上海から入った理由としては、ムラケンが武陵源に行きたいという理由からだったので、取り敢えず武陵源の玄関口になる張家界までの足を確保しなければならない。
中国は広い。本当に広い。
調べれば調べるほど見るところが沢山あることに気づく。奥深い国だ。
絶景も多い!!
ちなみに中国は反日というイメージが今あると思う。ガイドブックにも注意を払うようにと書いてあって嫌がらせとかされたらどうしようと少し構えていたが、私たちが行ったときは全然そんなことなかった。むしろ親切で友好的だったし、みんな笑顔で対応してくれた。
北京とかの方はわからないけれど。
大気汚染に関してはあまり気にならなかった。昔北京に行ったときは(北京オリンピックの前)空が常に曇っていて青空が見えなかったけれど、上海はそんなんでもなく青空が少し見えた。
街で走るバイクは全て電動式になっていて、排気ガスを減らす対策をしているのだと思う。
エンジンの音がしなくて静かだから、いきなり後ろにいたりしてびっくりするが。
食事に関しては少し気を使った。
中国に入る前に、下水からつくる地溝油とかが中国には蔓延っているという情報を得てしまっていたので極力変な物や怪しいところでは食べないようにした。地溝油というのは、使用済みの下水に流れている油を汲み取る人々がいて、その汲み取った油をろ過して安く売るというものだ。
見た目も油は薄汚く濁っている。屋台とかではよく使われているらしい。
スーパーに並ぶ中国産のフルーツは凸凹していたり、変に大きかったり、怪しすぎるので食べなかった。明らかに奇形だ。
道は思ったより綺麗だった。
中国人の多くは、平気で道にゴミを捨てたりするが、清掃するひとでもいるのだろうか。
さて張家界に行くには、飛行機、鉄道、バスという3つの選択肢がある。
勿論飛行機が一番早い。上海からは2時間のフライトだ。
鉄道は上海南駅と言うところから20時間50分かかる。
そしてバスは直通がなく、まず長沙というところまで4時間30分かかる。そこから乗り換えて4時間かけて張家界に着くらしい。
私たちが選んだのは、鉄道!!
長いよ~。
リニアモーターカーもあれば長距離列車もあり、普通の私鉄もある。
中国にはさまざまな電車がある。
予めチケットだけ購入しようと上海南駅まで赴いた。
上海の電車は分かりやすいので、東京とそんな変わらない。切符を買ってホームに行って電車に乗るだけ。路線も分かりやすい。
ただ、必ずどこの駅でもセキュリティチェックしてから入る。
私たちが泊まっている宿のベイシンジンから上海南まで片道4元(64円くらい)
上海南の長距離電車専用の駅に入る時も厳重にセキュリティチェック。
銃を持った警備員が目をぎらつかせている。
後日実際に乗る時に、大きな荷物の中に入っていたカッターを没収されてしまった。
飛行機では預け荷物にいれれば大丈夫だけど、列車は預け荷物に出来ないからしょうがないのかな。現地の中国人も斧とか没収されていた。斧って。そんなん持ち歩くなよっ!
上海南の鉄道駅はとても大きくて近代的。
長距離列車には、硬座、軟座、硬臥、軟臥の4種類がある。
硬座というのは硬い座席で、一番安い席になる。よって混雑していてかなりうるさいらしい。盗難も多いらしくあまりお勧めはできないらしい。
次に安い軟座は幾分柔らかい椅子。硬座よりは幾分かマシ。
硬臥と軟臥は横になって寝られるようになっている寝台だ。
硬臥のコンパートは上、中、下、と三段の寝台が左右2列で並んでいて、上、中、下でも少し値段が変わる。枕もブランケットもあって結構清潔らしい。
そして軟臥は一番高い料金でコンパートごとにドアがあって上、下と2段の寝台が左右に2列で並んでいて寝台自体も広くて気持ちよく眠れるらしい。
硬臥、軟臥になると結構高額になってくる。
軟臥においては飛行機より高くなる。でもいる人は富裕層なので安心して乗車できるかと思う。
さて、窓口でチケットを購入しようじゃないか。
漢字でなんとなく意味は分かったとしても、中国語の発音は解らないので紙に日時と張家界と書いて窓口のスタッフに渡した。
手際よく検索してくれて、残っている座席を教えてくれる。私たちは軟座でいいかと考えていた。
調べてもらうと軟座は売り切れ!硬座か硬臥が軟臥しか残ってないという。
ムラケンは寝台が良いと言ったが、いや私だって寝台が良いけど、ものは試しに激安の硬座がどんなものか体験しようではないかと、硬座のチケットを購入した。
チケットを買うときは必ずパスポートの提示を求められる。お忘れなく。
上海南から張家界まで硬座で一人185元(2960円)
硬い椅子での21時間に及ぶ移動、どうなるものか?!
無事に明後日のチケットを購入した私たちは、上海南駅構内にあるレストランで昼食を済ませることに。
谷田和香というレストランだったと思う。
お米が美味しいらしい。
近くにはすき家もあった。
兄にあまり美味しい料理がないよと言われていたので、期待していなかったが、ここのお米は凄く美味しかった。
ひとつひとつ釜で炊いてくれているのだ。お米の粒がひとつひとつ光っていた。
おかずは微妙だったけど、お米だけで食べられる美味しさだった!!美味しいお米を食べたい人にはおすすめ!
ニ品で36元(576円)
今や北京や上海は東京と変わらない物価だと聞いていたが、そうでもない。やはり少し安く感じた。
8年前?くらいの北京はもっと安く感じたけど。
さて今日はここまでにしようかな。明日は少し上海を探検しよう!
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