ヘビがあんなに衝撃的だったために長く感じていた滞在時間ですが、実際は10分くらいしかその場にいませんでした。そして再びバイクに跨ります。万琵は、ヘルメットのあご紐を留めるのが不得手なようで、かぶる都度バイクのおっちゃんの手を借りています。
安全運転してくれているのは分かっていますが、自転車を追い越すときとか、砂利道を走るときとか、身体を支える手に力が入ります。しかし風は爽快です。お陰で、いいかげんに伸びた髪の毛が取り返しのつかないほど乱れています。
で、ちょっと走ったらまたすぐ停まりました。到着した先は、ちょうちょを沢山飼育している、バタフライガーデン。施設の正式名称はよく見ていません。どうやら、バタフライガーデンはこのボホール島にいくつか存在しているようです。入場料は、ひとり45ペソ。おっちゃんはまた外で待ってくれています。
入ったところで10番の札を渡され、その番号札を係りの人に渡すと、ガイドは何語がいい?と尋ねてきました。日本語がないので英語を頼むと、若いフィリピンの女性ガイドがやってきて、英語で挨拶してくれました。
ん、番号札は何に使ったの?
展示はまず、様々な蝶や蛾の標本から始まります。世界最大の蛾とか、両性具有の蛾の標本などを見せてくれました。
右が最大の蛾。
その後には生きたサナギやその羽化している場面や、でかい幼虫なんかもいました。
成虫はそう大きくならないみたいです。
日本では蝶、蛾と区別されてどちらかというと蛾は嫌悪感を伴って扱われることが多いですが、フィリピンでは区別されていないそうです。ちなみに万琵にとっては蝶も蛾も、「気持ち悪い!」に分類されているようです。フィリピン式ですね。
このガーデンは結構手づくり感満載で、わりと草ボーボー、蝶の脱走防止ネットは所々穴が開いていました。いつでも逃げ出せるからなのか、ちょうちょは逆に逃げる様子がありません。ネットに止まって休んでいるちょうちょを「レイズィー、日本語でなに?」といいながら揺さぶり飛ばします。なかなか雑に扱うのね、商売道具を。
こういう感じです。草ボーボー。ちょうちょにとっては都合がいいのかもしれませんね。
時々こんな派手な幼虫もいました。
ガーデンの途中にはちょうちょだけでなく、目に馴染のない植物なんかも生やしています。
途中、アクリル板に挟んであるちょうちょの標本を背中に写真を撮って、ワォ、背中から羽が生えてる~!みたいな写真を何枚か撮ってくれましたが、我々のセンスでは落ち着かないので割愛します。
冗談も交えながら楽しくガイドしてくれましたが20分くらいで終わりを迎え、最後の展示です。
それは、
猫の肉球!時間限定ですにゃ。
後ろの靴は、万琵です。
その次は、フィリピンの人が誇らしげに語る林でした。
現地の二人くらいから噂話を小耳に挟みました。なんでも、この林、人の手で作られたんだそうです!
・・・うん、人工林ね。
それだけなのかー!
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