絶景舞踏

旅記事42 貧しい装備でシュノーケリング初体験


日本にいる間は、憂鬱な理由で朝早く起きる、ということばかりでしたが、旅に出てからの早起きは、

世界自然遺産を見る

次の街へ行く

日の出を見る

アイランドホッピングに行く

という、ルーティンワークとは違う心地よい目覚めになるものばかりです。旅に出たいと言い出した万琵に感謝です。

 

5:45に部屋を出ると、思っていたのとは違って空は明るくなりはじめていました。フィリピンの朝は早い。

我々の服装及び荷物は、水着、ビーチサンダル、Tシャツ、速乾タオル、防水カメラ、腕時計、サングラス、裸の1,000ペソ、以上。ドラクエの最初の村を出るときみたいな。そんな装備で大丈夫か?宿には小さめながらセキュリティボックスがあるので、貴重品はそこに押し込んできました。

浜辺という名の船着き場に昨日の勧誘のあんちゃんがもしいなければ、デポジットで支払った300ペソを騙し取られることになるので、その心配をしつつ海へ向かいます。

無事に彼を発見し(というか向こうから声を掛けてきた)、杞憂であったことを喜ぶとともに、一緒にいた5人が日本人でないことにやっぱりなと思うのでした。まぁ、中国人と台湾人だから判らなかったのかもしれませんが。

取り敢えず残りの代金として裸の1,000ペソを握らせ、無一文になったあとは彼に良きようにしてもらうだけとなりました。

 

ボートは砂浜に錨を刺して停泊しており、ボートに乗り込むには海にバシャバシャと膝くらいまで入っていってハシゴで上ることになります。始めからビーサンを履いていないと面倒です。男が上るときにはあまり手を貸してくれないのですが、女性が上るときには率先して手を掴みにくるあんちゃんと船頭。よく言えばレディファースト。悪く言えばスケベですね。

メンツは台湾人(ゲッソリ君と丸い彼女)のカップルと、中国人の3人組(カップル+連れてこられたっぽい男)という組み合わせ。連れてこられた男はもしかしたらどっちかの弟かな?

乾いたライフジャケットを全員が着用すると出発です。他の人たちは、乗るなり爆睡しています。最初は手漕ぎで海から離れていき、座礁しないところまでいくとエンジンをかけスピードアップします。

見る間に浜から離れていって海が深くなると、水の色も変わって深い色になり、ちょっとした恐怖感があります。こんな緩い波ですらまともに受けて揺れるこんな軽いボートで、360度海に囲まれたらなんだか帰って来れないんじゃないかという思いがしてきます。

アイランドホッピング ガイドの兄ちゃん後ろ

アイランドホッピングの他の同じようなボートを眺めることと迷いなく進む船の風を受けることとでその心配を流しながら進んでいくと、

「ドルフィン!ドルフィン!」「え、どこ?あっ!いた!キャー!」

イルカを探す

僕にはどこにいるのか分かりません。そういうのを見つけるのが上手い万琵が羨ましい。

イルカ発見

ドルフィンを探せ!こっちの写真の中には確かにいます。僕は「ウォーリーを探せ」に一日掛かるほど苦手なので難しかったです。

イルカは群で行動するので、実は海面下にかなりの数がいるそうです。写真には収められませんでしたが、ジャンプもしてました。

ガイドのあんちゃんは興奮して手を叩いて「奴らはバスケットボールもするんだぜ!」と言っています。しかしその話は3回目でした。つくづくこの仕事が好きなんだなぁ(笑)

 

そうしてイルカと遊んだあとはシュノーケリングの地、バリカサグ島に向かいます。エンジンを止め手漕ぎに切り替わると透き通る海の下にはサンゴが見えてきて、海の色も群青から水色、青緑色と優しく変わっていきます。

青い海

バリカサグは遠浅の海で波も穏やか、熱帯魚やウミガメも訪れる、シュノーケリングのメッカです。

昆布のようなおっさん

ウミガメです。嘘です。

ウミガメはいなかったので、代わりに昆布のように揺らめくおっさんです。ウミガメに見えなくも、ない。

 

一度島に降り立ち、シュノーケリング道具を借ります。誰が口をつけたか分かりません、ちゃんと洗っているかも分かりません、が仕方ありません。まぁこだわりませんが。

船に乗りこみ、少しだけ離れたところに錨を下ろします。

今から初体験のシュノーケリング

さぁ、潜るよ!

足がつくかつかないか、くらいの浅い海ですが、北海道出身で海に殆ど入ったことのない(しかも泳ぎが苦手な)僕は既に怖いです。

ちなみにサンゴは硬く鋭いので、裸足で触れるとすぐ足が切れてしまいます。ビーサンが脱げないように気を付けていましたが、やはり脱げて慌てました。それが万琵には溺れているように見えたそうです。シュノーケルから水が入って海水飲んだし、ビーサンが水に浮くことすら忘れてキャーキャー言ってたので、多分溺れてたんでしょうね(笑)

中国の子たちはダイビングスーツみたいなのを身にまとい、マリンシューズなるものを履いていました。なるほど、マリンシューズはいいなぁ。

冷静になって潜ってみると、いやあ、美しい!

色とりどりの魚

熱帯魚がたくさん。

ニモ

見えづらいですが、ニモ(クマノミ)です。

黒

ウミガメの正体です。

シュノーケリング 万琵

三角筋の発達した万琵。

 

楽しく浮かんでいると、みんながボートに上がっていました。あれ、もう終わりなのかな?と思って様子を伺っていると、どうやら休憩しているようです。そして顔色が悪い。あれ、酔ってるのか?シュノーケリングって、酔うのか?連れてこられた男も中国人カップルの彼女の方も、海にモドしていました。それを見た万琵ももらいゲロでした。魚が集まる~

連れてこられた男はなかなか可愛げのあるいい子で、万琵の心配をしてくれていました。自分もモドしてましたが(笑)

 

全員が船に乗り浜へ、と思ったらあんちゃんに「お前は泳いで船を押せ」「な~に~!」

泳ぎながらまた海を見れたのでまぁよしとするか。

あー気持ち悪

海はこんなにきれいなのに、具合悪そうな万琵・・・またすぐあの船(左奥)に乗るんだけど、大丈夫かな?

 

海では海水を多少飲んでしまったせいか、トイレがやたらと近くなりました。5分10分の間に何度も用を足すとは。そこのトイレは水洗なのですが、ボタンやレバーで流すのでなく、横のバケツに溜めてある水を手桶に汲み取って流すシステムでした。その手桶の取っ手は汚かろう。酔いを免れたゲッソリ君と僕は「君は大丈夫?」と声を掛けながら交互にトイレを行ったり来たり。

余裕なムラケン

濡れた海パンを少しでも乾かして、の合間にシュノーケリング道具貸しのおっさんの奥さんが、お土産を売りに来ました。いくら?って訊いてみたものの、我々が無一文なのを知ると信じらんねぇみたいな顔をして離れていきます。お金持ってたら買ってもよかったかもね!残念でした!


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今回はこのカメラで撮影しています。海山熱帯寒冷地・耐衝撃様々な状況に対応!海中で撮った後は真水で洗いましょう。塩がこびりつきます。

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