絶景舞踏

旅記事322 マルタ生活の日常そしてマドリッドに移動!空港からのバスと地下鉄


この記事は、2017年2月から4月にかけての出来事です。

 

万琵が語学学校に通っている間、僕は基本的に主夫でした。3食作って掃除と洗濯、週に1、2度はルームクリーニングが入ってくれるのですが、あまり綺麗にしてくれないのでシーツとタオルの交換とゴミ処理をメインにやってもらっていました。

2カ月あまり暮らしていたベルモントコートアパートメンツは、家具や家電がちゃんと機能していたので快適に過ごすことが出来ました。隣は肉屋だし、近くに幾つかスーパーもあり、マルタ固有の物価の安さにとても助けられました。

よく利用したスーパーがこちら。

ピコソ

ピスコポ。我々はキャッシュ&キャリーと呼んでいましたが、地元の人はみんなピスコポって言ってました。よく考えたらそっちが正解だよね。日祝は休みです。

ピコソの中

ここは、大体なんでも安いです。特に我々が重宝したものランキングを軽く。

1位:パスタ

主食になりますから。これが安いと助かります。万琵はあまりパスタ好きじゃないようですが。

バリラというメーカーのパスタが世界中に広まっているのですが、これは割と美味しいパスタです。イタリアの方に訊いたら「まあまあね。もっといいのあるけど、世界中で手に入るからね」と言っていました。・・・まあまあだそうですが、世界にはこれでもかっていうくらい不味いパスタがあるので、バリラ買っときゃ間違いない、という風潮があります(僕の中に)。

そのバリラの500グラムパスタが、1ユーロしません。国によっては3倍以上の値段で売られているので、ここはかなり安めで取引されています。

しかもバリラのパスタはバリエーション豊富!10種類以上の太さと形状があります。ちなみにパスタソースも安いです。

2位:チーズ

種類が豊富で、チーズに詳しくない我々はどれを見ても何のチーズか分からないんですが、取り敢えず指さしてこれ100グラム~とか言えば切ってくれます。どれも日本で買うほど高価ではないので、つい色々試してしまいます。ハーブを加えたビリジアンカラーのチーズは、濃厚さとサッパリ感が順番にきて美味しかったです。

3位:オリーブ

これは惣菜コーナーで売っていました。100グラム1ユーロ弱でした。下の写真にあります。

スープの素惣菜惣菜中身デカいポテチもある

写真は、買ったものの一部。タコのにんにく和えは美味しかったけど、ちょっと値が張りました。

番外編:ハリボグミ

マルタは世界一ハリボが安い国のひとつですね。200グラムが0,95ユーロとかでした。本社があるドイツより安いので調子に乗って毎日食べてました。変な添加物入ってないし。

 

パスタ食べてチーズとオリーブをつまみにワイン飲んどきゃもう南ヨーロッパ人でしょ!

あとは、万琵が前述しておりました、カットピザも安いです。子供のお小遣いみたいに2ユーロ握りしめて8分の1カットのピザを買いに行ってました。半径にあたる一辺が15~20センチはあるので、小食の人はそれだけでいいかも。

 

という生活の合間に、散髪と郵便局にも行きました。

他の方のブログで、日本人がカットしてくれる美容室がマルタにあるとのことだったので、連絡を取って行ってみることにしました。

美容師の水谷さんは、旦那さんがマルタの方で、長いことマルタに住んでいらっしゃる方でした。僕がカットしてもらった少し後に引っ越しを予定されていたので、場所については言及しません。引っ越しで処理に困っていた服を少し頂くことができました。

道中桜が

道中桜が咲いていました。

水谷さん

カットしてもらいました。さっぱりした!左が水谷さん。なぜか真顔(笑)

ちなみにこれ以降、この記事を書いている2018年3月半ばに至るまで髪切っていません。ボリビアでパーマ掛けて、バイオリンの弾けない葉加瀬太郎もといツッコミの出来ないトータルテンボスもとい漫画の描けないのりつけ雅春になってます。見たい方はインスタグラムへ。インスタのリンクは記事の最後にあります。

