UAEの中でも石油産出の少なかったドバイは、早くから金融や観光に力を注いでいたのが上手くいって観光産業がとても充実しています。
観光客が大勢来るところ、当然ショッピングモールがあります。
我々の経験上では大都市のショッピングモールは正直、どこも同じ感じで、必要なものを買う以外には暇つぶし要素くらいにしかならないものでしたが、ドバイにあるショッピングモールは違うらしい!ということだったので取り敢えず「お金の掛からない観光」という名目で足を運んでみることにしました(なにも買わないつもり笑)。
それってやっぱり暇つぶしなんじゃ・・とかは言わない約束で。
とはいえローカルな市場「スーク」とは違ってショッピングモールはやっぱり大多数に気に入られなくてはならないため、どこも似通った風合いになってしまうんじゃないの~とあまり期待はしていませんでした。
語弊のある言い方を敢えて避けずに言うならば、どこもお台場にあるビーナスフォートみたいなんじゃないかという勝手なイメージです。
こ、これは決してビーナスフォートが悪いと言ってる訳ではなく、むしろお台場が「世界のドバイ」に引けを取らないクオリティであろうと想像しての発言ですので悪しからず!ビーナスフォート好きですよ!
我々が行ったのは「イブンバトゥータモール」と「モール・オブ・ジ・エミレーツ」のふたつのショッピングモール。その他にも紀伊国屋が入っているドバイモールなど、ドバイにはモールがたくさんあります。
1、イブンバトゥータモール
ドバイメトロのイブンバトゥータ駅からすぐのところにあります。
イブンバトゥータは14世紀のベルベル人(サハラ砂漠の先住民族)の探検家で、史上最も偉大な旅行家のひとりと言われています。
彼の探検した地域にちなんでモール内は、ペルシャ、チュニジア、アンダルシア、エジプト、インド、中国エリアの6つに分かれていて、それぞれが独特の内装になっています。ショップのコンセプトがそのエリアに関係しているというワケではないようですが。
そしてここのペルシャエリアには、世界一美しいスターバックスがあるとのことで、コーヒー好きの我々としては行かずにはいられません。
ドーム天井に繊細な装飾が施されて、確かに美しい!・・・けど、これはスタバが、じゃなく、美しいモールの内装の下にスタバがあるだけのような気が。
スタバの横にはイブンバトゥータの旅で使った当時の道具や文化などが展示してあります。我々は探検家というワケではありませんが、イブンバトゥータにちょっとあやかりあやかり。ちなみに普段僕が掛けてるメガネは「マルコポーロ」です。
中はミニ機関車が走っています。お馴染みダイソーも入っています。
チュニジアコート。ここにもスタバが。
アンダルシアコート。
インドコート。
中国コート。
中国コート内にはクリスマスツリーと生身のサンタがいて記念撮影の順番待ちになっていました。我々は、隠し撮り(笑)
イブンバトゥータモールを出たところの風景です。なんか穴あいてる。
ちなみに、フィリピンやベトナムでお世話になったファストフード「ジョリビー」も入ってます。
2、モール・オブ・ジ・エミレーツ
ドバイメトロのモール・オブ・ジ・エミレーツ駅に直結しています。
モールの中にスキー場があります。雪があって、リフトが動いてます。
ペンギンが歩いています。ここ、12月でも日中25℃超える国よ?ぶっ飛んでます。
ここもクリスマスっぽい装飾になっていました。
そして、理由があってドバイモールにもう一度行きました。
それは、
紀伊国屋書店に寄って、次の「地球の歩き方」をゲットすること!
