるらしく日本人贔屓らしい。
確かに部屋やバスルームは汚くはなかった。虫や蚊が多かったが押すだけノーマットという素晴らしい味方が私たちにはついているので問題なし。
だが、なぜか落ち着かない。
その理由はこの微妙過ぎる寄り集めてみました感だろうか。チェックのシーツにヒョウ柄の枕カバーとブランケット。シーツの黄ばみの年季の入っていること!使い古され生地が薄くなっている。これは多分小さい時に息子さんが使っていたものに違いない!(想像)
そして牛のクッションの得体の知れなさ。一体どのくらいの人物が使ってどのくらい洗濯されていないのだろうか、幾人もの人々の痕跡がこのクッションに染み込んでいるのだ!(想像)おぉ!!
想像はあらゆる方向に膨らみ、このベットにはこのまま寝られないと判断した私たちは、一泊でチェックアウトすることにして久しぶりにトラベルシーツを使って寝た。
やっぱり相場より安いところには、それなりの理由があるものなのかもしれない。
想像は夢にまで広がり、この日はあまり眠ることが出来なかった。
でも大丈夫、虫に刺されることはなかったし、安さ重視の方は良いかも!
とにかく何か食べて落ち着こうということになって外に出てみたが、良さそうなレストランが見つからなかったので、ガイドブックに書いてあるPooというレストランに入ってみた。
量が少な目で高めだったが、美味しかった。カレーはグリーンカレーにした。グリーンカレーといえば後からくる辛さ!というイメージだがマイルドな味付けで、生クリームが入っているのかコクがあり初めて食べるカレーという感じだった。他にオムレツとパイナップルシェイクを頼んで190バーツ。
帰りに寄ったセブンイレブンの前になぜか体重計が置いてあった。
タイではよくあることらしいが、初めて実物をみた。1バーツで測れるらしい。
本当にここで測る人いるのかな。測っている人を待ち伏せして見てみたい。その人は何キロと表示されるんだろう!
私の体重も一体どのくらいになっているのか気になったが、ここではちょっとな~。
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ハッピーゲストハウス2
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この押すだけノーマット、本当におすすめです。何度これにお世話になったか。そしてこれがなかったらどれだけ蚊に悩まされたか。