絶景舞踏

旅記事202 カフェ巡り中、白昼堂々スリに遭遇!


ハノイのバイクの数は本当にダテじゃない。川を水が流れるように、道という道から単車が溢れ出てきます。

ということは、排気ガスも尋常でないということです。菅笠を被った押し売りまがいのパイナップルの行商からは断固として買わなかった我々ですが、そこにマスクがぶら下がっていようものなら迷わず買ったでしょう。

行商からマスク購入

別の行商人から買わせていただきました。二つで5万ドンの布製マスクです。万琵はぶたのイラストです。マスクのゴムは少々キツめです。きっと、サイドから排気ガスが入ってこないようにキツめにしてあるんでしょう。

不織布と違って洗えるので今後の旅にも役立ちます。ちなみに一番の利用目的はエアコンつけて寝るとき喉を傷めないようにすることです。縫製はさすがに安っぽいんですけどね。

 

さてこの日はこれといってすることがないので、いい感じのご飯を食べていい感じのカフェでいい感じに過ごそうということになりました。そろそろミャンマービザの受取日なので、ハノイの滞在日数もあとわずかです。お昼ご飯にはちょっと贅沢したハノイ名物を食べてみましょう。

チャーカー・ラボン」という、雷魚(ラン魚という説も。我々には分かりません)を揚げたものに香草やヌックマムのような調味料を絡めて食べる料理があります。その料理名をそのまま店名にした、というよりこれはこの店発祥の料理なんだそうです。

そんなチャーカーラボンという店がハノイのチャーカー通り14番地にあります。ハンヴァイ通りにある安南パーラーからも200mくらいの距離です。

メニューはこれだけ

この店のメニューはチャーカーラボンのみ。それでも100年以上続いている老舗なのです。色々手を出すより、自信のあるもの1つで勝負した方が長続きするってことですね。料金はひとり17万ドン。850円くらいですかね。注文するのは簡単です。二人分~とだけ言えばよし。

雷魚はナマズの仲間なので生きた奴を想像すると見た目にちょっとアレですが、テーブルに並ぶのは調理済みなのでご安心を。

チャーカーラボン店内

店内2階の様子。ここはエアコンを効かせて閉め切ってあるので1階と違い、涼しいです。壁の色もペールブルーで涼しさを増してくれます。

チャーカーラボン

これがチャーカーラボンです。雷魚と野菜を目の前で揚げています。手前から香草、ヌックマム(魚醤)、ピーナツ、ブン(米麺)、取り皿です。

このブンは前日も嫌というほど食べたものですが、ここでもこんもり現れました。でもペロリとイケちゃう、不思議な魅力があります。ブン自体には味ありませんけど。

 

お腹が膨れたところで、これまで何店舗も見かけていて素通りしてきたハイランズコーヒーに入ってみようと、ホアンキエム湖に向かいます。外から見た感じの個人的なイメージとしてはサンマルクカフェとかドトールみたいな印象でした。

ホアンキエム湖付近はもうまさに観光地で、道行く人の殆どが外国人です。始終人混み、というわけではありませんが、朝から晩まで賑わっています。

さーてハイランズコーヒーの入り口はどこかな~とウロウロしていると、なんだかリュックに微かに引っ掛かるものが。

んんっと振り返ってみると、サングラスして怪我した人が僕のリュックから慌てて手を引っ込めました。でタバコを取り出してあたふた、バレバレの誤魔化しを入れてきました。

コイツ、スリだ!

こういう時、なんて言っていいのかパッと出てこなかったので「何か盗った?」と日本語で訊いてしまいましたが、撃退するには言葉は要りませんでしたね。ていうかコイツなんで怪我してんの?いじめられっこなの?と眺めていると前の方でエンジンかけてたバイクの後ろに跨り、走り去っていきました。

この旅を続けていて、怪しげな奴というのを最近見かけなかったので、油断してしまいました。

しかし白昼堂々で人目につく場所で、ヘタクソなスリで本当に良かったと思います。これで改めて気を引き締めることが出来ましたし。リュックの鍵は必ず掛けておこう。

スリに触られていたのはリュックの前ポケでした。そこに何が入っていたのかというと・・・それはハイランズコーヒーでチェックしましょう。

被害チェック

カバンの中身は何でしょねー!ではありませんが、前ポケから全部出してみました。左から順に、S字フック、ヘッドライト、虫除けスプレー、日焼け止め、虫刺され薬、マウスウォッシュ、虫除けバウム(スティックタイプ。スースー効果アリ)、天然成分の虫除けスプレー、消毒アルコール、リップスティック。

スリも呆れる程金目のものがない(笑)そして虫除け多すぎ!

