次の上海へはどうやって行こうか。
考えられるのは海路と空路ですが、海路で行く場合にはどうやら大阪や神戸から船で2日かけて(安いチケットは雑魚寝で)行く便があるそうです。乗船券だけでも一人当たり2万円以上掛かってくるうえ、大阪までの移動費と2日間の食費がプラスされるので現実的ではありませんでした。
この時の飛行機は船よりだいぶ安かったので、当然空路に決定しました。
そして、羽田や成田から飛ぶよりも、名古屋の中部国際空港から飛ぶのが安かったのでした。当然高速バスで名古屋駅まで移動してそこから電車で空港まで行く費用を勘案したうえで、です。
移動費は船の半額近くになりました。
午後のバスで名古屋駅に着いたのは20時頃。約6時間のバスの旅でした。そこから電車で空港に行き、翌早朝の飛行機で上海へと旅立ちます。しかしまぁなんとも、日本にいたまま空港で夜明かしをすることになるとは(笑)
終電近くで空港に到着したにもかかわらず、出発する人や到着した人で結構賑わっていました。意外に外国人が多い。彼らが大声だ、てのもあるけれど、聞こえてくるのは韓国語や中国語ばかりでした。頃合のソファーを見つけたので当夜はそこで過ごしました。
早朝の中部国際。上に忍者がいますね。我々は春秋航空で上海へと飛びます。
約2時間40分の飛行時間を経て、上海は浦東国際空港に到着しました。日本と上海の時差は1時間です。日本が10時なら上海は9時ですね。ちなみに東西にも広い中国国内では時差が設定されていないそうです。誰も困ってないらしいけど。
前日の夜から殆ど食べ物を口にしていないので、取り敢えずフードコートに寄ります。流石に到着後に入れるラウンジは浦東空港にはありませんでした。
腹減った~。お、お馴染み肯徳基(ケンタッキー)がありますね。真功夫ってのも気になりますが、ひとまずはケンタでしょう。
中国のお金は「元」ですが、発音は「Yuan」ということで中国内ではお金の単位の表記は「¥」となっています。実に紛らわしい。他の国から中国に来たならまだしも、日本から直接飛んできたので余計に紛らわしい。セットが25,5円なのかと思っちゃうじゃないか。1元は約16円なので、410円くらいですね。日本よりは安いけど、思ってたより高めだな。空港だからかな。
万琵のお兄さんがよく上海に出張へ行くらしく、彼は2つのことを言っていました。
「あまり外でパシャパシャ写真を撮ってはいけない」
「リニアモーターカーに乗れる」
始めのは、慣れないうちはどこに軍関係施設があるか分からず、それと知らずに撮影してしまった場合でも、監視がやってきてカメラを没収されてしまうよ、ということ。実際そこら中に施設があるそうです。
もうひとつのリニアモーターカー、これはこの浦東空港から市内へ出る足として利用できるそうなのです。日本での開通は2027年(品川ー名古屋間)らしいので、日本で実現するにはまだまだ時間が掛かります。最高速度時速430キロ。これは乗ってみないと!
しかし、大丈夫なのか!?土に埋められたらたまったもんじゃないよ?
という逡巡はありましたが、意を決して、乗ってみました。
リニアの料金表。今日のフライトで乗るので、40RMB(人民元はレンミンビィと読むのでRMBという表記)即ち40元ということで。
買いました。磁気カードで改札を通ります。
前のリニアが行ったばかりだったので、コンコースには誰もおらず。次の車両が近づくにつれて人も増えてきました。このフロアの下がホームになっているのですが、車両がホームに入ってくるまでは下に降りることが出来ません。
きた!先頭ちょっと汚れてるけど、走っている証拠だね。
自由席です。乗った感じは普通の特急電車と同じ感じ。リニアは浮いているハズだから、すっごい滑らかに動き出すのかな~と期待していたんですが、くぐもったゴッゴッという音と若干の振動を含んで走り出しました。タイヤ付いてるんじゃなかろうな。
車内はこんな感じです。写真の右上に見える黒い帯が電光掲示板で、ただ今の時速~みたいに出ているんですが、外の景色ばっかり見ていて最高速度をマークした瞬間を完全に見逃してしまいました。外の景色はちなみに、単調な道路で近くに見えるものがなく速度を推し量ることが出来るようなものは一切ありませんでした。ただ何となく、速いような気はしました。
要するに実際速かったのかどうか、客観的には判らなかったと(笑)
リニアの終着駅「犮阳路」駅。漢字ですら読めない。
電車に乗る前には荷物を必ずエックス線検査にかけなくてはなりません。ちょっとめんどいけど、セキュリティ上仕方ありません。
電車のチケットも磁気カードです。タッチしてからバーを押して入るのですが、前の人がバーを通る前にタッチしてしまうと自分の番でバーが動かないことがあるので、しっかり前が通ってからタッチしましょう。日本の自動改札のように賢くはありません。
目指す駅は「ベイシンジン」。そこにこの日の宿上海ブルーマウンテンユースホステル虹橋があります。
ベイシンジンは割と小さな駅でした。目の前の道路は幹線道路なのか広く、それ以外は特に何もない感じではありますが、スーパーが近くにあるしコンビニも徒歩1分の所にあるので生活には困らないとは思います。隣には営業してるんだかしてないんだか分からない肉まん屋もありました。
宿に到着しました。入るなり共用ラウンジで、人がぐでーっと座っている(のか寝ているのか)のであまり良い印象ではありませんでしたが、そこ以外はしっかりしていました。
部屋は多少狭いですが、この前泊まった宿(重慶マンション)に比べると十分広くて清潔です。シャワーには滑り止めマットもある親切さ。流石ユースホステル。
ここから旅の再開だっ!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒上海ブルーマウンテンユースホステル虹橋
此度の名古屋~上海の航空券ももちろんスカイスキャナーで見つけました。