セントポールズベイから水谷さんのご自宅まではバスで行ったのですが、余りに天気がいいのと運動不足なのとで、帰りは歩くことにしました。

天気良い 鴨もいた

綺麗な風景は万琵がいっぱい見てきて写真を撮ってきてくれたのでここで載せる必要はありませんが、海沿いを歩いたり釣り人を眺めたり、鴨の列を眺めたりしておよそ2時間半で帰ってきました。

 

続いて、郵便局に用があったのは、ネパールで利用した海外旅行保険のために提出しなければならない書類を日本に送るためでした。

マルタ郵便局

マルタの郵便局。この店舗は万琵の学校BELSの近くにありました。

局内

郵便局内。みんな並んでますが、局員がテキパキ動いてくれるので待ち時間は短めでした。

海外郵便は東西南北節操なくあっちこっちに輸送されて、まるで偶然のように日本に届くというシステムなので、途中で紛失するリスクが高いのです。なのでちゃんと届いて欲しい書類は日本でいう書留扱いのEMSで送りました。EMSと絵ハガキ(これは普通郵便)数枚を日本に送って約25ユーロ。EMSは一週間くらい、絵ハガキは二カ月くらいで届きました。

 

さて、保険の手続きも済んだし、次の国スペインに移動です。

マルタ~マドリッド間にはLCCのライアンエアーが就航しています。

ライアンエアーの注意点が書かれている記事はこちら

まずは、バスでマルタの空港に行きます。この時滞在していた宿Huli Hotel & Apartmentsから最寄りのブジババスターミナルから出ているバスに乗ります。

基本的にはX(エックス)の付いたナンバーのバスが空港行です。ブジバから出ているエックスはX3のみでしたが、212番に乗ってケネディで降り、X1に乗り換えるなど複数の方法があります。グーグルマップの乗り換え検索でバッチリ出てくるのでそれをご参照ください。

我々はというと、X3に乗りそびれてしまったため、ケネディ経由で行くことにしました。

・・・マルタのバスはいい加減だということを耳にしてはいましたが、そのいい加減さを肌で感じることになろうとは。

マルタのバスを利用する時に言えることは2つです。

1、時刻表を信じない

2、ドライバーを信じない

信じられるものはグーグルマップだけです(笑)

20分くらい遅れてやってきたお目当てのバス。そのドライバーが外の人となにやら世間話で盛り上がっていました。

回送なのかと思いましたが一応「これケネディ行く?」と訊くと「おう、行くぞ」

そっかじゃこれに乗ろう、万琵呼んでこなくちゃと「1分待って、人と荷物連れてくるから!」というとドライバーが急に怒りだして「1分も待ってられるか!こっちは20分も遅れてるんだ、他のバスに乗れ!」と走り去ってしまいました。お前5分以上そこでくっちゃべってたろ・・

呆気にとられて次のバスを待つもなかなかやってきません。もう来たバス全部に訊いて回るしかないや、とやってきたバスのドライバーに訊きます「ケネディ行く?」「おう、行くぞ」

マジか!じゃ乗ろう!

そして乗り込んだバス。ケネディとは全く違う方向へ・・・行かねーじゃねーか!

変な所で降り、しばらく歩いて自力でケネディにやってきたのでした。最初からブジバからケネディまで30分かけて歩けばよかったよ・・・

ケネディのバス停

ケネディのバス停。徒歩30分のところ、3時間くらいかけました。ここからはX1に乗れるので、空港までは一本です。当然、時刻表通りには来ません。遅れるどころかやって来ないことさえあります。我々も、空白の一本をやり過ごし(来なかった)ここでも40分以上待たされてようやくバスに乗ることが出来ました。

