キャンディの観光は前日のスリーウィラードライブだけにして、我々は次の目的地へと移動することにしていました。
次の場所は、「ヌワラエリヤ」。キャンディから南下した所にある丘陵地帯です。
このキャンディからの丘陵地帯をスリランカ鉄道が走っており、その車窓からの名勝を眺めるために我々もチケットを取っていました。
宿からスリーウィラーに乗ってキャンディ鉄道駅に向かいます。
途中、太鼓を叩いて歩く子供たちに出会いました。
キャンディ駅に到着。スリーウィラーは250ルピーでした。
予めチケットを買っておいたので、チケットを見せてそのままプラットフォームに入ります。
ホームはこんな感じ。意外とゆったりしたスペースがあり、ベンチも多めに用意されています。座っている人の殆どは旅行者でした。
朝早かったので宿の朝食をまたテイクアウトしていました。前日の朝食はパンケーキとコロッケだったので同じようなメニューだと思っていたのですが、蓋を開けてみるとなんと麺!最もテイクアウトに向いていないな!(笑)
フォークなども入っていませんでしたが、そこは自前の箸とスプーンで事なきを得ました。ちなみに味は、かなり美味しい。
お腹も膨れて、電車を待ちます。この錆びた線路が交差していく流れにわくわくしてきます。
数分遅れてきましたが、ほぼ予定通りに出発。我々の席は、エコノミークラスです。ふたり横並びの椅子に向かい合うようにして外国人旅行者が座りました。周りを見渡すと、殆どが旅行者あるいは、身なりのきちんとしたスリランカ人でした。
というのもスリランカ鉄道のチケットは当日購入すると正規料金なのですが、事前に予約すると値段が4倍以上に跳ね上がります。当日購入で椅子が余っているということは殆どないらしく、多くの地元民は当日購入で乗り込み、車両の通路かデッキ部分に立っていました。かなりごちゃごちゃしてるけど、座れるのが救いです。
出発して間もなくは町の景色です。踏切を待つスリーウィラーと人々。時間的に、通勤ラッシュかな?
前の車両では盛大に音楽がなっていました。覗いてみると楽器を持ったスリランカ人たちが太鼓などを演奏していて、楽しそうに盛り上がっていました。これから長い旅路を行く仲間同士で演奏する習慣があるそうです。
なかなか面白い催しだけど、これ最後までやってたらちょっと疲れそうだな。
と思っていたら、30分くらいで全員降りてしまいました。短っ(笑)
そして入れ違いに行商人が乗ってきます。
行商人からナッツを100ルピーで購入。しょっぱい。前の人に分けてあげたら、バナナを差し出してくれました。自分たちも朝食のバナナを持っていたので「朝食でいっぱい貰ったから大丈夫」と言って断ると彼も「俺たちも朝食でいっぱい貰ったんだよね」と笑っていました。
使われなくなった古い線路。周りは苔むして、侘びがあります。
線路はいつの間にか山間に入り、景色に緑がどんどん増えてきました。
地層が現れている谷。
エコノミークラスはエアコンがない代わりに窓が開けられるので、ちょっと手を出して撮影することも出来ます。線路の向こうに緑の山が見えます。
もっと身を乗り出してみました。デッキにもたくさん人がいます。ていうかみんななんでこっち見てんの(笑)
茶畑が現れました。この茶畑エリア以降が特に美しいと言われています。
見渡す限りの茶畑。
まだ続く茶畑。セイロンティーの出荷量が多いワケです。
曲がりくねった道と花咲く木。
離れていっても木の存在感があります。
電車が進んでいくごとに標高は上がっていきます。体感温度も下がり、雲も増えてきました。
キャンディから4時間程で到着!ナーヌ・オヤ駅です。その直前から雨が降っていました。やれやれ。
ナーヌ・オヤ駅がヌワラエリヤの最寄り駅なのですが、鉄道駅から市街地までは10キロくらいあるそうなので、ここから乗り物を使わなくてはなりません。雨降ってるとタクシーの料金交渉が難しいんだよなぁ。
改札を出たところで時刻表を発見しました。
時刻表通りに動くことはまずないと思っていいと思いますが、ご参考までに。ヌワラエリヤを発つ日が予め決まっている方は、到着時に次の切符を買っておいた方が無難です。座席を確保できなくなるので、当日購入はあまりお勧めしません。
ここから市街地までは電車の発着に合わせてバスが来ているらしい、という情報を得ていました。が、トゥクトゥクドライバーからはそんなものはないと言われ、現地の人らしき女性に訊いたら600メートル先にあると言われました。
この雨の中600メートル濡れて歩くのは嫌なので諦めてトゥクトゥクに乗りました。600ルピーからなんとか250ルピーに下げてもらい、宿まで移動します。トゥクトゥクドライバーはこんな安い値段で乗っけたことないとか文句言ってましたが。
街に行ってみてから判明しましたが、駅と街を繋ぐバスはフツーにあります。
今回の宿はヌワラエリヤホステルbyバックパックランカ。
キャンディの宿の系列です。朝食付き共同バス・トイレ。キャンディの宿と大きく違うのは、部屋が広い!そして、寒い!虫は居ませんが床がところどころ抜けそうです。
驚きました。キャンディは熱帯だったのにヌワラエリヤは寒いんです!イギリス植民地時代に避暑地として栄えた街なだけはあります。万琵は即行でダウンジャケットを着ていました。
宿の周りは静かです。こんな感じの道を抜けて市街地に出ます。まだ雨が降っていたのでポンチョを着ます。
市街地は思いの外都会でした。といっても田舎の地方都市といった様相ですが。中心部にバスターミナルがあり(当然ナーヌ・オヤ駅行のバスもあった)、スーパーやレストラン、ショップが並んでいます。
もうお約束のようにマネキンに変なポーズさせてます。
水で溶いた小麦粉を焼いて、カレーを付けて食べるスタイルのローカルレストラン。この他に、生地に玉子を加えたものを注文して450ルピー。
結構ボリュームがあります。隣のテーブルのおじいちゃんは豆カレーで2枚くらい食べて終わりでした。そのくらいでも良かったかも(笑)
宿までの帰り道、雪印のトラックを見つけたので撮影しているとどこからともなく家族がやってきて、
「撮ってくれ!撮ってくれ!おーい、こっち来てここに並べ!」
なぜか家族写真に(笑)
明日は晴れるといいな~
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ヌワラエリヤホステルbyバックパックランカ
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