絶景舞踏

旅記事313 不思議なエネルギーに満ちているゴゾ島に行った。


この記事は2017年3月5日の出来事です。

 

マルサシロックに一緒にいったスイスの友達も3週間という短い期間でスイスに帰って行った。

私の通ったBELT’S language school では年齢層が高いせいか、家族が自国で待っていたり、仕事の休暇を利用している人が多く、長くても一ヶ月とかの人が多かった。

次々と友達が帰っていくのは寂しくもあるが、その人の国まで遊びに行こうとワクワクもした。

今こんな風に気軽に世界を飛べるということに、世界は広い、しかし世界はそんなに広くないと感じる。

日本からヨーロッパなんて、東京から新幹線でちょっくら大阪に、という感覚と一緒ぐらいだ。

私が仲良くなった友達は、ヨーロッパ人全般にそうなのかは分からないが、あまり一人で海外に出かけることがないらしく、この語学留学は初めて一人で出てきたという人が多かった。私としては一人であれこれとすることは好きなので、一人でなにかやる、ということになんの特別感もないが、みんなはこのマルタ留学が特別のもののように感じているようだった。

外国の人は家族感の距離がすごく近いし、親友と呼べる友達とは毎日のように連絡を取るのが当たり前のようだ。週末は必ず家族と、という人も多いと思う。

これは私の感覚にはないもので、親に連絡を取るのも用事がある時だし、日本の友達に連絡を取ることもそんなにない。だからと言ってそれは遠くの存在ではなくて、私にとっては大事であり近くにいつも感じている。

 

この日はスペインの子とトルコの子とで、マルタ共和国の中でも特別なエネルギーが流れているというゴゾ島に遊びに行くことに。

この二人とも長く時間を共にさせてもらって思い出深い。

トルコの子とは2017年の12月にたった一日だったがトルコで再会を果たすことが出来た。

スペインの子とは再会を果たそうとスペインに行くも、叶えることが出来なかったのでまたの機会に会おう。

 

ゴゾ島はマルタ島の姉妹島とされていて、日帰りでも観光可能。

マルタ人、ゴゾ人と地元の人は区別するほどそれぞれの個性があるとのこと。

ゴゾ島にも宿泊施設はあるので、よりのんびりしたい人は宿泊してみても良いかもしれない。

ちなみにBELT’S language school にもゴゾキャンパスがある。費用が少しゴゾキャンパスの方が高かった気がする。

セントポールズベイからゴゾ島に行くには、まず221番のバスでCirkewwaというマルタ島の北端のフェリーターミナルがあるところまで行く。ここまでは40分(1.5€)ほどで着くが、221番のバスはそんなに本数が多くなかったように思うので、行く前に確認した方がよいと思う。

 

Cirkewwa ferry terminal 入口

 

バス停とフェリーターミナルは隣接しているので、すぐにわかる。

入口付近で観光バスのHop on Hop offの勧誘があった。大人料金18€、子供料金10€だった。

 

Hop on Hop off チラシ表Hop on Hop off チラシ裏

 

私たちが語学学校の生徒だと言うと、じゃあ学割で10€でいいよと言ってくれたので、この観光バスを使うことにした。

勿論ゴゾ島にもローカルバスは走っていて、一律1.5€で乗ることが出来るが、観光名所に何カ所も行くとなるとローカルバスだと本数が少なく回りきることが難しい。しかも学割の10€は安い。

この観光バス、おススメだ。

 

ターミナルの中

 

ターミナルの中にはキオスクもあって椅子も沢山ある。

私は友達とだけで行ったのと、祝日で学校が休みの時のアクティビティで2回ゴゾ島に赴いたが、祝日のターミナル内はめちゃくちゃ人が一杯だった。

この時は空いていた。

マルタ島からゴゾ島までのフェリーの代金は往復で4.65€だった。たしか往復で買ってしまうほうが安くなるはず。

 

フェリー

 

フェリーは普通に大きい。みんな外のデッキで海を眺める。安定しているので酔うこともないだろう。

 

ゴゾ島までの海

 

ゴゾ島までの海は深い深い群青色だ。

 

ゴゾ島に到着

 

25分くらいでゴゾ島に到着!