地味な理由ですが、重要(笑)
我々は世界旅行をするうえで、予め遠い未来までの計画を立てずに行動しています。言い換えると「行き当たりばったり」「無計画」。
メリットは急な変化に柔軟に対応できること。たとえば計画に入っている都市でテロが起きただとか、政情不安で治安が急速に悪化しているとか、天変地異が起きたとか、そういう事態があった場合に、予定変更して難しい場所を避けた安全策が取れる点です。
デメリットは、航空券や宿を直前になって購入するので割高になってしまう点、また(これは防ぐことが出来るものですが我々は横着者で)4手、5手先の状況まで調査せずに計画するため、その4、5手先で不備が生じるケースに対応できないという点です。
今回は、そのデメリットの後者に当たってしまいました。
次の目的地にはイランを計画していました。
先に行っておきます。イランには行ってません!
理由は、今後アメリカ大陸に渡る可能性が非常に高いこと(というかほぼ確実に)。2014年から、イランやスーダンなどへの渡航歴がある人は(日本人であろうと)アメリカ合衆国にはeビザのESTAだけですんなり入ることが出来ず、ひとり160ドルかけて10年ビザを取得する必要があります。
というのを、散々本を探し回り、航空券を購入した後に知ったのでした。
アメリカのビザ取ってしまえばいいのかもしれませんが、中南米各国を行き来するのにUSA経由の飛行機が意外と多く、その都度気にするのも嫌なので今回はイランを見送ることにしました。
国によって行くことが困難だったり不可能だったりすることが当たり前の世の中です。世界よ、もちっと平和になれよ!
ちょっと話題を戻してドバイにある紀伊国屋書店。紀伊国屋には新宿東口店や南口店はもちろんのこと、クアラルンプールでもお世話になりましたが、まさかドバイでも利用することになるとは(笑)
探したのはイランの地球の歩き方。楽天KOBOの電子版が無かったので書籍版が見つかればいいな~と赴いてみました。
紀伊国屋書店ドバイ店、広いです。外国語の本も当然沢山ありますが(収益のメインはこっちでしょうし)、日本語のコーナーも相当あります。テナントの家賃が高そうなドバイモールですが、大丈夫なんでしょうか。
理由が無くても本屋で長居してしまう本屋好きな我々、地球の歩き方を探しつつ色んな本を立ち読みします(また)。マンガも小説も新書も沢山。海外だったら、日本のサブカル系書籍(イラスト多め)が売れそうですね。日本からの輸入ということなので、日本で買うより割高です。
しかしかなりの蔵書を誇るこの店でも、地球の歩き方イラン編は見つかりませんでした。ここでなければどこにも無いでしょということで、英語版のロンリープラネットを購入しました。
ま、結局読まないことになるんだけどね。本屋楽しかった!ということで。
ときにこの頃は僕の誕生日ということで、胡散臭い安宿を離れ、一泊だけちょっといいホテルに宿泊することになりました。
今までの宿があったデイラ地区からクリーク(入り江)を渡ってバールドバイ地区にある「アル・ファヒディ歴史地区」。そこにあったのが「Barjeel Heritage Guest House」。
遺産保護のために残してある古い建物を改装して造ったホテルで、外観は砂の国らしくシンプルですが内装はきれいで広く、とても趣がありました。タオルも2枚ずつあるし、シャワーの水圧もいい!
屋上からはドバイクリークが見渡せます。
一万円くらいするホテルですが、たまたまエクスペディアのクーポン券を持っていたので安く泊まれることに。ちなみに朝食もついてます。
万琵が舞踏を踊るのにドバイって向かないよな~と思っていましたが、このホテルの中庭が意外といい雰囲気だったので一本撮影できました。その踊りは別の記事でご覧ください。
最後に寄ったモール・オブ・ジ・エミレーツでワインや食材を購入してミニパーティー!
我々にとって相当贅沢な宿でしたが、ドバイには一泊20万円以上かかるホテルもあります。上を見ればキリがありませんが、いずれ挑戦したいものです。
翌朝にはまたクリークを渡ってデイラ地区に。安宿回帰です(笑)
移動時にドバイクリーク(運河)前で倒立!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Barjeel Heritage Guest House