絶景舞踏

旅記事60 クラウドフォレストとスーパーツリー


フラワーガーデンで十分に冷やされて外に出ると、常夏のシンガポールの暑さがありがたく感じられました。

次に向かった先は「クラウドフォレスト」。向かったと言っても、すぐそばにありました。

高山?ジャングル?を人工的に作った、ガーデンズバイザベイの誇る施設のひとつです。てことは、ここも涼しいのか?

・・・正解!

入り口の扉を開いた瞬間からヒヤリとした空気が足元を覆い、中に入ると目の前は大きな滝!高さ35mの人工の山から落ちるこの滝は屋内にあるものとして世界一の高さらしいです。

水滴が滝つぼから跳ね上がり、湿度は80~90%と、かなり高めです。室温は23~25℃を保っているらしいのですが身体は既に涼しいを通り越して寒いです。半袖半ズボンにはかなり応えます。

クラウドフォレスト滝

柵の近くはビショビショです。

 

山には、植物がびっしりと巻き付いています。上を見るとところどころにミストが噴き出しており、人工の雲を形成しています。流石に凝結した状態で上空に留まることは出来ないので本物とまではいきませんが。

クラウドフォレストジャングル

 

そしてその雲の中を歩くように「クラウドウォーク」という道が山の周りを巡るように作られています。下から見るとこのクラウドウォーク、路面がメッシュになっています。高所恐怖症の人はかなり怖いんでないかな。

クラウドフォレストクラウドウォーク下から

 

次に進むべき方向が記してあるのでそれに従います。するとエレベーターに着く前に食虫植物の展示がありました。ハエトリソウやウツボカズラが並んでいました。

クラウドフォレストハエトリソウ

クラウドフォレストウツボカズラとレゴ

その横にあったレゴで出来た食虫植物の模型は本物より大きくて目立つので、要らないかな(笑)そこだけ8ビットの世界に入った感じでした。

 

タワーの高さは地上6階建。エレベーターで一気に上がります。上がるとそこからは内部の展示を見てはクラウドウォークを歩いて一階層ずつ降りていく、という流れになります。クラウドウォークを含め全部で9つのセクションに分かれているそうです。

 

クラウドウォークからは、山を取り巻く植物が間近で見られ、下を歩く人がとても小さく見えて、ガラス張りの窓からは例のスーパーツリーやマリーナベイサンズも拝めて、なかなかの壮観です。

クラウドフォレストからサンズ

万琵の顔の方が見応えありますけど。

 

内部は主に地球環境に関する啓蒙的な展示で、地球のリアルタイム(今日)の状態が実物を用いたりCGを用いたりしてこれまた近未来チックに展示されています。ポップアップされては消えていく文章が多いので、英語の理解力に乏しい我々は絵だけ見て文字を飛ばすという、昭和の漫画のアホキャラのように見てました。

降りていくと滝の裏側も通ります。

クラウドフォレスト滝の裏

 

クラウドフォレストはSF映画の近未来世界のような設備でした。この設備を作ったり維持したりって、大変な労力と費用がかかるんだろうなぁと想像させられます。ただ、それでも自然の山やジャングルには遠く及ばないというのが正直な感想です。凄いと思うのも、(人工的に作ったにしては)凄い、というフィルター付きの感嘆ですし。映画を見るように、パパッと見てしまい(アホ見のせいもあるけど)、後にはあまり印象が残りませんでした。

高級レストランのコース料理をサプリメントにして飲んだ、って感じでしょうか。

 

フラワーガーデンにいた時にスコールが降っていたせいかクラウドフォレストから出た後も蒸し暑く、どこか涼しいところに逃げようにもお金がかかるところばかりなので、日陰に逃げつつ、公園で気を紛らわしつつ、スーパーツリーのあるSupertree Groveへ向かいました。

スーパーツリーとサンズ

スーパーツリーとマリーナベイサンズの共演。

スーパーツリー、我々は上には昇りませんが夜にはライトアップショーが行われるということなので、まだ太陽はありましたが、その場で待つことにしました。まだ時間が早すぎたのが幸いしてツリーの麓にはまだ誰もおらず、間近の特等席で待つことが出来ました。

スーパーツリー夕景

スーパーツリーの夕景。

スーパーツリーライトアップ

始まる寸前です。

どんなショーかは、行ってみてのお楽しみで!


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