絶景舞踏

旅記事64 インビマーケットとKLCCツインタワー


新しい都市での我々の最初の課題は、安くてうまい食堂を探すことです。さもなければフィリピンで過ごした時のように、ショッピングモールのフードコートかジョリビー(ご当地ファストフード)か、行ったり来たりすることになるのです。マレーシアにジョリビーはありませんが。あとは、万琵の趣味でガイドブックに載っている有名処を押さえておきます。

最終的には安くてうまい食堂が徒歩圏内にあることが理想的です。前日に行ったインド料理屋は美味いんですが、ちょくちょく通うほど安くはなかったので、スタメンには入りませんでした。

というワケで、クアラルンプールにあるホーカーズ(屋台街)を目指して、商業地として有名な「ブキッビンタン(Bukit Bintang)」に近い「インビマーケット(Imbi market)」に向かいました。発音しづらいですね。

 

余談ですが、KL(クアラルンプール)にはKLIA(KL国際空港)やKTM(マレー鉄道)やLRT(地下鉄)があってKFZ(なりつ)です。

この街ゃ暗号だらけだよ。シンガポールの地下鉄は何でしたっけ、あぁそう、MRT。

 

インビマーケットに行くには、宿の最寄り駅バンサーからLRTで一駅のKLセントラル駅へ、そこでKLモノレールに乗り換えて約25分乗るとインビ駅に到着します。そこからは徒歩で約15分で着いた、のですが、改めて調べてみたら2016年7月現在はインビマーケットのこの場所、改修工事のため閉鎖されていました!

なんてこった。思いおこせば当時(2016年4月)周りは再開発工事だらけでホントにこんなトコにホーカーズなんてあるのやらと思った記憶があります。ちなみに5月末から別の場所で再開しているみたいです。

 

もうお昼頃ではありましたが、インビマーケットのホーカーズに到着しました。お昼頃ともなれば殆どの店が片付いてしまっているという朝方のホーカーズでしたが、営業している店を見つけて屋台ハシゴに挑戦してみました。

何をどう注文していいか分からず右往左往していた時、隣の店の人がやってきてあれこれ説明してくれました。ついでに注文までとってくれました(笑)

インビマーケットでテタレ

麺と、テタレという甘いドリンク。コーヒーと紅茶を混ぜたもののようです。ここの氷は生水から作ったものでないか、ビクビクしながら飲みました。麺もさっぱりしていたし、ドリンクの甘さも酷暑の中を歩いてきた我々にとってはかなりの美味でした。2つで8,5RM(リンギット)約220円てところ。ちなみにドリンクは注文とってくれた隣の店員の店から買ったものです。悪しからず。

続いてはベジタリアン食堂。中華系民族の多いこの国では「素食」と書かれることも多いです。

ベジタリアン屋

3Dメガネが欲しくなるテーブルクロスですが。

ベジタリアン食堂は、肉を一切使いません!蛋白源は専ら大豆!ベジタリアン用とのことで、野菜大好き万琵が大喜び。万琵は肉も食べますけど。さっぱりした味わいなのかと思って食べたら、結構油っこいです。肉は使わないけど油はふんだんに使うのね。植物油でしょうけど。

二人で14RMなり。約360円かな。

インビ素食おばちゃん

迷っていたら「コレはおススメよ。食べなさい!」とほぼ勝手に盛り付けていってくれた優しいおばちゃん。熊本の地震のことも心配してくださいました。美味しかったよ!

 

サービス精神旺盛なおばちゃんのお陰で結構腹が膨れた我々が次に向かったのは、新峰肉骨茶(Sun Hong バクテー)。まだ食うのか!

ここはガイドブックに載っている1971年創業のバクテー専門店です。肉骨茶とは、豚肉やホルモンを漢方薬で煮込んだスープ料理のことで、長時間煮込んでいるので具は柔らか、漢方が染み込んで臭みもなく身体にも優しい料理です。肉骨茶と書いてバクテーと読みます。

器をお湯で洗う

先ずは食器を目の前で消毒してくれます。ボウルの中はお湯。意外と気の利いたシステムです。

肉骨茶

これがバクテー。漢方の香りがかなり強く出ているので、大正漢方胃腸薬が苦手な人は、厳しいでしょう。

肉骨茶の中身

ホルモンです。腹いっぱいだけど、美味しいです。

肉骨茶で飲んだ甘い飲み物

バクテーと共に注文したドリンク。フルーツティー的なものです。例に漏れず、激甘。うへぇ。

甘い飲み物の中身

飲み干しましたけど!

因みに一緒に頼んだ中国茶が久しぶりのさっぱりドリンクで、がぶがぶ飲んでしまいました。なくなると店員がやってきてお湯を足してくれるので、延々飲めます。お陰で水っ腹。

バクテー屋はトータルで48,95RM。1,270円くらい。贅沢してしまいました。

 

腹がパンパンになったので次なる目的地へ。KLCCペトロナスツインタワーに向かいます。CCはシティセンター。

 

クアラルンプールには、市内を巡回するGOKLという無料バスが走っています。GOKLは7月現在レッド、ブルー、グリーン、パープルラインの4本が運行していて、市内のいろんなところに無料で行くことが出来ます。

インビの次の駅ブキッビンタンの北側にそのバス停があるので、そこまで歩きます。パープルラインに乗るとKLCCタワーまで一本。バス停には結構人がいたのでみんな無料バスが目当てなんだなぁと勝手に思ってましたが、無料バスにはあまり乗ってきませんでした。

ツインタワー

着きました!ツインタワー!これはタワーの中庭らしきところから撮った写真です。

ツインタワー下の噴水

後ろを振り返ると噴水が。椅子に座る人、地べたに座る人、皆さん憩ってました。

巨大なショッピングモールを擁するタワー。最大の目玉はタワー上階から見下ろせる、クアラルンプールの夜景でしょうか。見なかったけど。丸の内にいるんじゃないかと錯覚してしまうくらいの発展度です。

このタワーには紀伊国屋書店が入っています。本屋が好きな我々ですが、海外で本屋に寄ることは殆どありません、英語ばっかりなので。しかしこの店には日本語の本のコーナーがある!クアラルンプールに住む日本人がとても多いことが窺えますね。

久しぶりに溢れる日本語に、水木しげる氏の本とか短めの小説とかを立ち読みしているうちに、日が傾き始めてしまいました(笑)もうなんなら買っちゃおうかとも考えたんですが、日本からの輸入品、日本より高いのは当たり前ですね。マレーシアの物価と比べるとあまりに高い買い物になるので断念しました。

本当に用があったのはスーパーマーケットです。調達すべきは飲み水、果物、生食できる野菜、お菓子、現地のビール、など。

ツインタワー内スーパー

クッキーのコーナーに雪見だいふくが。日本でも見たことがないお菓子版なのかと思いきや、よく見るとアイスミルクの表示が。いいのか?

買うもの買ったので、暗くなる前に退散だっ!


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我々がこの時滞在していた宿はコチラ⇒The Bodhi Lodge

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