ベトナムから移動する日がやってきた。体調もまあまあ復活した。
多くの長期旅行者ならベトナムに入ったならカンボジアやラオスに陸路越境する人が多いと思うが、私たちにはそれをする時間的余裕がなかった。
というのは、ミャンマーでは日本で知り合った友達と日程を合わせて会う約束があったからだ。
ビザを取るためにハノイに一週間も居てしまったものだから、時間短縮のためにホーチミンから飛行機でヤンゴンに入ることにした。(ちなみにヤンゴンに着いてから分かったことだが、2016年10月の時は、ヤンゴンの空港でアライバルビザが取れるようになっていた(汗)料金はたしか50ドルくらいしたと思うが、時間の短縮になり楽だと思う。知っていたとしても私たちはハノイでビザ申請したと思うが…。)
飛行機は10時30分発だった。
3時間前には空港に着いていたかったので、私たちは朝早くチェックインを済ませてバス停まで歩いていった。
宿から空港行のバスが出ているベンタンバスターミナルまでは徒歩15分くらいだ。
朝早い時間のハムギー通りはウォーキングしている人々が沢山いて、すがすがしく気持ちが良かった。
ベンタンバスターミナルから空港までのバスは152番だ。料金は一人5000ドンと荷物代5000ドンで1万ドンだった。番号は予め調べていたので知っていたが、親切な現地の人がいろいろ世話してくれて誘導してくれた。ホーチミンに着いたばかりの時に誘導してくれたおじさんはチップを要求してきたが、今回は曇りのない善意だった(笑)
152番のバスに乗るや否や、いきなりの豪雨になった。土砂降りだ。
雨女発揮しているが、バスに乗った後で本当良かった。大きい荷物で大雨にあたったら地獄でしかない。撥水加工しているハズの荷物だが、最近は普通にすぐに染みてくる。ああ…。
ベンタンバスターミナルから空港までは30分から40分ほどで到着。
まだ雨は降り続いているが、飛行場に着けばもう濡れる心配はない。
だがあまりにも強い雨だと飛行機が遅れる心配がある。
無事に出国手続きを終えて、プレミアムラウンジに向かう間も雨はずっと降り続けていた。
太陽が隠れていて、まるで夕方のようだがこれはまだ午前中の早い時間だ。
そしてこちらがホーチミンのプレミアムラウンジ。なかなか広くて食事も充実していた。朝が早いせいかお客さんも全然いない。
ホーチミンの宿は朝食付きだったが、今日は朝が早かったので食べることが出来なかった。せっかく朝食が充実している宿だったので、残念だった。
おお!!私の好物のパンプキンスープがあるじゃないですか!
普通の鶏の卵の他にアヒルの卵もあった。味は塩づけされているのかなんだかわからないが、しょっぱすぎて食べられなかったけど。
大雨は段々と止んできて、出発の時刻にはもう小降りになっていた。
出発も時刻通りだった。
ヤンゴンに着いたのはお昼の12時頃。フライト時間は1時間45分程だ。ホーチミンとヤンゴンには時差が30分ありヤンゴンの方が30分早い。
ヤンゴンの空港は、あれ?ここが本当にミャンマー第一都市の空港なのか?と思うほど小さいものだった。
入国審査をスムーズに進み荷物をピックアップする。
外にでると、すかさずタクシーの勧誘に付きまとわれる。しつこい。
上海では勧誘はなかったし、ベトナムは陸路入国だったこともあり久しぶりにタクシー勧誘に囲まれた。久しぶりだと途端に嫌気がさして、ああ、本当にこうゆうの無くなればよいのにと思ってしまう。私はいまだにこうゆうのを楽しむという段階にいけず、嫌なものは嫌だと思ってしまう。
幾ら?と一応聞いてみるととんでもなくボったくった料金を言ってくる。相場では5000Kらしいが、2万Kでどうだ?と言われた。
ミャンマーの通貨単位はチャットというものだ。だいたい1チャットは0.08円くらい。ベトナムドンよりはちょっと分かりやすくなった。
2万Kは1600円くらい。高いだろ。
空港の前で待機しているタクシーは必ず高いので、少し歩いてちょっと離れたところでタクシーを拾うのが良い。もしくは気合十分な人は空港から少し歩くが、大きい通りに出たところにバス停があってそこでバスに乗ることも出来るらしい。だがエアポートバスではなく現地の人の足となるローカルバスなので、大きい荷物を持った私たちがバスに乗ることは現実的ではないと思う。
周りをキョロキョロしていると、日本人らしきカップルを発見。いや実はホーチミンでヤンゴンの飛行機に乗る時に、あれ?こんなところからヤンゴン行に乗る日本人らしき人がいるぞと気になっていたのだ。
声を掛けてみるとやっぱり日本人で、ならばタクシーをシェアして市内に出ようということになった。
改めて4人で幾ら?と聞いてみると、料金は変わらず2万Kと言われた。4人になったから一人5000Kになったけれど、なんだか気に食わなくて乗らないと言って空港を離れるために歩き始めた。
するとムラケンに気の良さそうな新たなタクシー運転手が小走りに近づいてきて話しかけてきた。
このおじちゃん4人で1万Kでどうだ?っていっているよ?
