絶景舞踏

旅記事159 ケチャ鑑賞(水曜日:Taman Kaja)とデルタデワタ


高熱は急にやってきて、ガッと上がってガッと下がってくれた。

まさかパプアニューギニアで知らぬ間にマラリア蚊に刺されたか?!とかデング熱か?!とか色々心配になったけれど、症状的にはどれも当てはまらないし、蚊にも刺された覚えはなかった。

下痢も合わさった症状だったので何かの菌を撃退するための熱だったのかもしれない。

ムラケンも腹を下し気味だったので、インドネシアの菌の免疫が身体になかったのだろう。

熱が下がった後は体内の毒素が排出されたのか、すっきりした。

 

ペランジバンガローの朝食

 

ペランジバンガローの朝食はパンケーキとオムレツから選べたので、この日はオムレツをチョイス。下に食パンが隠れていた。ここはフルーツもたっぷりで飲み物も飲み放題で嬉しい。

ここのテラスも風が気持ちよくて、とても気持ちが良かった。いつもお世話してくれるおじさんが和む。

昨日は熱が下がる前に宿を移動し、シーツを洗い、少し良くなったからと街を散策して、夜はいつも通りバリ舞踊鑑賞に行ったもんだから、やっぱり身体はまだ本調子じゃないみたいだった。なんだか身体がふわっふわした。

インドネシアの事を調べた時行きたいところが沢山出てきて迷った挙句ウブドに取り敢えず来たが、ウブドは思った以上に居心地が良かった。見たいものがあり過ぎるインドネシア、今回全部周ることは不可能だ。もっと踊りも見たかったことから、私たちはウブドに長居することにした。

 

markisamarukisa2

 

昨日行ったスーパーで珍しいフルーツを買ってみた。これはMARKISAというものらしい。海外は測り売りが主でこれは10,440ルピア。85円くらい。フルーツの中では高めのものだが、なんだか中身は種が沢山入っていて全然食べるところがなくて酸っぱかった。

ちなみに昨日購入したサラックの話だが、バリのものはタイのサラックとはちょっと味が違う。タイのは濃厚でサワー感もあり芳醇な香りがして、歯ごたえは柔らかめ。バリサラックは匂いはそれほどなく、歯ごたえはリンゴのような感じでちょっとカリッとする感じ。味は渋カキを食べた時に似ている。ムラケンは苦手で私もはじめは渋っ、なんだこれ!!と思ったが、食べれば食べるほどなんだかハマって美味しくなる代物だった。暇があったらポリポリと食べてしまう。

 

この日は夜ケチャというものを観に行く予定だった。少し休んだ方が良いかなと、夕方まではテラスでゆっくりして過ごした。

すると宿のおばちゃんがやってきて隣の住人に「儀式見たいって言っていたよね?明日この近くで成人の儀式があるよ」と伝えているのが聞こえた。

成人の儀式?!面白そう!と思った私は、おばちゃんを捕まえて私も行きたい!と伝え、明日一緒に連れて行ってもらうことにした。儀式とかを観に行くにはツアー会社に頼むのが良いと書いてあったからどうしようか迷っていたが、おばちゃんは正装着も貸してくれるとのことだった。

家族経営の宿では、こういったこともあって嬉しい。楽しみだなぁ!

 

夕方

 

夜はダラム・タマン・カジャ寺院にケチャ鑑賞。その前に昨日とは違うスーパーに行ってみることに。途中で弓矢を構えた大きな像がそびえたっている。

 

デルタ

 

ここはウブドのスーパーの中で一番大きいスーパー。デルタデワタという。小さいコンビニサイズのものはウブドの中心にいくつかあるのだが、生鮮食品とかが充実している店舗はここまで来なければならない。ウブド王宮を左手に真っ直ぐ進んでいくと写真の弓矢を構えた大きな像が見えてくるので、そこを左に曲がって少し進むとある。夜はちょっと暗いので注意。

 

デルタ デワタの店内

 

店内には野菜も果物も豊富だし、魚も新鮮な感じだった。お土産なども品揃えがよいので、ここでコーヒーとかチョコレートとか買うと良いと思う。

 

コピ・ルワック

 

私たちもインドネシア特産のコピ・ルアックのコーヒーが売っていたので購入してみた!コピ・ルアックはジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆の事だ。日本で買うとすんごく高い。確かお店で飲むと一杯5000円するとこもあるとか??