マルタからバス移動で飛行機に乗る場合には、最低でも移動時間は推定の3倍はみておきましょう。

我々の飛行機は夜だったので、乗り遅れることなく空港に到着できました。

マルタ空港

マルタ空港。無駄に疲れた・・・

マルタ空港ラウンジ

マルタの空港ラウンジ。プライオリティパスを持っている我々はタダで使えます。

ラウンジ食料 ラウンジアルコール フルーツやつまみ類も

ラウンジにもよりますが、おおよそ軽食やドリンク(アルコール含む)が手に入ります。

マルタのラウンジは食品はちょっとショボめですが利用客が少ないせいか空いていて、ゆっくりすることができました。エッグタルトは美味しかったです。窓の外には滑走路が見えます。

ラウンジから見る滑走路

ラウンジは飛行機の待ち時間をご飯食べたりコーヒー飲んだりビール飲んだりしながら優雅に過ごせます。

そして夜8時50分、マドリッドに向けて飛び立ちました。

マルタ~マドリッド

照明が眩しすぎたので加工しときました。到着は23:59の予定。約3時間のフライトです。

 

真夜中に到着したのでマドリッドの空港で明るくなるまで時間を潰し、宿に向かいます。

路線バス200番

空港から市内「アベニーダ・デ・アメリカバスターミナル」までを結ぶ路線バス200番に乗ります。ひとり1,5ユーロ。

アベニーダ・デ・アメリカ

アベニーダ・デ・アメリカは地下鉄駅に直結しているので、ここで地下鉄に乗り換えます。

地下鉄券売機

地下鉄券売機。一回のチケットは1,5ユーロから距離に応じて2ユーロまで変わります。10回分の回数券は12,2ユーロで距離に関係ないので、我々は10回券を購入。複数人でも使えるので、二人でひとつの回数券。

メトロ10回券

これが地下鉄の回数券。バスにも利用可能。二人なので、2泊3日プラン以上なら簡単に使い切れます。

メトロ改札

改札の下のところに回数券を入れると、上から出てきてゲートが開きます。二人で使う場合は後ろの人がその切符を取って同様に下から入れます。最後の人は取り忘れないように。

このタイプのゲートなら問題ないんですが、よくある3本シャフトの回転ゲートの場合、スーツケースを引っ張って身体が先にゲートに入ると、後ろの荷物だけゲートに阻まれるので荷物を先に通してやるのがいいです。

コンコース

マドリッドの地下鉄はかなり複雑に入り組んでいますが、東京の地下鉄に慣れてる人なら問題ないと思われます。自分が何番の路線を使って、どの駅で降りるのかを把握してさえいれば大丈夫。ちなみにSalidaはExitです。

下へ~

スペインはスリが多いのでそういう点にも気をつけましょう。

我々は、人の少なめな場所(端車両はダメ)で待機し、電車に乗る直前に待機場所から5メートルくらい移動して乗ります。そして奥の方まで入ってしまいます。我々の動きに合わせて同じ車両に乗ってきた人、駆け込み乗車で同じ車両に乗ってきた人、そいつが犯人だ!くらいの気持ちで、あからさまな「俺はお前を見ているぞ」オーラ&視線を送っておきましょう。

もしその人がスリ犯だったら諦めて次の駅で降り、他の獲物を探しに行きます。犯人が降りた場合には「追っ払ってやったぜ」と誇らしく思いましょう。単に普通の駆け込み乗車で次の駅で降りる予定の人だったからって、そんなこと知ったこっちゃありません。

電車きた

電車きました。アテネのと違って落書きされていません。ホームも明るい照明です。

 

今回の宿は予約サイトではなく、Airbnbで取りました。最近流行のいわゆる民泊、人ん家です。なので名前や住所は明かせません。

マドリッドは予約サイトだと非常に高く、エアビーの方が格段に料金を抑えることが出来ます。ちなみにここは本当にマンションの一室で、人の家でした。

今回の宿

狭いけど生活用具は揃っている、それが民泊のいいところです。

ギリシャから始まったシェンゲン協定90日のカウントが終わりに近いので、スペインには一週間くらいしかいられませんが色々回ってみようと思います。


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スカイスキャナー