我々のバイオリズムはなかなかどうして一致することが少なく、どちらかというと僕はすぐ疲れて移動中には眠気を我慢できないし、腰とか肩とか古傷が痛んできて休みたくなってしまうんですが寝込むことは殆どありません。
一方の万琵は疲れ知らず。どこまでも歩いて行けるし―たまに信じられないくらい地図を読めない時があるくらい―で基本的に頭も冴えていますが、定期的に38~9度の高熱を出して寝込んでしまいます。
そしてそういう時に限って移動日だったり、ゆっくり休めない予定が入っていたりするのが万琵の間の悪さです(笑)
今回も漏れることなく移動日。
幸いしたのは移動といっても歩いて別の宿に移動するだけだったこと。前日にネカ美術館に行く途中で次の宿の予約をしていた(デポジットも払ってしまっていた)ので頑張って新しい宿まで歩いて行くことにしました。
新しい宿はペランジバンガローというところ。モンキーフォレスト通りを王宮に向かって歩いて、王宮につく前に左に見える通りを3分ほど進むとありました。徒歩にかけた時間、7分。近い(笑)
万琵からすると、39度の熱の中で荷造りをして気温が30度を超える炎天下のもと排気ガスまみれになりながら歩かなければならず、その道もスーツケースを転がすに苦労する狭い歩道、段差も非常に多く転がしてるというより持ち歩いている感覚で、7分。辛い!書いてたら健康体でも辛くなってきた。。
そこまでしてなぜ宿を変えたのか?飽きたからです!せっかくだからいろんな宿を体験したいからです!あとプルナマハウスはネットが遅いからです。
さてペランジバンガロー。二階の部屋からの眺めは素晴らしいです。ウブドは高い建物が全くと言っていい程ありません。二階から見えるのはバリ家屋の屋根、屋根の上を歩く猫、そして凧。
この景色を眺められるテラスは、プルナマでは共用部分でしたが今回は専有部分。景色独占です。
ポットには毎朝新しいお湯を入れてくれて、コーヒーや紅茶が飲めます。ウェルカムドリンクとして生搾りジュースを出してくれました。美味し!
部屋には大きな窓もクローゼットもありバスルームにはバスタブも付いていました。ただシーツを交換する習慣がないのか、前の人の匂いがしっかりとついていました。
我々の鼻センサーがプロファイリングするに・・・体重65キロ前後のぽっちゃり系白人女性(金髪)で肉が好き、性格は内弁慶であまり綺麗好きではない、といったところでしょう。シーツ替えないとそういうトコまで解っちゃうよ!
どうせ他のシーツも洗ってないだろうということで、自分たちで洗います。
お昼ごろには万琵の熱も下がり、なんとか出掛けられる状態になりました。
ちなみにペランジもネットはそう速くありませんでした。プルナマよりは繋がりやすいかな?
この日の舞踊鑑賞は王宮ではなく「ウブドクロッド集会所」というところで、モンキーフォレスト通り沿いの、プルナマハウスから見えていたグラウンドの先にあります。
公演まで時間があるので、スーパーマーケットを探してみます。モンキーフォレスト通り周辺はコンビニのような店ばかりなので水とかお菓子とか買おうとするとちょっと割高です。拠点の近くにスーパーがあるとコストを抑えることが出来るかな?
調べてみると「COCOスーパー」というのが一番近くのようです。モンキーフォレスト通りを南下し道なりに進んで行くと見えます。ペランジバンガローからはゆっくり歩いて20分くらい。道すがらにウブドクロッド集会所を通過しました。
スーパーの中に入るといきなりこんな人形が。バリ舞踊ともちょっと違う感じです。お客さんは欧米人だらけでした。
フルーツが沢山。万琵大喜びです。お土産になりそうなお菓子やコーヒーもあります。水もコンビニより安く買うことが出来ました。といってもインドネシアの物価、コンビニだって知れてますけどね。
お!チェンマイで食べたサラを発見!タイのそれよりすこぶる大ぶりです。100gあたり23円くらいです。ビタミンCを摂っておきたいので購入してみました。味はイマイチでした。
食べ方の分からないフルーツがあったので(写真は撮り忘れた)食べ方をスタッフに訊いたら「う~ん、わかんないっす」お前フルーツコーナー担当だろ!そんで誰かに訊いてくるとかせよ!・・・この辺がインドネシアクオリティでした(笑)
さて時間になったのでウブドクロッド集会所に行きます。
この日公演するのは「Nritta Dewi(リッタ・デウィ)」という団体です。有名な女性舞踊家デウィさんが率いる新進の団体ということでした。今回観るのはトランスカルチャーという名目で、様々な題目を演じてくれるそうです。チケット代はひとり85,000ルピアでした。
ここは開場時間にならないと入れてもらえないらしく、みんな外で待っていました。
会場入りすると先に並んでいた人たちが既に多くの席を埋めていました。しかし前の方、端の方で見やすそうな椅子が空いていたので座ろうとすると「RESERVED 〇〇」と名前の入った予約席に。。なぬ!そんなことが出来るのか!
どうすれば予約できるのか?ツアーで申し込むのか、チケット代にプラスアルファするのか、はたまた早い時間にチケットを買うのか?様々な憶測が飛ぶなか、かなり見えづらい後ろの方に渋々座るのでした。
王宮と違ってこちらは天井があります。屋根がしっかりしている分内装も非常に細かく、重厚感があります。役者は中央から出るようになっていて、その頭上にはガルーダの像が据えられています。
しかし足元も面白いバリ舞踊を観るにあたってこの席は、ちょっと残念ですね。前の人の頭ばっかり見えてる。座高の高さが自慢の僕も、欧米人の座高にはかないませんでした。
定番のガムランからスタート。仲本工事似の人がリズムをリードしています。
バロンが登場。今日はバロンダンスですね。
優しい魔物の仮面。ちなみにこのキャラクターは「ジャウッ」というそうです。
ジャウッはアドリブを利かせることも多いのですが、今日はしばしば客席を見ています。そしてなんか怖い。
お客さん上げちゃった~。そして舞台上の全員がこちらに背を向けています。自由だな!
こ、こいつは・・金曜に見たぞ・・・
この魔物もとい魔女は「ランダ」といいます。
やっぱり呪われちゃった。ランダを退治しようとした人間が身体を操られ刃を自分に突き立てさせられます。この後のことは金曜の記事をご参考に。
終わった後はステージに近づけたので内装を見学。実に細かいですね。
出口付近にはこんな仮面が飾ってありました。これは何に使うんだろう?
今回は主宰のデウィさんは現れなかったみたいです。うーむ、彼女のタルナジャヤを観てみたかった!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ペランジバンガロー
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