絶景舞踏

旅記事177 インドネシアを終えて


日程:2016年7月18日~8月15日(滞在日数29日)

パプアニューギニアからの移動時間:パプアニューギニア・ラバウル~パプアニューギニア・ポートモレスビー~インドネシア・バリ島

飛行時間と待ち時間含めて24時間! ストライキとかがあってバタバタしたせいかそんなに長い時間かかったと思わなかった~

訪問した都市(宿泊施設):バリ島クドゥンガナン(マキシホテルクドゥンガナン)・バリ島ウブド(Purnama HouseペランジバンガローTude’s Family Home StayRumah Ary Homestay&Spa)・バリ島Airport近く(Airport Kuta  Hotel and Residenses)・ジャワ島ジョグジャカルタ(The Packer Lodge Yogyakarta)・ジャワ島バンドゥン(ケナンガンバンドゥンホテル

 

万琵が踊った場所:ウブドの田園風景に行く道・田園風景の中

ウブドでも舞踏


<インドネシアの感想>

インドネシアには良い意味で裏切られた。ノーチェックだったはずが、今ではもう一度行きたい国ランキングの上位に入っている。

入国時にいきなりエアポートタクシーにボったくられ激怒したが、それも今じゃ良い思い出だ。

バリ島のクドゥンガナンはリゾート地として紹介されているが、私たちが泊まった安い宿の区域は海が見えるハズもなく遠かったので全くリゾート感はなかった。

人もそんなに多くなくて、観光地でもない場所だった。そのお陰か穏やかな地元の空気が流れていた。

バリ島独特の家並はとても情緒があった。道に散らばっている神様へのお供えものは、これはいつ掃除するのだろうと疑問にも思ったが、このお供えものを作るのが毎日の日課になっている人々の暮らしはゆっくりと流れ、まるで糸巻きをしている感じだ。

バリ島のウブドはすごく私にとって毎日が刺激になった。是非とも今度はバリ舞踊を習ってみたい。

私たちは8グループのバリ舞踊と2つのケチャを見た。

なので勝手にランキングを作ってみた。

 

リノ氏

 

ケチャについては新月と満月のみにアルマステージオープンで行われる「スアラ・プルナマ」のケチャが必見!

リノ氏凄すぎ!

 

トランス1

 

でも水曜日ダラム・タマン・カジャ寺院で行われる「タマン・カジャ」のケチャもおすすめだ。

なにより、ケチャの後のトランスでのファイア-ダンスはかなり迫力ある!

 

 

第一位 「ビナ・ルマジェ」土曜日ウブド王宮

 

クビャールドゥドゥック3

 

なんといってもクビャールドゥドゥックを踊っているこの子を見て欲しい。もうこの子は忘れられない。

私の中では大ヒットだ!勿論他の踊り子さんも良い。見応えばっちり!

 

第二位 「サダ・ブダヤ」月曜日ウブド王宮

 

オレッグ・タムリリンガン1

 

サダブダヤは金曜日にもウブド王宮でステージがあるが、月曜日のステージの方が私は好き。

このオレッグタムリリガンを踊っている踊り子さんが私もムラケンも大好きでハマった。彼女が出てきてくれると無性に楽しくなった。

それにサダブダヤは全体的にも安定感があって、相当ハイクオリティのステージをみせてくれる。

 

第三位「グヌン・サリ」土曜日プリアタン王宮&「スマラ・ラティ」火曜日クトゥ寺院村

この二つのグループも見逃せない。甲乙つけがたいので同順位。

 

Gunung Sari3

 

先ずは土曜日にプリアタン王宮でステージがある「グヌン・サリ」

ここの踊り子さんは若い人が多く、元気に踊ってくれる。ムラケンはこのバリスの踊り子さんが一番のお気に入りだ。ガムラン奏者も踊り子さんもエネルギッシュ。見た後は若さが身体に浸みとおって自分もエネルギーがみなぎってくる。そんな踊りをみんなしてくれる。新しいものを創作しようという意気込みも感じられる。

 

スマラ・ラティ4

 

こちらは火曜日クトゥ村寺院で行われる「スマラ・ラティ」

この写真もバリスを踊っているものだが、踊り子さんで全く雰囲気が変わってくる。

スマラ・ラティではアノムさんのバリスが有名だが、たぶん息子さんであろうこの踊り手さんも落ち着いたバリスを見せてくれる。

そしてなによりスマラ・ラティはガムラン奏者がすごく良い。他には聞けないガムランを聞くことができる。

ガムランの音は生で聞くのとCDとでは全然違う。是非スマラ・ラティのガムランは聞いて欲しい。音色だけではなく、奏者は本当に音楽を愛しているのが伝わってくる。

 

第四位「サダ・ブダヤ」金曜日ウブド王宮

 

バロン

 

第二位に紹介したグループと同じだけど、金曜日は物語形式になっている。

踊りというよりも物語を演じている時も多いので、ちょっと意味がわからない時も多い。

でもバロンダンスだったりトペンだったり、悪魔だったりいろんな仮面のダンスを見ることができる。

仮面を着けた踊りも踊り手が上手だとお面なのに表情が変わってすごく面白い。

そしてバロンはいつでも可愛い。

サダ・ブダヤはクオリティが安定しているので絶対に見て満足できる。

 

第五位「ジャヤ・スワラ」日曜日ウブド王宮&「パンチャ・アルタ」木曜日ウブド王宮

第五位も二つ。

 

JayaSwara9

 

こちらのメンバーは若手パフォーマーで構成されている。他ではみれない複数のバリスとか斬新な演目が盛りだくさん!

 

パンチャアルタ5

 

そして木曜日ウブド王宮でステージがある「パンチャ・アルタ」

ここの踊りもオリジナリティが溢れていて創作的なものが多い。

このクビャールトロンポンはみているこっちがこの技術の凄さに圧倒されてしまう踊り。

踊りながら、楽器を使うなんてすごすぎる!!クビャールトロンポンは必見!!

ただまだ彼の一杯一杯さも感じてしまった(笑)

クビャールトロンポンは第三位の「グヌン・サリ」でも踊っていたので見ることができる。

 

第六位「リッタ・デヴィ」火曜日ウブドクロッド集会所

 

ウブドクロッド集会所ジャウッ1

 

私たちが行ったときはほぼ全部が仮面の踊りだった。

仮面の踊りが好きな人は良いと思う!

ここは集会所だから音が凄く響く。外での演奏よりもガムランの音が部屋中に響いて、響きが変わり興味深い。

 

いや~本当にどこのグループも見応えがある!バリ舞踊面白すぎ!!

そしてウブド自体もとても良い場所だった。のんびり過ごせるし、オシャレなお店も多い。物価も安い。

 

ジャワ島のジョグジャカルタはムラケンの希望で訪れた場所。

遺跡とかにはそれほど興味がなかったが、いざ目の前にすると、やっぱり圧倒するものがあった。

バリ島とはまた違う雰囲気も味わえた。

バンドゥンではゆっくり休ませてもらった。

バンドゥンは高地に位置しているので暑さが和らぎ過ごしやすい場所だ。アジア・アフリカ会議は何気に行けて凄く良かったと思っている。

 

インドネシアは本当にまだまだ行きたいところが一杯ある。奥が深く、多様性に富んだ国だ。

今度行くときはスマトラ島やパプアやスラウェシ島にも行きたい!!

 

釈迦如来なにをみる


 

 
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