絶景舞踏

旅記事310 ギリシャを終えて


日程:2017年1月12日~2017年1月28日(滞在日数17日)

キプロスからの移動時間:格安航空会社ライアンエアーにて1時間のフライト

訪問した都市(宿泊施設):【クレタ島】ハニア(ルームズ47)、レシムノ(レシムノハウス)、イラクリオン

【サントリーニ島】フィラ(ホテルソラリスオデッセイハウス

【ナクソス島】ナクソスシティ(Taki’s Place

【内地】アテネ(スキーナアパートメント

万琵が踊った場所:ヴーヴェス村のオリーブ畑、サントリーニ島の岩山、ナクソス島の生活道路

サントリーニ舞踏1

<ギリシャの感想>

青い海、広い空、猫。古代遺跡、守られた自然、人。

僕の好きなものを集めたら、ギリシャになった。

我々がギリシャを訪れたのは1月のことで、明らかにオフシーズンだった。

唐突だが、オフシーズンにギリシャを訪れるメリットデメリットランキングを考えてみた。

オフシーズンに訪れるメリットベスト3

第3位:宿が安い

ギリシャというのは観光地の「るつぼ」なので、色んな所を見て回りたいと思ったらどうしても多くの島や都市を訪れ、そこで同じ数かそれ以上の宿に泊まることになる。ハイシーズンの宿代を調べてはいないが、サントリーニ島やアテネ中心部のアパートメントを借りても一泊2千円台で泊まることが出来るのは、やはりオフシーズンだからなのだと思う。

我々は15泊16日の滞在で6カ所の宿を利用して、約302ユーロの滞在費であったので、一泊平均して20ユーロくらいに抑えることが出来た。

第2位:人の心に余裕がある

観光客というのは、国によってはその経済を支える重要なクライアントである反面、地元民をイラつかせる大きな理由にもなる。ある国のハイシーズンに訪れた時は、観光業に携わっている人間でさえ明らかにストレスを感じているようで、心のこもっていないサービスを提供されたり、挙句の果てにはトラブルを起こすこともしばしば起こった。

当然、観光客にもそのイライラは伝播し周辺全体を悪い気分に導くことにもつながる。

オフシーズンはそのイライラが一年のうち最も少ない期間であると言えると思う。宿泊サービスや交通、ショップにも余裕が生まれ(というか暇で)一人ひとりに心のこもった対応をしてくれること請け合いだ。

イワシ漁は一匹一匹のイワシにまで気を配らないが、本まぐろ漁は一匹を丁重に扱う。

第1位:人が少ない

ハイシーズンは写真に人が写り込む。素晴らしい景色を眺める前にインスタ自撮りの列を待つ。やっと自分の順番が来たと思ったら自撮り棒で後ろからつつかれる。

オフシーズンはそんなことありません!これめちゃくちゃ大事!

遺跡の前で歴史に思いを馳せる、雄大な自然の中で深呼吸したり、ちょっと考え事してみたり、旅先で出会った猫がずっと僕の前にいてゴロゴロ喉を鳴らしてる、これらはオフシーズンにしか出来ないこと。

オフシーズンに訪れるデメリットワースト3

第3位:寒い

ギリシャは地中海性気候で冬でも比較的温暖とはいえ、やはり真冬。そして海の側は風が強く、波も荒いので寒さ対策は必要。暑いか寒いか、で比べたら万琵は寒い方が好きだから問題なし。

第2位:店が開いてない

観光業でほぼ全ての収入を賄っているような地域では、殆どの店が開いていないか、改修工事をしている。サントリーニ島の土産物屋はフィラに一軒しか開いていなかった。なんにも買わなかったけどね。オフシーズンの地域に旅行に行く人にお土産をねだったら、たぶん成田で調達してくる。

第1位:ツアー、交通が激減(もしくは皆無)

島を巡ろうと考えているならオフシーズンはやめておいた方がいいと思う。僕は猫の島ミコノス島に行きたいな~とクレタ島でフェリーを検索してみたところ、直近のフェリーが半年先だった。

サントリーニ島でも近場の火山にボートで移動して温泉が湧いてる海に飛び込もう!みたいなツアーが当然のようにクローズだったし、夜着フェリーの時間に合わせてやってくるハズのバスは絶対来ない。しかもそういう時に限って大粒の雨が降る。

最初にクレタ島、サントリーニ島、ナクソス島、と島を3つ回った。島というのは世界的に見てもやはり外界との交流が難しい分、周辺とは異なる文化や習慣が見られる。

ギリシャに関してはとりわけ、外の人の出入りが少ない島の住人ほど親切でサービス精神が旺盛なように感じた。こちらが逆に申し訳なくなるくらい気を遣ってくれて、旅の思い出をとても良いものにしてくれた。

アテネに行くと流石に経済不安の影が色濃く出ていて、20代であろう健康そうな若者がコップを置いて路上で物乞いをしている姿をよく目にした。働け!と思っても、その仕事がないらしい。働きたいのに仕事がない、というのは相当悲惨な社会だと思った。

それだからか、現に仕事に就いている人は自分の仕事に一生懸命、働けることに喜びを見出しているように感じられた。

神話や歴史、自然、現代に生きる人間、社会を目まぐるしく見ることが出来たギリシャ。

もっかい行こう!

青、白、イア

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