絶景舞踏

旅記事289 ヨルダンを終えて


日程:2016年12月11日~2016年12月26日(滞在日数16日)

ドバイからの移動時間:オマーンのマスカット空港で乗り継ぎ、合計6時間30分ほど。ドバイとアンマンの時差は2時間でドバイがすすんでいる。

訪問した都市(宿泊施設):アンマン(ノーベルホテルブティックホテルアンマンマンスールホテル)、ペトラ(ペトラゲートホテル)、ワディラム(デザートムーンキャンプ)、マダバ(Queen Ayola Hotel

万琵が踊った場所:死海南部、ペトラ遺跡、ワディラムの岩の上とサンセットにて

ワディ・ラム舞踏4

<ヨルダンの感想>

ドバイからヨルダンのアンマンに入ったときの衝撃は気温の違いだった。地図で見るとドバイとアンマンってそんなに離れていないと思う。にも関わらず、ドバイは半袖でも汗をかくほどだったのに、アンマンはダウンを着ていても寒い。

ネパールの寒さから中東の暑さを経由して、また寒い国にやってきた。

身体がなんだか追いついていかない(笑)

ドバイでは宿が高かったが、ヨルダンの物価は下がり私たちの財布には優しい国となった。

そしてまた町は雑多な感じになった(笑)

当初の予定ではドバイからイランのテヘランに入る予定でいてヨルダンは頭になかったが、急きょ来てみたヨルダンがこんなに見どころが多い国だとは来るまで知らなかった。

食べ物自体はアラブ料理という面であまり変化はないが、ヨルダンは美味しいものが多く、ナンに食感が似ているホブスというパンの焼きたては本当に美味しかった。日本人には嬉しいであろうお米の料理も充実している。

個人的には激甘、シロップ、オリーブ油たっぷりのスイーツもなかなかパンチがあって記憶に残っている。

中東というとテロが気になるところだが、テロ抜きの治安は良好といえると思う。

基本的に町の人はとても親切で、距離感が近くとてもウェルカムだ。

どっぷりつかっているJICAの人たちはヨルダン人は無邪気なのはいいけどウザいと言っていたが(笑)

国を通り過ぎる旅人としては、そのウザさも人間のぬくもりを感じられてほっこりとする。

オマーン、ドバイ、ヨルダンとイスラム圏に来たが、オマーンでは女性を町で見かけること自体が難しく、男性もほぼ全員同じ民族衣装を着ていた。

ドバイは外国人ばかりなので開放的になるが地域でかなり印象が変わり、男性の頭につけている赤と白のチェックのターバンが可愛かった。

ヨルダンは男性が民族衣装をきている人はほぼいなかった。女性はどちらかというと緩い人とかっちりという人に分かれるという印象。

ヨルダンの男性は子供っぽく明るく気軽に話しかけてくる人が多いが、女性からは話しかけられる事は無かった。

オマーンの話しかけられると必ず、結婚しているの?質問は今思い出しても面白いがヨルダンでは一度もなかった。

外国人にも慣れているのだろう、男性が女性をジロジロと見ることも少なかった。

キリスト教徒も多いマダバでは女性も気軽に挨拶してきてくれたりして空気が軽い。

マダバの子供がかわいかったなぁ。

空気の軽さに触れて、なんだかほっとしたのを覚えている。

中東といえども、国が変われば全く変わる。これが面白い。

ヨルダンは見どころが沢山あった。

アンマンの街並みも古くて情緒があり楽しいし、死海は勿論のこと、ペトラ遺跡の荘厳さと大自然が作り出す景色は今まで見てきた遺跡群の中でも個人的には群を抜いていた。

夕日がペトラの岩山を染めるときのあの岩の色の綺麗さったらない。

ワディラムの楽しかったキャンプは今でも思い出すとワクワクする。

そしてマダバのアザーンと教会の鐘のコラボレーションが忘れられない。本当に美しい時間だった。

あのコラボはまだ他の地域でも味わっていない。

テロが心配されて、観光客が激変したというヨルダンだったが、本当に驚きと感動の連続の国だった。歴史に詳しい人はもっともっと深く楽しめる国なのだと思う。

私たちは行かなかったがイスラエルとセットにして来ても良いと思う。

おススメだ!

エド・ディル眺望ポイント

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