絶景舞踏

旅記事53 フィリピン脱出


シキホール島からセブ島に着いたときは、既に日は落ちていて、丁度帰宅ラッシュ時なのか、道路はかなりの渋滞だった。

次の日のフライトで私たちはフィリピンを出ることに決めて、この日はマクタン島の空港近くの宿に宿泊した。

私たちは、タクシーの運ちゃんと交渉するのもめんどくさいと思うほど、兎に角セブ島から早く脱出したかった。シキホール島の綺麗な空気が体に残っているうえで、セブ島の汚染された空気を吸うと、なんだか毒を吸っている気分になって、フェリーでの長い移動に合わせてどっと疲れが押し寄せてきた。

タクシーの運ちゃんは、宿の場所が分からなくてぐるぐる同じ道を走っている。

500ペソも払うのだ、早くしてくれ・・・

やっと宿を見つけた運ちゃんは、ちょっと気まずそうな顔をしていた。

 

マクタン島宿 ディーゲストハウス

 

今回泊まった宿は、ディーゲストハウスっというところ。

ここも日本人が経営している。経営者は不在だったけれど。

宿泊者の中に、日本人の夫婦がいたので、少し旅情報を交換した。この夫婦はずっと中国で仕事をしていたらしくて、アーリーリタイヤして、どうやらフィリピンに移住を考えているみたいだ。

溝だけトイレ時代の中国を知っているからか、フィリピンは住みやすいようだ。

9年前に私も中国に行ったことがあるが、確かに中国のトイレ事情は凄かったなぁと思い出した。

丁度北京オリンピックに向けて、開発が進んでいる頃だった。

あの時の中国も大気汚染のせいで、空はいつも灰色をしていて青空が見えることがなかった。でも今のセブの排気ガスよりは気にならなかったような記憶がある。

 

 

フィリピン最終日 マクタン島

 

次の日、フライトは夜だったため時間があったので、ご飯を食べにビーチリゾートの方に行ってみようとトライシクルを停めた。だが高かったので止めて宿の周辺をウロウロしてみた。

めぼしいお店もなく、途方に暮れていると、昨日は閉まっていたお店が開いているのを発見。

フィリピン最後の食事になるであろうが、フィリピン料理は頼まず、ハンバーガーとパスタを注文。

ここが結構美味しかった!!

良かった良かった!

 

宿に追加料金を払ってレイトチェックアウトを頼んでおいたので、夕方までゆっくりすることができた。

さあ!空港に行こうか!

嫌だ嫌だとぼやきながらも、フィリピンには3週間もいてしまった。

今日でお別れ~

島ごとに感じたことはかなり違ったが、正直この時は一刻も早くセブ島を発ちたかった・・・・

 

宿の近くはタクシーがあまり通らないような感じだったが、宿を出た瞬間タクシーが通り過ぎていった。

あ!っと思った時はもう遅くて通り過ぎてしまったのだけど、1,2分もしないうちに戻ってきてくれた。

このタクシーは何も言わなくても初めからメーターで走ってくれた。

最後はスムーズにいって良かった。

 

 

セブ・マクタン空港は仕組みがちょっとややこしかった。チェックイン前に一回目の荷物と身体の保安検査を通る。

通した後にチェックインして、チケットを受け取り大きい荷物を預ける。その後空港利用料ひとり750ペソ払う。これは現金のみなので、現金を残しておく必要がある。(ATMも近くにあるが、この為だけにATM手数料を取られるのも・・・)

払い終えたら、もう一回保安検査がある。

その後に出国手続きになる。

他の空港より保安検査が一回なぜか多い。

 

 

セブ空港ラウンジ

 

無事出国手続きをしたら、プライオリティパスを使ってプレミアムラウンジでゆっくりフライト時間まで待つだけ!

セブのラウンジはプラザプレミアムラウンジというところだった。

なかなか料理も美味しくて寛げた。

 

セブ空港ラウンジ 食事

 

さあ!次の国はどんなところだろう!

未知なる国に向けて、胸が躍った。


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プレミアムラウンジを使えると、空港がより楽しいものになります。

ラウンジには本当にお世話になっています。

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