チョコレートヒルズの近辺には、バタフライガーデンや大蛇、ロボック川クルーズ、世界最小めがね猿のターシャなど、他にも観光スポットがある。
私たちは、ターシャは見に行きたいねと話していて、チョコレートヒルズの展望台でトライシクルでも捕まえようかと言っていた。
いつも観光地にはうじゃうじゃといるものだから、余裕で捕まえられると思っていたが、トライシクル自体が全然停まっていなかった。多分みんなチャーターとかレンタルバイクで来ている人が多いからなのかな。
タクシータクシー!という声も全く聞こえない。
困ったねーっ、どうしよっか、っとムラケンと話しながらバスを降りた場所まで徒歩で引き返していると、後ろからバイクのおっちゃんが声を掛けてきた。
おっちゃんは500ペソでいろんな場所を周ってくれると言う。
初めから人を疑うのは良くないが、人相判断の癖がついてしまった私たちは、このおっちゃんが大丈夫そうか、ここでも人相診断。
見た目、良さそうなおっちゃんだった。
人を見た目で判断するのは良くないとも言うが、やっぱり見た目と言うのは多分に情報があると思う。言葉が違う国では尚更。
帰りの交通手段もよくわからないし、これは頼んだ方がいっかということになった。
450ペソにプチ値切りして交渉成立。
はて、でもバイク一台だと一人乗れないね、2台用意してくれるのかなっとムラケンと話していると、さあ乗って、っと普通に2人乗れと言う。
3人乗りか!!
しかもノンヘルで。
おっちゃんに、安全運転でねっと何回も念を押しまくり、出発。
途中、おっちゃんがヘルメットを用意してくれたんだけど、一つしかないということで、ムラケンは変わらずノンヘルになった。
落ちないでね!
3人を乗せたバイクは、軽やかに疾走した。
おっちゃんは極めて安全運転。
排気ガスはもろに浴びるし、舗装されていない道路では砂埃が舞ってすごいことになっていたが、勿論3人乗りも初めてで、気持ちよく楽しかった。
途中でガソリンスタンドに寄り、ガソリンいれるのにお金ないから先に50ペソ頂戴と言われた時は、そんなキチキチでやっているのかと、50ペソ値切ったことをちょっと申し訳なく思ってしまった。
10分もかからず、先ずは大蛇の場所に到着。入場料などは自分たちで払う。
ちなみにツアーやタクシーをチャーターした場合、予め入場料が代金に含まれているのかいないのか、確認した方がよいと思う。
大蛇は一人30ペソ。
中に入ると、早速大蛇とご対面。
こっちに来て!と言われるがまま、でかい蛇を持たされた。
私は蛇を触ったのが生まれて初めてだった。
ちょーーーーー気持ち悪い!!ウエー!!
思わず絶叫。
周りの人は大笑い。ムラケンもニヤニヤしていた。ムラケンはこうゆう時、笑ってはいけないと我慢するも堪え切れずニヤニヤすることが多い。
蛇は、今まで感じたことのない感触だった。
鱗が固く、ちょっと手にひっかかる感じもありつつ、でも滑らかで、そしてヒンヤリしていた。
腹の底から、ぞーっと鳥肌がたった。
そして、蛇は元気にうねうねした。それが凄い力なのだ。
さすが、全身筋肉。そりゃ、これで締め上げられたら死ぬわ。
更に、目が超怖い。蛇に睨まれた蛙状態。
髪の毛が蛇のメドゥーサに睨まれると石になる神話も頷ける。
昔、メドゥーサのように演じるシーンをやってみたことがあったが、この蛇を目にして、私のメドゥーサはヒヨコみたいだったなと、この時思った。
さて、今度は、ニヤニヤしていたムラケンが持つ番だ。
ムラケンが持つとなぜか蛇が更にうねうねし始め、シャー!!と口を開けた。
ムラケンはビビっているのを必死で隠す。
フフフフフ・・・
更に大きい蛇もいた。
こちらは、かなり大人しい。一度触ると癖になり、気持ち悪いがなぜか触りたくなってしまう、魔性の力を蛇は持っている。
ムラケンは目がつぶらで顔は可愛いと言っていた。
マジで言っているのか、この男!と思った。
くわっ!
何かわからないが、デカい鳥もいた。
嘴が鋭く怖かったが、こちらは愛嬌のある顔をしている。
怖かったのかっとバイクのおっちゃんにからかわれながら、次に出発。
さあ、次はどこ行く?
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こんな本、見つけました。
私も読んでいないので、誰か読んだら感想教えてください。
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