絶景舞踏

旅記事237 巨大魚たくさんニゴンボのフィッシュマーケット


食中毒から復活しました。皆さまご心配をお掛けしました。

 

ニゴンボを拡大地図で見てみると潟があり、運河があります。その付近では魚が毎朝水揚げされています。今回は、おっちゃんおススメフィッシュマーケットの見学に行ってみることにしました。

おっちゃん曰く「フィッシュマーケットで朝どれの魚を焼いてもらって食べてくるといいよ!」いいっすね!

 

まだ日も昇らぬ早朝。我々は外に出て前日に頼んでおいたスリーウィラーを待ちます。が約束の時間を過ぎても来ません。宿のスタッフもいません。もしかしてこのまま誰も姿を見せずに予定もご破算になるんじゃないかと不安がよぎりますが、ちょっとの遅刻は日本の外ではごくごく当たり前のことなので、まだ待ちましょう。

なんてことを万琵と話しているうちに、スリーウィラーがやってきました。思ったより早かったじゃん。ちなみにスリーウィラーとは3wheeler。ホイールが3つ。三輪車ですね。

宿の門を開けるスタッフも起きてきていないので、ドライバーが自らスリーウィラーから降り、門を開けます。

日の出前の快走

まだ暗い住宅街を疾走します。みんなが寝ているこの時間にこの三輪車の馬力の低いエンジンが必死こいてるオィイイインッ!て音が響き渡るので近所にちょっと申し訳ない気持ちになります。

幹線道路に出ると、早い時間なのに意外と交通量が多いことに驚きつつ、少しずつ明るくなるのを感じながら20分くらい走ったところで目的のフィッシュマーケット近くに辿り着きました。

橋を渡るとその先にフィッシュマーケットが見えています。橋の手前でスリーウィラーを停めてドライバーが告げます。「30分したら戻って来いよ。」さ30分?それじゃ食べてこれないじゃないか!

仕事を終えた漁船

橋の上から眺めると漁を終えた漁船がたくさんありました。親が漁師でもなければ港で生まれ育ったワケでもないのになぜか覚える郷愁。前世の記憶かな。ちなみに泳ぎは苦手です。

進んでいくと次第に魚特有の匂いが強まり、カラスが増えてきます。マーケットの建物に入る前から、ズラリと並んで売りに出されている魚が見えました。いいね!臭いけど!

フィッシュマーケット潜入

フィッシュマーケットの建物内に入ってみました。手前の裸電球が太陽のようにまぶしかったので写真を加工してあります。それにしてもそこにある魚、デカい!人間サイズです。なんだろう?まぐろの仲間?

 

まぐろ?

大型の回遊魚のぶつ切りです。冷凍しないと身ヤケするんじゃない?(by将太の寿司)

 

我々の他にいるのは漁業関係者ばかり。観光客いないのかな?

漁業関係者A

いないよ~。でも営業スマイルするよ~。今日も大漁だよ~。

緑が好きなんだねこの人は。

カメラを向けた時にこういう顔を瞬時にしてくれると、とても嬉しいです。僕も緑は好きです。

かつを

かつを!肉体に張りがあります。タタキにおろし生姜で食べたい。

色々な魚が

沢山の種類の魚が水揚げされていました。どれも美味しそうです。

ツッコミの型

なんでやねーん!バシッとツッコミを入れている鮫4兄弟。「への字口」も味ですね。鮫の立場からすると凄惨な現場ですが。

因みにここの漁場では鮫が沢山獲れるようで、いたる所に鮫が転がっていました。かまぼこにでもするのかな?

他にもエビ、カニ、イカ、ウツボ、巨大なエイなど様々な種類がありました。ちなみに写真を掲載しないのは、結構ひどい絵面になってしまっているからです。

 

捌く姿も

魚を捌く姿も見られました。

鮫を除いてどれも美味しそうだな~と思っているところに、調理場を見つけてしまいました。

焼いてくれます

シンハラ文字は全く解読不能ですが、これはさすがに分かる。その辺で買った魚や甲殻類を焼いて食べさせてくれる(らしい)ところです。

なぜ「らしい」なのか。30分で戻らなきゃならないからですよ!その辺いい加減になりきれない日本人の我々。

それと、万琵がたくさんの魚の死体を見てちょっと気分が悪くなってしまったため。あれを「魚の死体」と表現するところ、独特の感性の持ち主だなぁと感心させられます。新鮮な魚も、理論的には魚の死体で間違いないですし。

万琵はしらすなどの小魚を食べるときも「みんながこっちを見てる」のが苦手らしいです。魚類にはまぶたが無く目が開きっぱなしなので、目を合わせずに食べるのは難しいですね。

日が昇ってきた

スリーウィラーに戻る途中で昇ってくる太陽が見えました。朝焼けが綺麗な日は天気が崩れると言いますが、今日も天気悪くなるのかな。一抹の不安。

再び走り出したスリーウィラー。もう帰るのかと思っていましたがなにやら回り道をしているようです。

 

世の中に、回り道をしてガイドを兼ねるドライバーには2種類います。

その1、善意でこの町を紹介してくれるもの

その2、後でチップないしギャラの上昇を企てるもの

三輪ドライバー

さあどっちでしょう?経験上は圧倒的にその2のドライバーが大多数です。

こうやって悪戯っぽく書いてる時点でその1の善良ドライバーだったってことなんですけど(笑)

見せてくれたのはここニゴンボの不思議な宗教の環境。色々と英語で解説を入れながら回ってくれます。

キリスト教会

キリスト教会。仏教国スリランカでも異質、ニゴンボはキリスト教徒が多いのです。ゴメン昨日そんな感じの見ちゃった。

岩窟マリア像

教会の横にあるマリア像。ネオンサインを使うセンスが大陸仏教っぽい文化で(キリスト教の像ですが)良い感じですね。

ヒンドゥー寺院

すぐ近くにはヒンドゥー寺院が。

 

運河

もう宗教とは関係なくなりましたが運河も見ました。香辛料の運搬のためにオランダが建設したらしいのですが、今は漁師が海に出るのに使ってます。

といったところで早朝スリーウィラーのドライブは終わりました。

ドライバー万琵

ドライバーさん、ありがとう!

・・・万琵だった!

帰っていく

という冗談にも付き合ってくれたドライバーでした。当初のギャラ500ルピー(370円くらい)にちょっとだけ色を付けて気持ちよく帰ってもらいました。

 

魚を食べ損ねたのでそのまま宿の朝食をいただき、夕方にまた前日の店に行ってみました。

やはり大盛

やはり大盛!味は良かったんですが、さすがにちょっと食べきれませんでした。ドリンクは頼まないのか~?と店員にチマチマちょっかいをかけられ、出された水を頑なに飲まず(飲んだら水代取られる)持参した水でしのいできました。

 

そして再び宿に帰ってくると、庭で着飾った人が撮影会をしていました。

ウェディングフォト

ウェディングフォトの撮影か!この宿の庭はそういう用途でも使われているんですね。道理でいつも綺麗にしているワケだ。

ブログにアップする許可は得ていないので目線入れてますが、カメラを向けると快く笑顔をくれました。朝焼けではありましたが雨も降らず、撮影会は無事に終わったようです。

名前も存じませぬが、お幸せに!


 

 
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