決まりでしょ!
というわけで、私たちは4人で1万Kで市内まで連れていってもらうことにした。
このタクシーの運転手さん、顔通りとても良い人だった。ムラケンはすぐ人を信用して騙されやすいけれど、良い人にもよく出会う体質だと思う。
このカップルはオーストラリアでワーキングホリデーしているらしい。しかも私たちが世界一周出発地に選んだタスマニア島で働いているらしい。
今はちょうどホリデーになっているらしくミャンマーに遊びに来たみたいだ。
なんだか嬉しかった。
ペラペラ話していたので空港から市内までどのくらいかわからなかったが、多分30分以上はかかったと思う。最近のヤンゴンも急に車が増えたようで渋滞が問題になっているらしい。
市内に近づくにつれて、私たちが乗ったタクシーも渋滞に巻き込まれて、あんまり進まなくなってしまった。
ヤンゴンは思ったよりも随分と発展していた。日本でいうと地方の一番の繁華街くらいだろうか。
ハノイやホーチミンほどではないが、クラクションの音が鳴り響き、排気ガスも凄いことになっていたが。
ただここはミャンマーだと思わせるものが容易に目に飛び込んでくる。それはこの黄金に輝くパゴダだ。
キラキラと太陽が反射して眩しい。
遠くからでもわかるこの存在感。輝くパゴダの光が、人々を活気づけ、そして守っている。そこだけが異次元だ。
美しい。
宿の近くで降ろしてもらい、ここでカップルとは別れた。カップルは今日の宿をまだ決めていないらしく、これから歩いて探すみたいだ。見つけられなかった時のために私たちが予約している宿の名前を教えた。
だが私たちも予約して近くにあるハズの宿を探せど探せど、見つけることが出来なかった。
全然ないんだけど!と不安に思っていると、おじさんが声を掛けてくれて宿の前まで連れて行ってくれた。
その入口をみて、こりゃ見つからないよ…と納得。
看板は沢山の出店の屋根で隠れていて、入口もここかよ!といった感じの狭い階段を登っていくといったものだった。
偶然か察知する能力があるのかわからないが、ちょうど宿のスタッフが入口まで降りてきて私たちの荷物を運んでくれた。
宿は3階だ。
階段ちょう狭い…。
大丈夫かな、ここ、と不安を感じながらもスタッフはみんな陽気で良い人たちだった。
ヤンゴンでの宿は Space Boutique Hostel Yongonというところだ。共用バスルームで朝食付き。
全体的にThe安宿!と言った感じだが、寝具類は綺麗だったし、こまめにバスルームなども掃除してくれているみたいだった。
このようにドアの下は隙間ががっつり空いているので気にする人はちょっとキツイかもしれないが、なんの問題もない。
荷物を置いてちょっとゆっくりしていると、さっき別れたカップルが宿にやってきた。やっぱり見つけられなかったと、この宿にチェックインすることにしたらしい。
さてさて、取り敢えず腹ごしらえに行こうかな!!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Space Boutique Hostel
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