久しぶりの3つ星ホテル。
冷蔵庫が付いているから買いだめできるね!ビールだって冷やせるね!なんて言ってテンション上がっていたけど、こうゆう時に限って買うのを忘れる。
早く寝なきゃと思いつつ大概私たちは夜中遅くまで起きてしまうことが多く、朝目を覚ますのに勢いが必要になるが、前日も気づいたら夜中遅くまで起きてしまった。
だが、今日は象保護センターが8時半から開いているとのことなので、朝早く起きて象に会いにいくことにしていた。
朝気合で起きる。
象、象、象、象!
気合を入れて7時に目覚ましをセットしたが、もうちょっともうちょっとで起きたのは8時を過ぎてしまっていた。
泊まっていたC2レジデンスはバスターミナルから近いので、急いで支度をして出かける。
バス停に行くとチケットカウンターとは別に、停まっているバスの前でチケットを売っているおばちゃんが居て、どこ行く?と声を掛けてきてくれた。象、というとバスあるよ!とバスの前まで連れて行ってくれる。
料金は一人30バーツ。(90円)
安い!!
だが喜んだのも束の間で、次に出てきたおばちゃんの言葉は愕然とするものだった。
出発は11時ね!!
ん?11時?
おばちゃんに再度聞き返す。11時??
そう、11時!
この時の時間は9時。11時っていまから2時間以上時間あるじゃん・・・。それはないでしょ・・・。
と私たちはがっかりして、事前に時間を調べなかったことを悔やんだ。
もっと早いバスない?と聞くと、向こうのカウンターにならあるかも、とグリーンバスのカウンターに連れていってくれた。
グリーンバスで扱っているバスはあったはあったが、それも1時間後で料金がさっきのバスに比べてドーンと高かった。多分設備的に良いバスなのだろう。
どうする?しばしムラケンと相談。
結局私たちの結論は一旦ホテルに帰ることにして、安い11時のバスのチケットを買った。
バスターミナルに近いホテルで良かった!!
ホテルで食べていなかった朝食を済ませて、少し休んでいたらあっという間に11時近く。
バスターミナルに再度向かって無事にバスに乗車。
なんだかバスは私たちを待っていたのか11時前だったのに私たちが乗るとすぐに出発した。
あれ・・・早く出発してくれるなら、もっと早く来たのに・・
バスは安いだけあって、超古かった!!
勿論エアコンはついていなくて、座席もぼっろぼろ。でも元気に扇風機が回っていて、走り出すと生ぬるい外の空気ではあるが扇風機との相互作用で風がびゅんびゅん入ってきて、幾分マシになった。
乗車時間は35分程。
予めバスに乗っている乗務員に象保護センターで降りたいと告げておけば場所になったら教えてくれる。
バスはぶおーんと排気ガスを出しながら走り去っていった。
バスを降りた場所には立体の象が沢山!こりゃ解り易い!
バスを降りてから象保護センターの入口までは徒歩15分くらい。
道に看板があって矢印で方向を示してくれているので迷うことはない。
歩いていくとお土産屋さんが沢山あるエリアがあり、奥の方にチケット売り場がある。
チケット売り場から保護施設まではまだ距離があるのだが、チケット売り場の前に送迎バスが待機している。昔はこういった送迎車はなく更に歩かなければならなかったみたい。ありがたい。
チケットはエレファントショー、トランスポート含めて一人225バーツ。昔はエレファントショーは無料でみれたらしいが有料化されていた。旅中にどんどん値上がりしているのを感じる。チェンマイのツアーでよく組み込まれている象に会える施設なんかよりかなり良心的な値段だけど。
送迎バスで保護施設に着き少し歩くと、早速象が!!
