この記事は2017年2月26日の出来事です。
小さな島国のマルタ、新鮮な魚を食べられる場所は沢山ある。
その中でも美味しく魚が食べられると観光地としても有名な場所、マルサシロックという場所があることを語学学校の先生が教えてくれた。
日曜日のマルサシロックでは午前中だけマーケットが開かれる。
そこではレストランも沢山あって、美味しい魚料理が食べられるというワケだ。
というワケで、学校のスイスの友達二人と朝早くから出掛けることになった。
ちょっと余談だが、スイスはドイツ語、イタリア語、フランス語、ロマンシュ語と地域によって4つの言語が公用語になっているということを私は知らなかった。
この日一緒に行ったスイス人の二人はスイスドイツ語を話す地域の人だが、学校にイタリア語を話すスイスの子がいてビックリした。
え?なんで言葉違うの?!と聞いて初めて知った。
日本に住んでいると日本語という単一の言葉だけで育つので、ひとつの国で地域によって違う言葉を話すということがとってもカルチャーショックだった。
ただし標準ドイツ語とスイスドイツ語は結構違うらしい。
このような背景からか、スイスの人は沢山の言語を話せる人が沢山いるらしい。
本当、4つも5つも違う言語を話せる人、尊敬するわ。
このスイス人の友達も英語を話すとなると、結構ペラペラと喋ってのける。
ただ文法的にはてんででたらめなことが多く、文法中心にマルタに勉強しに来ていた。
私としては、なぜ文法を知らないのに、そんなに話せるのか不思議でたまらなくて質問してみた。
やっぱり英語にも多く日常で関わることから耳で覚えたと言っていた。スイスでは若年層を中心に英語を公用語として勉強する流れも出てきているという。
耳で覚える…。う~ん、日本語もそうやって赤ちゃんの頃から耳で聞いて覚えたはずだけど、耳で聞いた音と、音の意味がマッチする瞬間というのはどのようにして脳の中でリンクするのだろうか。
この記事の出来事は2017年2月26日のことだが、リアルタイムの現在は私たちは南米にいる。
南米で話されている言語は主にスペイン語で、英語はあまり通じない。
ということで私たちは今スペイン語を少しづつ勉強している。
意味不明な音が意味が解るようになるために、スペイン語を英語に翻訳して覚えていく。
英語で理解する理由は、日本語でスペイン語を理解するより、英語で理解する方が文法や言葉自体が似ている部分もあって簡単だからだ。
そうやって音を知っている言語と置き換えて理解する必要がある。
耳でそのまま覚えていくなんて、てんで無理だよ。
旅中に会った耳が凄く良い友達は、音をそのまま英語や日本語に置き換えることなく、すぐに脳にインプットできるという子がいる。
多分赤ちゃんの頃はこういったことが自然と出来ていたのかもしれないが、いや~難しいっしょ~…。
セントポールズベイからマルサシロックまでは、バスで1時間30分ほどかかる。まず48番のバスでバレッタまで行き、そこで81番のバスに乗り換える。2時間まではバスは乗り換え自由なので1.5€で行くことが出来る。
マーケットは日曜日の午前中のみなので、早起き頑張ろう!
マルサシロックの海もとても美しかった。沢山の船が停泊している。これは帰る頃の午後に差し掛かったときの写真だが、着いた時は曇っていて、こんなに海は青くなかった。
太陽の光を浴びると海の色は一段とくっきりとして美しくなる。
バスを降りるとすぐにマーケットの場所だ。
漁から帰ってきたのか網をたたむ作業をしている地元の人たち。
マーケットにはいろんなものが並んでいた。
しかも町のスーパーで買うより、安価で買えるものが多かった。
新鮮な果物や野菜もあるし、ナッツやスパイスの種類の多さ。オリーブもてんこ盛りになってピカピカ輝いているし、お菓子も沢山売っていた。
自家製ワインなんて1.5€という安さ。
服やバックなどは、ちょっと安っぽくて時代遅れ的なものが多かったけど(笑)
そして奥に進んで行くと、生もの独特の匂いが充満するエリアに突入!
新鮮な魚介類が沢山!!
嬉しそうにでかいウツボを持ちあげるおじさん。
ウツボは凶暴らしい。噛まれたら痛い。
おじさんが持て持て、と言ってくるのでウツボ持ってみたが、凄い重量感だった。ヌルヌルしている。
多分私ウツボはまだ食べたことがない。
こっちも持て、持て、とタコも持たされる。こちらも超ヌルヌルしていて、滑る滑る。
おじさん楽しそうだったから良いけど、手がべとべとになった。
マルタの人ってタコも食べるんだなぁ。ヨーロッパに人はタコ気持ち悪くて食べないのかと思っていたけど、イタリアでも食べるらしい。
君も持ってみたいか??
種類も豊富。
魚はピンと張っていてつやつやしているし、尾っぽも上にあがっていた。
さすがにマルサシロックからセントポールズベイのアパートまでは持って帰れないので、購入は断念した。
魚のエリアを抜けるとマーケットは終わって、広場に出た。
ここから奥は沢山のレストランが軒並み揃えている。
ここにも居た。仮装する子供たち。
この時期マルタでは本当にあちこちでカーニバルが催されているようだ。
ちなみにマルタでは蜂蜜も特産。特にゴゾ島の蜂蜜が有名。
色々味見させてくれた。
買おうか迷っていると、スイスの友達の一人がスイスではもっと安くて美味しい蜂蜜があるわ、と言っていたので瓶も大きくムラケンと二人では消費しきれなさそうなのでやめておいた。
このスイス人二人は裕福であり、尚且つスイスは物価が高いので、どれもこれも安く感じるんじゃないかなとも思うが、むやみにものを買ったりしない。
スイスは行ってみたい国の上位に入っている国。いつかこの二人とも再会しようと思っている。
これはAMBROSIAというフルーツのリキュール。マルタの特産品。お土産で買っていくひとも多いようだ。
ギリシャで飲んだキトロン?ラキ?みたいなものだろうか。
そしてここに来た一番の目的!ランチに新鮮な魚を食べる!
私たちが選んだレストランはiplace というレストラン。
本当沢山レストランが並んでいるので迷ってしまうが、高すぎることなく雰囲気が良いところをチョイスした。
ヨーロッパの人は雰囲気をものすごく大切にする。
休憩時間や、移動して目的地についた後は、雰囲気良いテラス席でまずはお茶をしてゆっくりする。
一息ついてから、また歩きはじめる。
私が友達になった人たちだけかもしれないが、このパターンは揺るがなかった。
ちなみにこのレストランは注文から提供までそんなに待たなかったが、マルタはまだヨーロッパの中でも田舎だからか、注文も遅い、提供はもっと遅い、ということがよくある。
本当、の~んびりしているのだ。
絶品!!
鯛のグリル、サラダにベイクドポテトが付いて23€だった。
鯛はひとり一匹ですごいボリューム!でも、魚の身がふわふわで想像以上に美味しかった!
キプロスで年明けに自分で作った鯛のオーブン焼きが可哀想になる(笑)
白ワインは友達のおごり。
こういったのもヨーロッパの文化なのだろうか。
お酒やカフェでのお茶の代金は、今回は私が出すわ、みたいな感じで割り勘はあまりない。
順番に奢るって感じが多い。
いや~楽しかった!!
大満足!
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