絶景舞踏

旅記事96 ティンポホンゲート1,866m~ラヤンラヤン2,702m


キナバル登山のスタート地点「ティンポホンゲート」は標高にして1,866メートルの所にあります。僕が小学生のころ登った北海道七飯町の駒ケ岳という山は1,131メートル、こないだ登ったマウントクックのミューラーハットは1,768メートルということで、スタート地点が既に僕史上初の標高にありました。

しかし暑い!過去登った山は北緯41度前後の北海道と、氷河を擁するニュージーランドなわけで、北緯6度のこんな赤道直下の山に登ったのは初めてでした。

一般的に標高が100メートル上がると気温が0,6度下がると言われているので、涼しくなるのには一体何メートル登らにゃいかんのか。。考えただけで汗が噴き出してきますゎ。水分補給大事ですね。1,5Lのペットボトルを2本持ってますよ。まめに飲むよ。ノルウェーの二人のドリンクにはストローがついているのでバックパックからストローを引っ張り出すだけで水を飲めます。ストロー便利だなぁ。

スタート直後

しかし景色はなかなか良いですね。観光客が大勢やってくるためか道は思いの外整えられており、カメラを構えながら、景色を楽しみながら登れるお散歩コースです(たぶん最初だけ)。ジャングルを歩くと周囲は鳥の声や虫の声、ガイドのガリガリもこみち(エル)にどんな動物がいるの?と訊いたら「いろいろいるよ、イノシシとか猿とかもいるよ、猛獣はいないよ」と言っていたので、今まで忘れてたけどボルネオ島で最も有名な「オランウータン」もいるのかと思って超ワクワクしてたら「オランウータンはいないよ」と小声で言ってました。ちっ。

ノルウェーの二人に先に行ってもらって、足の短い我々は後を追うペースで行きます。彼らに登山経験を訊くと、僕とあんまり変わらないくらいでした。うん、助かる。ちなみにもこみ・・・エルは最後尾で我々が滑落するのを待っています。じゃなかった、なんかあった時に助けるために後ろにいます。

 

ふとエルに「後ろから人が来たよ~」と言われたので振り返ると、

パネリスト

なんて物を持っているんだ!ていうかなんだあれ?しかも足がめちゃくちゃ速い!ニヤッとしてあっという間に我々をすり抜けていくのでした。「前の地震で落石があった時に潰れた山小屋を修繕するための建材を運んでいるんだよ」とエルが説明してくれました。そうか。こんなパネリストを見かけることが出来るのも修繕されるまでなんだな。

笑顔のパネリスト

トラックじゃ運べないもんなぁ。ちなみにパネルだけでなく、飲み水や食料、宿の消耗品などを運んでいる人も見かけました。彼らのお陰で僕らは途中で休んで、山頂まで行くことが出来るのですね。ありがたい。

時たま半袖半ズボンにビーサンでスマホいじりながらスイスイ登っていく人も見かけます。歩きスマホダメ!リアルポケモンが出そうですけど。ポケモンGoのリリース前だったけど。

 

そうこうしているうちに1,0キロメートル地点に着きました!

1キロ地点

標高は2,039メートル。ティンポホンゲートからまだ170メートルくらいしか登ってない・・・ここは休憩地点でもなんでもないのでスルーです。汗だくなんですけどね。

今日の目標「ラバンラタゲストハウス」は6,0キロメートル付近です。

1キロ地点を超えて

写真で見ると分かりますが万琵のバックパックにはダウンジャケットとウインドブレーカーがくっついています。登山のように長時間歩きながら上下するところではこのようにブラブラさせるのは極力避けたいのですが、リュックが小さくて入りきりませんでした。

を踏まえてのこのおっさんー!半分ブラブラしてるじゃない(笑)

ブラブラのおっさん

ちなみにこのおっさんはティンポホンゲートまでのバスで同乗してました。ノルウェーの二人と英語で楽しそうに喋っていて彼らに「英語上手だね~」と言っていました。そっかノルウェーの現地語はノルウェー語だもんね。日本語だとこんなに余計なこと書き連ねる僕も、英語だと静かなもんですスイマセン。

