ジョージタウンの散歩の延長、という感じで我々はガイドブックに載っていた建築物を見て回ることにしました。街全体が世界遺産のジョージタウン、ちょっと歩けばそんな場所に当たります。
最初に見たのはペナン島最古の中国寺院、観音寺です。
宿からチュリア通りをフェリーターミナル側にちょっとだけ戻るとぶつかる大きめの通り「マスジット・カピタン・クリン通り」を左折し、5分ほど歩いたところにあります。宿からは徒歩でおよそ10分。
19世紀に建てられた古い寺院ですが、未だに沢山の人が参拝に訪れ現役バリバリです。
鳥がいっぱいケージに入っています。鳥を買った参拝者が空に放つ光景をやたらと目にしました。生き物を逃がすことで徳を積むことになるようです。鳥を捕まえてきて(或いは繁殖させて)売る人間がいて、そのシステムを知ったうえで買った鳥を逃がして徳を積む。逃がすために捕まえとくって出来レース過ぎやしないか。。うーむ。このサイクルに足を突っ込んだら徳を下げそうな気がするんですけど。案の定、物乞いも沢山います。
そのサイクルには触れないように、巨大な線香に火をつけてお参りをします。線香を立てる箇所が多すぎてどこに立てたらいいのか判らなかったのでそれっぽいところに分散して立てました。
参拝者がすごく沢山いたのと線香が巨大なのとで煙の量がハンパじゃありません。香りは悪くないんですが、むせかえりそうでした。
より巨大な線香が。等身大サイズと言っていいのでしょうか。
この煙にやられたのか、この時から万琵の調子が悪くなってしまいました。それとも煙に纏わりついたヒトの業(ごう)に当たったか?
胸が痛くて呼吸するにも痛みが伴うようです。歩くのも辛いようでしたが、まだ外に出たばっかりだったので万琵は「頑張る!」といって次の場所へゆっくり進んでいきました。
次に見えたのはセント・ジョージ教会。目の前のマスジット・カピタン・クリン通りをすぐ先に進むとあるそれは、これまた19世紀に建てられた東南アジア最古のイギリス教会でした。
建物は上手な修復が進んでほぼ新築に見えます。なので古き良き外塀とのツーショットです。これは外から眺めただけです(笑)
次にはペナン博物館へ。昔のジョージタウンの写真や資料が沢山展示してあります。
香辛料の袋です。
第二次世界大戦の日本軍の資料展示もありました。
ペナン島の戦後の生活です。これは食堂ですかね。
この光景は・・・最近よく見ている景色だ。マレーシアの庶民生活はあまり変化がないのでしょうか。違うところといえば、みんなスマホいじってるところか。
万琵の体調が限界になったので、このあたりで宿に帰ることにしました。
海外で医者にかかるためには、海外旅行保険を掛けておくのが普通です。海外旅行保険には、出発前に保険会社と契約して掛けておくものもありますが、クレジットカードに付帯してくる海外旅行保険を利用することも出来ます。
ときに、2015年に海外旅行保険料が飛躍的に上がりました。対してカード付帯保険は保険料を支払う必要がないので費用面は大助かりです。ただし、保険期間が3カ月間しか続かないのと、保険内容がショボめなのが普通です。保険内容に関しては、複数のカード付帯保険を利用して保険金を上乗せすることで賄うことが出来ますが。
ちなみにカードによっては「利用条件付帯」という、向こうでカードを一定条件下で利用することによって保険期間をスタートすることが出来るものもあるので、3カ月ごとに順番に異なるカードの保険を開始させて期間を賄う方法もあります。我々はそのカードを作る間もなく退職して旅立ったので、新たにカードを作ることは難しそうです。いずれにしてもカード付帯保険では保険内容がショボめなので十分な保険になることはなさそうですが。
我々は長期に亘る旅をする計画なのですが、先ずは日本の近郊を巡る予定でいるのと、一時帰国することで万琵が舞踏の稽古を出来るという理由で、ひとまず複数のカード付帯保険を利用して、3カ月後に一時帰国することにしています。
飛行機などの費用を鑑みて、アジア圏からであれば日本に一時帰国をしても(次の旅費も込みで)長期の海外旅行保険よりは安く抑えることが出来ました。それほど保険料は高くなっていました。
アジアを巡った後は遠方に旅立つので、その時には一時帰国をせず、長期の海外旅行保険を掛ける予定でいます。
3カ月以内の短期の旅行ならカード付帯保険を複数同時活用する手は十分役に立つと思います。
万琵の症状は幸いにも、数日で回復していったので病院に行くことはありませんでしたが、言葉の通じにくい海外で体調を崩すことは想像以上に不安になるものでした。
生水は決して飲まない、氷も怪しいところのは口にしない、生食は極力避ける、夜に一人で出歩かない、昼間でも寂しい路地には行かない、宿でもドアや窓や荷物の施錠はしっかりするなど、日本ではおおよそ気にしなくてもいいことを気をつけなくてはならない(逆に日本が異常らしいですが)というストレスも、万琵の体に負担をかけていたような気もします。
気候もコンスタントに暑いので、ひとまずゆっくりしましょうかね。
ランキング好調です。ありがとうございます!
我々がこの時滞在していた宿はコチラ⇒D Mo Inn
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ペナン博物館に展示してあった輸送品のひとつ、シナモンスティック。ミルクティーにさしてひとつお洒落に余暇を過ごしてみては。
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