絶景舞踏

旅記事18 テカポに移動


テカポはマウントクックからバスで一時間ちょっとで近い。インターシティバスで一人NZ$53。

高い。

夏季限定(10月から5月)でNZ$38のシャトルバスもあるらしいが、朝の早い時間しかなく、予約方法が、一度バス会社にメールを入れて、空いていたら返事がくるというもので、私達は何度かメールを入れてみたが返事が来なかったので、高い方のバスで移動することにした。

ロッジの人が気を利かせてくれたのか、ドミトリーの相部屋の相手は、4泊中2泊は一人旅の日本人、二人だった。一人はオーストラリアでワーキングホリデーを終え、もう一人はニュージーランドでワーキングホリデーを終え、それぞれニュージーランドを周ってから、日本に帰国するらしい。

同じ日にみんなマウントクックを去るということで、互いにこれからの旅路の安全を願って別れた。

ニュージーランドでワーキングホリデーをしていた子は、ヒッチハイクで周っているらしく、体と同じくらい大きい、ぎっしり荷物の入ったバックパックを背に、もう一つパンパンのリュックを前に背負い、更にもう一つ肩から掛けて、大きく切った段ボールに次の目的地を書いたものを持って出発。

すごい。

バスはお昼過ぎの出発だったので、毎日の日課になった、ハーミテイジホテルの食料品売り場に歩いて行った。

空は、ちょっとどんより曇り気味。

途中、YHAに泊まっているという日本人のおばさんにプラグ変換器をもっていないか尋ねられた。

おばさんは12人のドミトリー部屋に泊まっているらしく、朝食から帰ってきたら、無くなっていたという。

変換プラグなんて盗ってもしょうがないしねえとか話していたが、私達も今日去ってしまうから、何もすることが出来ず、次の町に売っていることを願って別れた。

あとから、オーストラリアでワーキングホリデーしていた子に聞いてみたら、変換器はよく盗られるということだった。

この子自身もドミトリーには慣れているらしいが、相部屋の相手が日本人で、こんなに熟睡したのは久しぶりだと言っていた。

治安が良いニュージーランドではあるけれど、日本の常識は世界の非常識。いろんな人が泊まるドミトリーでは、やっぱり気をつけなきゃいけないんだなあ。

 

ニュージーランドに来てから、無性にポテトチップスを食べたくなった。

トランス脂肪酸がなんだ!!

ということで、ポテトチップスと、L&Pと書かれた蛍光色の変なジュースを買った。

日本にいたときは、自分なりにだが、食べるものに気を使っていた。

高いなあ、と思いながらもオーガニック食材を買い、美容に良いといわれるものや、栄養バランス、添加物を調べたりしていた。

もはや、そんなことしていた欠片も感じさせない食生活だ・・・。

ポテチ、うまい。

ジュース、まずい。

雨のマウントクック

ハーミテイジホテルのロビーの近くのラウンジで食べていると、かなり強めに雨が降ってきた。

ロッジまで戻らなきゃいけないのに、こりゃかなり濡れるな。

外を見てみると、外人さんはまったく気にせず雨にがんがん濡れながら歩いていた。

恰好良い。

海外では傘をさしている人をあまり見ない。

 

テカポは星空世界遺産に申請中の町。

ありゃ、テカポ、雨じゃん。

天気予報を調べてみたら、ちょうど私たちがテカポにいる間、

曇り時々雨だった。

テカポは人気の観光地。安い宿が取れず、私たちの滞在予定は2泊だった。

私の雨女、発揮か!

外国の人のように気にせず歩くことはできず、全速力で走ったが、かなり濡れてロッジに戻った。

バスは時間通り、ロッジの前から出発。

ガラス越しの雨のマウントクック

ずっと雨。

テカポに着いたときには、ムラケンの晴男がパワーを発揮しだしたか、雨は止んでくれた。

 

曇りのテカポ

 

テカポもとっても小さな町。
どんよりと暗いけれど、ここもとっても綺麗!!

 

テカポ湖の橋

 

テカポ湖の橋

明日はちょっとでも晴れてくれたらいいなあ。