象は幼少期に動物園で見た記憶しかない。
3年前に旭山動物園に行ったのに、そういえば象いたっけ・・・?みたいになっているし・・・。
今回は動物好きのムラケンの希望で象に会いに来た。
あまり興味のない私だったが、いざ象を目の前にすると、びっくりするほど大きくて大興奮した。
動物園の象はケージの中にいる象しかみることはできないが、ケージなんてない、本当に目の前に象がいる。
しかも強烈に魅了するものを持っていた。
デカいけど身体からやさしさがにじみ出ていて思慮深さを感じた。人間の思っていることなんてお見通しだよって感じ。
体に似つかわしくないつぶらな瞳が超可愛い。
このデカい脚で踏まれたら骨粉々で死ぬだろうな、という足でさえすごい可愛い。
象ってこんなに可愛かったんだ・・・!
猫とか犬とか可愛いの代名詞の動物だけど、多くの猫や犬は(たまに超ヒットする存在もいるが)私にとっては興味対象外の存在。だがこの時あった象たちは私にとって忘れられない存在となっている。
取り敢えず象に乗ろうと乗り場に急ぐ。あまり観光客はいないから走らなくても全然良いのに興奮で気が急いて走ってしまう。
象のライディングはひとり10分200バーツ。30分で500バーツ。一時間1000バーツ。これも昔の情報より値上がりしていた。
高いけど、10分だけ乗ることにした。
象に乗る場所は地上から3メートルぐらい高いところに設置してあった。
象をまぢかでみたことがなかった私としてはなんでこんなに高いところなんだろうと思っていたが、高いところに設置してある理由はあきらか。象がデカいから。
象使いが頭に乗った超でっかい象が、向こうからのっしのっしとやってくるではないか!!この施設で見た象の中でもひと際大きい象だった。なんという迫力!
目の前に止まって象の背中に設置された椅子に乗り込む。
ひえ~怖い!思った以上に高い。
歩く度左右にグラグラとゆれた。揺れに弱い人は象酔いというものもあるらしい。
上からみた象の背中は堅い皮膚に覆われていて、太い毛が生えている。触ってみると思ったより柔らかかったが、内部の筋肉の強さを感じる。
脚は太くて、爪もとても大きい。フンフンと鼻息が聞こえる。
可愛い!
ぱったぱったと耳をふったり、途中水辺に入ると長い鼻で水を掬って放射しながらおしっこタイム。
おしっこの量も多い!
ムラケンと共にきゃっきゃとした。
ライディングの後は象の水浴びがあるとのことで、象と共に向かう。
象使いが乗る時にこうやって前足を追って乗りやすくする。
象も凄いけど、象使いもこんな大きな象を調教できて本当凄いと思う。
水浴びの前に餌やりの時間があり、トウモロコシをあげてみると、長い鼻をこれでもかと言わんばかりに伸ばして鼻でくるっと取っていく。子象は食欲旺盛だ。
トウモロコシをうまく離さないと手まで持っていかれそうになる。
水浴びは象にとってとても楽しい時間なんだな、と伝わってきた。
子象はものすごくはしゃいでばしゃんばしゃんやりながら母象に甘えていた。まるで人間みたいだ。
そんな嬉しそうな象を見て象使いの人たちも嬉しそうにしていた。とても象を大切にしていることが窺えて、私も嬉しくなった。
ムラケンは子象にいたずらされて鼻息を掛けられていた。生温かかったらしい。
水浴びの後は象の運動も兼ねたエレファントショー。会場には象が太鼓をたたきながら一列になって向かう。
エレファントショーは自己紹介したり、寝そべった状態から起き上がる練習をしたり、重たい丸太を運んだり、最後はお馴染みの象のお絵かきのコーナーがあったり、盛りだくさんで楽しめた。
本当に賢いと感心してしまった。
でもやっぱりこうゆう自由さが良い。ショーの間でも平気でトイレ(笑)
変な植物を見て今日はこれで帰ることに。
大切にされている象はやっぱり表情が優しくなるのかなと思った。
象は魅力的な存在だ。良い時間だった。
帰りのバスはひたすら待つしかなく、炎天下の中40分ほど待った。
バスが向こうからやってきたときの有り難さ。
帰りのバスもおんぼろ!
同じく一人30バーツ!!
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