この記事は2017年4月8日の出来事です。
この日はマドリッド最終日。次の日にはバスに乗って南部のグラナダという町に移動します。
ということでグラナダ行のバスが出る南バスターミナル(地下鉄6号線Mendez Alvaroメンデス・アルヴァーロ駅直結)に比較的アクセスしやすい日本人宿「アルボル・デル・ハポン」に移ることにしました。
アルボル・デル・ハポンは最寄り駅が地下鉄1号線のTirso de Molinaティルソ・デ・モリーナで、南バスターミナルまでは一度乗り換えを挟んで6駅分の所にあります。
かなり清潔なアルボル・デル・ハポンのツインルーム。バスルームは共同ですが部屋に洗面台があって手洗いとか歯磨きとか、いちいち部屋を出なくていいので楽ちんです。
我々にはちょっと高めでしたが一泊くらい日本人宿に泊まってみてもいいかなっと。
そして図書室完備!旅行系、小説、新書、漫画、DVD・・・この部屋以外にもう一部屋分の蔵書があるそうです。マドリッドまで来て図書室に篭って日本語の本読みふけってしまいそうなので怖い。
そして、特筆すべきがシャワー!清潔、温度調節簡単(しかも途中で熱くなったり冷たくなったりしない)、水圧強め、浴槽あり、狭くない、水はけ良好、お湯が外にはみ出さない・・・
・・当たり前ですか?いやいや、外国のあらゆるシャワーを浴びてきて、文句のひとつも出ないシャワーなんて3%もありませんでした。それらも3つ星以上クラスのホテルです(3つ星でもダメなところはあります)。自覚なかったけど、日本人ってお風呂にうるさいんですね。
シャワーシーンの写真は割愛します(笑)
アルボル・デル・ハポンは予約サイトに載っていないので、公式HPからどうぞ。
図書室に後ろ髪ひかれながらも外出します。
アルボル・デル・ハポンの最寄り駅の隣、ソル駅まで歩きます。ソル駅周辺にはプエルタ・デル・ソルやマヨール広場(いずれも広場)があって、古き良き建物からお洒落なバル、カフェ、ブティック、大道芸人などが集まっており一日中飽きずにうろつける場所です。そういう所が徒歩圏内なのもアルボル・デル・ハポンのいいところですね。
プエルタ・デル・ソルから1キロ弱の所にある、由緒ある国立劇場テアトロ・デ・ラ・サルスエラで演劇のチケットを購入。一番安い席ですが5ユーロ!日本じゃ小劇場でも2,000円くらいするのに。
そしてこれがその芝居のポスター。どうやらこの日は千秋楽のようです。ちなみに内容とかは全然分かってません。
テアトロ・デ・ラ・サルスエラTeatro de la Zarzuelaの場所はこちら。周辺には劇場やら美術館やら、文化的なものが溢れています。
劇場の外観。路地に入った所にあるので分かりづらいかもしれません。
芝居は夜なのでそれまで周辺を散策して時間を潰します。
熊と山桃の像。これが見えたらプエルタ・デル・ソルです。
騎馬像もあります。
広場ではダンサーが人を集め、その他沢山の大道芸人がいました。
ざっとこんな感じ。着ぐるみはあまり動かない割に足が長めで機動性を確保したデザインでした。まぁスペイン人は足が長いから。台に寝そべっているだけの芸人と写真を撮り、顔を白塗りして座り込みおばちゃんと世間話しているだけの芸人などを見かけました。
プエルタ・デル・ソルはスペインの各地方へ延びる国道の起点になっている場所だそうで、国道のゼロキロメートル地点のプレートが埋め込まれています。
ゼロキロメートル地点。スペイン語ではキロメトロ・セロと言います。
人生のキロメトロ・セロだぜ。
広場を抜けて、次のマヨール広場に向かいます。
広場を繋ぐマヨール通りも面白い通りです。
そしてマヨール広場。フェリペ三世像がお出迎え。広場をレストランやカフェが囲むようになっており、プエルタ・デル・ソルより比較的落ち着いた雰囲気があります。物売りもいるけど。
貸衣装なのか、新手の顔ハメ看板なのか、服だけが立っています。そして派手なドレスではしゃぐ人たち。入学式かなんかあったのか?
マヨール広場を外れ、細い路地に入ります。こういう路地がある辺りはアウストリア地区というそうで、マドリッドの風情を感じられる場所なんだそうです。
うーむ、たしかに。落ち着きがあっていいですね。
楽し気なキャンディ屋やバル、マドリッドの母もいます。
そうして、付近にあったサンミゲル市場(メルカド・デ・サンミゲル)に入ってみます。
今まで経験した市場あるあるだと、
①床が濡れている
②魚or肉の未処理臭がする
③犬が何かを期待している
④ハエがブンブン
マドリッドの市場はどんなもんなのか?さあ、入ってみましょう。
うお!綺麗!今までのあるあるが全部ハズレた!
市場もとい食のショッピングモールですね。
この中の、魚のすり身が載ったカナッペを食べてみた動画があるのでよろしければご覧ください(動画ではタパスって言ってますがカナッペです)。
すり身をSURIMIと表記してあったのが面白かったです。
外に出ます。
レトロ看板を集めている店で見つけた武闘派のこどものコーラ。
ふと見上げると建物の上になにかいます。天使でしょうか。
ラスボスですか。
時間までカフェなどで過ごし、劇場へ向かいました。
千秋楽だからか、開演前はかなり賑わっていました。
照明席から。直前だけどスマホいじってます。
自分たちの席に着きました。
かなり高いところからの観劇です。5ユーロだから仕方ないけど、上手の一部が見えなかったり逆に下手の袖が見切れてたりしました。
劇場自体が厳かな雰囲気の造りで、ハッキリ言って劇の内容解んなくても楽しめます。
ちなみにセリフはスペイン語、上に英語の字幕が出てくれますが遠くて見づらいのと、僕のレベルじゃ理解する前に次の字幕に移ってしまうので、開始10分で雰囲気を楽しむ感じになりました(笑)
役者の動きも大きくダンス要素もあったし、オカマも出てきたので、面白い芝居だったと思います。
観劇後はアルボル・デル・ハポンまで歩いて帰ります。22時くらいなのに沢山の人出。
帰り道のテアトロ・カルデロンの看板。コロニアル風建築に、脚~!
更新情報はツイッターでも。bambi_handstand
ブログより1年早い?インスタグラムはこちら。zekkeibutoh
この時滞在していた宿はコチラ⇒アルボル・デル・ハポン