休憩場所1

休憩場所にやってきました。体力的にはみんなまだまだ余裕でしたが、後のことを考えてちょっと休憩することに。カメラを構えるとみんな笑顔を向けてくれます。

エルは休憩場所を少し外れたところで一人石の上に座っていました。きっとガイドのルールなんでしょう。混み合った時にガイドが椅子に座ってては客が座れないからとかでしょうか。だから「こっちで一緒に休もうよ」とは言えませんでした。ちなみにこの時にはエルをもう「もこみちに似てるなぁ」とは思ってませんでした。見慣れたってことで。

俄かに開けた

休憩を終え少し進むとにわかに周りが開けました。向こうに山が見える!空が開けると、深呼吸してみたくなりますね。

左に電波塔も見えます。ちなみに登山道のすぐそばには電線管や水道管も通っています。山小屋に電気や水道を引いてあるってことですね。これのメンテナンスも大変そう。

もののけルート

再びジャングルに戻りました。段々と人の手が入らなくなってきて、自然の領域が広がってきているような気がします。木霊が出てきそうです。

2,5キロ地点

2,5キロメートル地点。標高2,350メートルです。

大木

大木を経て、、

うねる木

うねる木を経て、、

3,0キロ地点

3,0キロメートル地点。標高2,455メートルです。まだまだ暑いです。

 

休憩場所2

そして次の休憩場所。まだまだ元気ですが、やはり一応休んでおきます。水分補給も忘れずに。

リスの生息地

ここでは人懐っこいリスが迎えてくれました。癒されるぜ。奴らの手足汚いけど。

リスに翻弄されるおっさん

ブラブラのおっさんがリスに纏わりつかれて翻弄されてました。

 

なにかの集まり

なんでしょうか?苔かな?こんなところで人がいたずらに作るようなものでもなさそうなので自然に出来たものなんでしょうけど。

疲れてきてる

若干疲れが出始めてます。相変わらずの熱帯気候。

3,5キロ地点

3,5キロメートル地点。標高2,634メートルです。お腹も空いてきました。

岩が増えてきた

徐々にですが、勾配が急に、岩がちになって足場が悪くなってきます。これ登りはいいけど下りは怖いなぁ。そして見上げる空も雲が増してきました。これは一雨くるかな?

ラヤンラヤン

ラヤンラヤンという休憩所に着きました。ずっと小グループで登ってきましたが、この休憩所には結構人がいて賑わっていました。ここは、2,702メートルの標高です。

ここはちょっと立派な造りになっていて、ガイドが休憩できる小屋もありました。エル、ゆっくり休んでくれ(余裕そうだったけど)。僕らはレストランでもらったランチボックスをいただきます。

ランチボックス

リンゴ、サンドイッチ、鶏のから揚げ、クッキー、ゆでたまご。バランスがいいですね。クッキーは後にとっておいて、その他を食べます。唐揚げを落としちゃった人がいて可哀そうでした。

ここには鳥が

ここには人懐っこい鳥がいました。この鳥はマレーシアではよく見るやつです。

ブラブラのおっさんとツーショット

荷物ブラブラのおっさんも快く写真に入ってくれました。

 

ちょっと長めに休憩とって、お昼も食べて、後半戦へ!


にほんブログ村 旅行ブログ 親子・夫婦世界一周へ
にほんブログ村

いつもご購読ありがとうございます。ひとつポチっとが我々の励みになります!

 

スカイスキャナーで飛行機を検索して、コタキナバルを経てキナバル山へ!案外スムーズにやってこれます。

れは僕が旅用に履いている靴です。ランニング用のローカットですが、キナバル山のような初心者向けの山ならこれで十分です。カラーバリエーションも勿論あり。

イノヴェイト Inov 8 メンズ ランニング シューズ・靴【Roclite 282 GTX Trail Running Shoe】Black/Grey

価格:
26,980円

(2016/09/06 13:26時点 )