絶景舞踏

旅記事370 アフリカのベネチア?!ガンビエに行く


この記事は2017年6月10日の出来事です。

ベナンのコトヌーにアフリカのベネチアと呼ばれている場所があるという。

イタリアのベネチアっていったら、多くの人が行きたい場所に入っていると思われるが、ん?アフリカのベネチア??逆に興味がそそられるのは長旅による感覚のズレのようなものであろうか。

私もムラケンもこの世界一周旅では、イタリアのベネチアには訪れていない。このアフリカのベネチアと言われる場所が、本当にベネチアと銘をうっても良い場所かどうかは、本場に行ってないので分からないが、きっと良い場所に違いないと胸を躍らせていた。

とういうことで、この日はJICAのカヨコさんも交えて、旅仲間と共に、アフリカのベネチア、ガンビエという場所に遊びに行った。

ワクワク。

コトヌーからは適当にタクシーを拾った。タクシー一台5000CFA。皆で割り勘すれば安くすむし、経済的だ。

ボートの料金表

タクシーから降りると、目の前には大きな湖らしきものが見えている。

その前にはボートの料金表がかかれた大きな看板。

料金が書かれてあるなんて、珍しいじゃん。

ボートを探したりしなくても大丈夫。突っ立っていれば外国人の私たちを目ざとく見つけて、俺のボートに乗らないか、とすぐに声を掛けてきた。

大きな看板に価格がかいてあるにも関わらず、吹っ掛けてくるのはご愛敬。

シホちゃんが値段交渉をしてくれた。

地元の人にとっても交通手段

ボートは地元の人にとっても大切な交通手段だ。

沢山のボート、というか小舟でひしめきあっている。

屋根付きボート

私たちが乗るのはエンジンもついている屋根付きボート。だが、ショボい遊覧船だ。

ボートを漕いでくれる人

こやつがボートを漕ぎながら、私たちを案内してくれる。ガイド兼ボート漕ぎ。もう一人後ろで漕いでくれるおっちゃんもいる。

ボートとガイドで一人5000CFAで交渉成立。

この先頭さんは、なかなか愉快な人で場を楽しくさせるためか漕ぎながら歌を歌ったりしてくれる。こちらもリズムに乗ると、なかなか楽しい。

漁をする人々

ガンビエは人々の暮らしの場所でもあって、こんな風にして魚を取っている地元の人も沢山見かける。

実はここ、ベナンで一番大きな湖らしくて15000ヘクタールあるらしい。名前はLake Nokoueで、長さは8Km。

よく比べられる東京ドームで例えてみると、15000ヘクタールは東京ドーム約3208個分らしい。

この湖が面白いのは12月~8月の9カ月の間は深さが1.2mで海水、9月~11月の3カ月は真水で深さが2mになる、とガイドのおにいちゃんが教えてくれた。

今は6月だから、この湖は海水と言う事になる。

ガンビエのシンボル像

この像はガンビエのシンボルとなるものらしくて、奴隷売買から逃れた時に鳥がたすけてくれた、というところからきている。

崩れかけている家

ボートに揺られていくと、段々建物が多くなってきた。

この雰囲気ミャンマーのインレー湖を思い出す。

この建物は大きくて立派だけれど、左側が水没してしまっている。

水上コテージの造り

家の土台となるところがしっかりと見えている。

水上の家は5年~10年で作りなおされるらしい。

教会

一際目立つ建物は、教会。信仰というものは凄いのぉ。

住居地へ

さて、船は滞りなく進んでいき、居住区らしきところにはいってきた。

おじゃましま~す。

家の軒先からこちらを見物する少女や、手慣れた手つきで小舟を漕ぐ少年。

湖で水浴びしていたりする姿も見えて、人々の生活が垣間見える。

少年が小舟を漕ぐ

こちらの少年は沢山の葉を船に乗せて運んでいる。

こんな小さいのに、なんて偉い。

誇らしい顔つき

あどけない顔付きと大人っぽさが混在している気がする。素敵な顔つきだと思った。

病院

小さいながら病院もあるようだ。こういった病院がどれだけ機能しているかはわからない。

大きな木

ここは多分島になっているのか、立派な木も茂っている。この木なんの木、を思い出す。人々にとってはこの村のシンボルになっているのかもしれない。

この木集合ね、みたいな。

お土産屋さん

一通り、人々の居住区らしきところを通って、最後に連れてきてもらった所はどうやらお土産屋さんらしい。

宿泊施設らしきとこもあるようだが、本当に泊まれるのかは不明。蚊も沢山いて、暑いし快適ではなさそう。

お土産屋さん
面白いデザインの仮面
お土産屋さん2
立派な椅子
お土産屋さ3
めちゃ長い人体
お土産屋さ4
お地蔵さんのよう

建物の中に入ると、奇妙なものが沢山。

見るのは楽しいが、買うのはちょっと…。

白人の観光客は買っている人もいたようだが。もの好きだと思う。

こんな所にも猫が

こんな水上集落にも猫がいる。なんだか誇らしげな顔つきをしている気がする。

船の上で商売

お土産屋さんからでると、また生活感が溢れてくる。

ここで暮らしている人の大半は、このように船の上で商売したり、魚を釣って売ったりして暮らしているのだろう。

勿論観光の場としても機能しているだろうが、どちらかというと生活の場におじゃましているというニュアンスの方が強い感じがする。

子供も大人も沢山いて、活気がある。

そして私たち観光客を良く思っている人もいれば、良く思っていない人もいる空気があった。

私たちのボートに最後はなぜか地元民が乗り込んでくる。こっちではチャーターしたとしても、こうゆう事はよくある。

あくまでも、観光客より地元民。

でも、なかなか見応えあって、お邪魔させてもらえて良かった。

けど、ベネチア?!(笑)

湖で獲れた魚

船を降りて少し進むと、市場があった。

湖で獲れたであろう小魚が並んでいる。

ゴメン、美味しそうとは思えない(悲)

パイナップルの山

ここにも沢山!!

ベナンと言えばパイナップル!!

大量だ。

魚の干物

魚の干物も売っている。

干物は有り難い保存食。

鳥も丸ごと
鳥かごの中には、よりどりみどりの鳥たちが。
これはなんだろう

これはよく見かけるのだが、何かは微妙。多分芋。

あげ芋

お昼ご飯は、以外と美味しい揚げ芋。

JICAの女性はベナンに来ると、大抵太ってしまうらしいのだが、その理由はこういった食生活にあるという。

私も旅をして、順調に太ってる!!(笑)

アフリカでは、太った女性の方がもてるのも確かだが、揚げたものや、炭水化物系のたべものが多いので、気にしないで食べていると、思った以上に高カロリー食になってしまうのだ。

でも旅をしていると、日本で気をつけることに気を揉まれていた自分がバカらしくも感じてくる。

というか、気をつけることが出来ていたのは、食べ物が豊富だった日本だから出来ることのような気もする。

まぁ、何事もほどほどに(笑)

しかしまぁ、アフリカのベネチア、どうもベネチアとはほど遠い感じが伺えるが、エネルギッシュな人々の生活を見れて、大分満足!

アフリカはどこに行ってもエネルギッシュだ。

本場のベネチアにも行ってみたいなぁ!


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