でもインドネシアで買うとそんなに高くなく購入できる!種類が沢山あるので、凄く高いものもあるけれど、リーズナブルに購入できるものもある。私たちが買ったものはそんなに高い代物ではないが、初めて飲んだ感想は、今までには飲んだことがないコーヒー!だった。

顕著に個性がありパンチがある。香りは酸味が強いが飲んでみると酸味はなく苦みが先にくる。フルーティー。いやフルーティーともまた違い、フレッシュな感じ。後味に濃度の高いカカオチョコレートの雰囲気も感じられるが、味は一色ではなく何色もの味が次々と変化していく。舌の上で虹が広がる。一言で表現できない。重い深みというより軽やかな深み。そして最後に遠慮気味に酸味がくる。表面張力が強そうだが、さらっとしている。

一言でいうと、人間の舌の感覚を超えてくる

 

スーパーを物色し終わりウブド・タマン・カジャ寺院に向かう。今日の公演はTaman Kajaというグループ。

スーパーからウブド王宮の方向に戻り、川を渡って少ししたところで右の道に入っていくと見つかる。ウブド王宮の方から行く場合はウブド王宮を左手に5分くらい歩いたところで左の道に入っていくとある。

開場時間が近くなると人の流れができているし、寺院はこっちという看板もあるし、チケット売りの人もいるので、どこで曲がったらよいかはすぐに分かると思う。

 

ダラム・タマン・カジャ寺院

 

寺院の中はこんな感じ。寺院の中庭を囲むように客席が配置されている。

 

ケチャというのは、大勢の男たちがチャ、チャ、チャ、チャと発音しながらそれぞれのパートを織りなすことによって独特のリズムで音楽が作り出される。声でガムランを作るだけでなく、全員の身体をひとつにして場面を展開させていく。

 

プルメリア

 

寺院の入口でプルメリアの花を配っていた。この花はバリではよく見かける。道端にぽとぽととよく落ちていて、良い香りがする。

ムラケンに装着。バリの男性もよくこのようにして耳に引っ掛けているのを目にするが、う~ん、髭面のムラケンにはあまり似合わないかなぁ(笑)

 

蝋燭が灯る

 

そしてこの会場も開演間近になるともう人で一杯!

真ん中に蝋燭が灯されて、場が一気に雰囲気を増す。

 

ケチャ 始まり

 

そして始まり。来た~!20人はいるだろうか、一斉にみんながチャ、チャと口ずさみ始めた。

見事なリズム感だ。相当な練習が窺えるテクニックであり、チームの息もバッチリだ。

会場が狭い割に人数が多いので、出演者と観客に距離は全くない。出演者の身体が倒れると観客も一緒に倒れなければならないほどの至近距離。

なんだかここは現代じゃないような感覚に誘われて、古代の儀式をこっそり覗いている気になる。

鉄琴で織りなすガムランとは全然違う雰囲気。人間の口からなされるガムランは鉄琴の織りなす雰囲気よりも庶民的だが、怪しげで、それでいて神聖で秘密めいていた。みんなの魂が龍の形になり空に登っていくかのような、そんな真っ直ぐなエネルギーに満ちている感じだった。

 

女性たちの踊り

 

途中から踊り子さんがやってきて、物語を踊り始める。灯りが蝋燭だけなので、ますます怪しげな儀式のようになる。どんな物語を踊っていたのか、不明だったがラーマヤナ叙事詩をモチーフにしたものらしい。

 

蛇になる

 

これはみんなで蛇を作っているらしい。

 

集団で織りなす世界。

バリ舞踊の踊り子さんを個々で観るのも良いけど、こういった集団全体でみるのもまた違った良さがある。昨日までの舞台ではこの踊り子さん超良いなと自分のお気に入りができてしまっていたけれど、ケチャのように全員で作っている世界も素晴らしかった。

芸能を観ているというよりも、本当に秘密をのぞき見させてもらいました!って感じ。

 

ココナッツの皮を燃やし始める

 

そして物語が終わり公演終了かなと思っていると、客席の前に鉄の柵を置き始めた。

ん?何が始まるんだ?と見守っていると、ココナッツの皮を大量に燃やし始めた。

このグループはケチャの他にサンヒャン・ジャランというトランスも行われるとのことだったのだ。

 

トランス1

 

そこに出てきたのは、馬の乗り物をあしらった作り物を持った裸足のおじさん。

そう、思った通り!おじさんが熱そうに燃えたココナッツの皮を裸足でまき散らし、その上を歩きだした!!

 

焼かれたココナッツをまき散らす

 

鉄の柵はそのたびに舞う火の粉が客席に来ないようにするためのもの。

それでもこの至近距離、物凄い熱風が巻き起こる。

きゃゃ~!おじさんがまき散らすたびにお客さんは悲鳴を上げる。

 

トランス2

 

パプアニューギニアのファイアーダンスと似たものがある。あれはけっこう距離があったから冷静にみられたけれど、ここは臨場感たっぷり。迫力満点!

おじさんの汗もくっきり見えるし、息遣いだってわかってしまう。しかもおじさん容赦なく凄い勢いでまき散らす!

おじさんはトランス状態だからか、全く熱くない様子。でも私としては、

いや~こわい~!

 

合掌

 

火が小さくなるまでおじさんは賢明に火をまき散らせ、合掌して終わった。

 

おじさんの足

 

見て、おじさんの足の裏、真っ黒だよ・・・。

火傷とか、大丈夫なのかな。

 

ほっとしたおじさん

 

終わった後はおじさんもほっとしたのか、顔がほころんでいた。

お客さんもやっと緊張がとけたのか、拍手喝采。

凄かったよ!おじさん。

お疲れ様でした!!

 

ケチャも是非、鑑賞あれ!!

 


 

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