あの赤い二階建てのバスがHop on Hop offバスだ。

 

バスの二階が気持ちよい

 

早速Hop on Hop off に乗り込んで出発だ。天気が良くて暖かい日は、絶対に吹き抜けの二階部分に座るのが気持ち良い。

景色もこっちの方が良く見える。

ちなみに音声ガイドは少しとんちんかんな日本語もある。友達のスペイン語もトルコ語もあったが、勿論私たちは勉強がてらに英語の音声ガイド。

 

ゴゾ島の景色

 

ゴゾ島の景色は極めて牧歌的だ。

緑に包まれていて、草の匂いがする。

 

私たちがまず目指したのはゴゾ島の観光名所の中でも一番人気であろう、世界遺産にもなっているアーチ岩のアズールウインドウを見に行くことである。dwejraというところで下車する。

次のバスが来るのは45分後なので、それまでじっくりと見ることが出来る。

 

アズールウインドウ

 

じゃ~ん!!

アーチ状になっている岩は違う国でも何度か見たことがあったが、ここのもかなり立派だ。

そしてすごく近くで見ることが出来る。

ここも期待を裏切ることなく綺麗な海の色をしている。

 

泡立つ海

 

私としてはアーチ状の岩よりも岩の前にあったこの写真の部分が気になってしまった。

泡立つ海がミルキー色になっていて、ここの深い部分でなにかと繋がっていそうだと思った。

アズールウインドウ、青空色の窓。窓は内と外を繋ぐものだが、実はきっとここが入口のような気がする。

なにかがここから産まれそうでもあり、とても神秘的な色をしていた。

 

果てしなく広がる

 

マルタの人はここに来ると、不思議なエネルギーを貰って、なにかアイディアがふと浮かんだり、言葉では理解できない体験をしたりするらしい。

だからやっぱりここは特別な場所らしい。

 

岩

 

岩自体もなんだか迫力あって、エネルギーに満ち満ちている気がする。

 

岩をくぐってアーチの近くまで行けるスキューバダイビング

 

船を使ってアーチの傍まで行くこともできるし、スキューバダイビングもできるようだ。

 

友達とともに

 

実はこのアズールウインドウ、私たちが訪れた3日後(2017年3月8日)に嵐のために崩壊してしまった!!

この嵐の日は本当に風が強くて、ふと、あのアーチは大丈夫なのだろうかと思っていたので、ニュースを見た時は本当にびっくりした。

影も形も全くなくなってしまった。

なので、残念なことに今はこのアーチを見ることは出来ない。

この写真で想像してください涙

 

ゴゾ島のセンター、VICTORIA

 

次に向かったのはゴゾ島のセンター、ビクトリア。

ここにはレストランやカフェ、ショップも沢山ある。

 

カテドラルカテドラル内部

 

ビクトリアにはCitadel(城塞)もある。

ここは高台になった所にあるのでゴゾ島の景色を眺めるのに良い場所のようだが、1551年にゴゾ島が海賊に襲われ、沢山の島の人々が連れ去られたという。ここは海賊に襲われたときの避難場所になった所でもあるそうだ。

 

パスティッツィ

 

小腹が空いたので、マルタでは良く食べられているパスティッツィというものを購入。

パリパリのパイ生地の中にチーズや豆のペーストが入っている。

非常に高カロリーの代物だが、とっても美味しい。しかもお店ごとに微妙に違う。

ちなみにこの辺のカフェでビールを飲みたかったら、1.5€ほどで飲める。マルタでよく飲まれているCISKという銘柄が安い。

 

お土産屋さん

 

お土産屋さんも沢山あって楽しい。

友達二人はお土産にどっさりマグネットを買っていた(笑)

やっぱり女性はこういったお土産見るの好きだよね。

 

教会

 

私たちはマルタ島でも教会は沢山見てきたので、ゴゾ島では飛ばしてしまったが、教会も観光スポットとして沢山あるようだ。

帰りのフェリーは遅くまであるようだが、寒くなる前に私たちは帰ることに。

 

ここから先は学校のアクティビティで二回目に訪れたゴゾ島の情報だが、

 

赤い砂浜

 

赤い砂浜が特徴的なビーチもゴゾ島には存在している。ラムラ湾というところだ。

Hop on Hop offならRamlaというところで下車すれば良い。

ここのビーチもとても綺麗だったのでおススメだ。

 

得体の知れないものが

 

砂浜にはなにやら得体のしれないプルプルしたものが落ちている。なんだこれ…?と奇妙がっていると、

 

得たいのしれないものを掴む少年

 

少年普通に拾って集めてる~

未だになにかわからないが、どうやら触っても害はないようだ。

だれかこの正体がわかる人、教えて。

 

砂に埋もれた犬

 

あらあら、犬こんなされちゃって…(笑)

 

アズールウインドウはなくなってしまったにせよ、ゴゾ島の独特の雰囲気を感じて欲しい。

マルタの人に愛されるゴゾ島、草の匂いを嗅ぐだけでも価値があると思う。


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スカイスキャナー