幸い被害はゼロでした。盗られて痛いのは左の二つくらいでしょうけど。盗人には無価値だろうけど。S字フックはたまに役立つのです。パプアニューギニアの保安検査でも強奪されそうになったけど。

ハイランズコーヒー

ハイランズコーヒーは広かったのですが混んでいました。出てくるドリンクは普通ですが、やっぱりこういう雰囲気は万国共通でみんな欲しがるトコロですね。店舗によるとは思いますが、サンマルクやドトールよりはアメリカンな雰囲気でした。ソフトなハードロックカフェみたいな。

ホアンキエム湖が臨める窓際が良かったんですが、そこは常に満席状態でした。頼んだのは甘いのと、そうでないの。78,000ドンでした。

それともうひとつ気になっていたものがありました。その名も「エッグコーヒー」。なんだろう?これもハノイ名物なんですって。

そこで行ってみたのが「カフェ・フォー・コー」というお店。ハイランズコーヒーホアンキエム湖店から歩いて2分、ハンガイ通りにあります。勿論リュックには鍵を掛け、お腹側に抱いて。

入口は雑貨屋です。雑貨屋は熱心な店員ではないようで、入ったからと言って話しかけられることもなくすんなり奥に行くことが出来ます。

カフェフォーコー

入ったところにスタッフがいて、そこでエッグコーヒーとバナナケーキを注文します。会計は食後ですが・・料金は7万ドンでした。色々な置物やアンティークな代物があり、奥はかなり広がった空間ですが、我々は上へ上へと階段を上っていきます。途中の螺旋階段なんかは人とすれ違えないほど狭いです。この上に客席があるのかちょっと疑うレベルです。

フォーコー屋上

上に上がるとこう!一気に広がります。見えている湖は勿論ホアンキエム湖です。暑いんですけど、清々しい。

国旗と亀の塔

ベトナム国旗と亀の塔。国旗の真ん中の星が見えません。風が強かったので旗がたなびくシャッターチャンスを狙ったんですが、待てば待つほどクルクル支柱に巻き付いていくという。。

エッグコーヒーとバナナケーキ

エッグコーヒーが来ました。む!甘い!

クリーム状になるまで溶いた卵黄と砂糖をコーヒーに半々で注ぐというものでした。想像以上にダイレクトエッグフレーバーでした。バナナケーキはもう少ししっとりしていて欲しかったですが、美味しかったです。

景色とエッグコーヒーを十分に堪能したところで、お客さんが増えてきたので我々は退散するとしますか。

階段を下りる

階段を下りていくと、おや、下で柴犬が寝ているよ。

なんにゃお前らは!

おぉ?柴犬つったか今!? す、すいません!

太々しさ満点

ちっ、まったく・・もう行っていいニャ。

ていう、柴犬クラスの巨猫でした。猫との触れあい、0ドン。もうちょっと猫画像欲しい方はコメントでリクエストしてください。

 

チャーミングホテルに戻ってきました。晩御飯は、

ジョリビー(再)

ジョリビー(再)!このセットは59,000ドンでした。ライスがついて、炭水化物増し増しです。

お菓子と種

ホアンキエム湖近くのスーパーで買ったお菓子と、この時万琵が地味にハマっていた、ヒマワリの種。南寧でベッド下のヒマワリの種の山とネズミに出くわしたのに、よくここでヒマワリの種なんか買うなぁ。


 

 
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これは我々が持っているものと同じヘッドライトです。夜明け前のキナバル山やボロブドゥールもこれでバッチリでした。

ELPA LEDヘッドライト DOP−HD053