この記事は2017年５月12日の出来事です。
ダカールから行ける期待度満点の観光地といえば、ラックローズ！！
世界の絶景写真集でも載っていたりするから、知っている人も多いのではないかと思う。
ググってみればイメージが湧くと思う。
出てきた画像は、目を見張るようなピンクの湖。この世の物とは思えない美しさと不思議さに、絶対に行きたくなるはず。
これは行くしかないでしょ！！と今日も和心メンバーと、張り切って出かけることに。
和心からはバスを二本乗り継いで行ける。
43番バスで終点まで行った後（300CFA)、73番のバスに乗り換える（350CFA)とラックローズまで行ってくれる。
バス番号は変わっている可能性があるので、現地で確かめてね。
じゃ～～～～ん！！
おおおおお！！！！
って感動するはずだったんだけど…。
あれ？あれれ？？？？
ヤギが草食べているだけじゃん。
実はバスの中からも湖は見えていて、一物の不安を感じていたのだけど、近くで見たら違うんじゃない？みたいなかんじで期待は捨てずに歩いてきた。
いや～遠くからも近くからも一緒だよ！！
全っ然ピンクじゃない！！！！！
え？これただの汚い湖じゃん！！とかいって、ちょっと言い過ぎかい？
セネガルの幼稚園生？遠足かなにかで来ているけど、全然ピンクじゃないよ、大丈夫？？
ラックローズはピンクレイク（ピンクの湖）をフランス語にした名前。文字通りピンク色になってくれないかね！
ラックローズを美しく見るには、光と風が重要になる。
風が強く吹くと湖の水が混ざり、プランクトンが動き太陽の光が当たることによってローズに見えるらしいのだ。
今日はかなり晴れているぞ！大気汚染のためか、ダカールはすっきり青空にはならないのだけど。
風はあまり吹いていないな！
お？よく目を凝らすと、百万歩譲って茶色くらいにはみえるか？
これじゃただの泥水みたいだよ！
向こうでは、塩を採っている人々が見える。
ラックローズは海水の10倍もの塩分濃度があり、採塩場所でも知られているのだ。ヨルダンの死海よりも濃度高いからね。
この塩を採る作業、皮膚がやられて大変らしい。だってヨルダンの死海だって海水に入るのは10分まで。それ以上入るとピリピリしてきちゃって痛いのだ。
だから彼らは入る前にオイルだったかワセリンだったかを体に塗りたくるらしい。
手づくり感満載のボートもある。
幾らか忘れたが、乗りたい人は湖でボートに乗ることも出来る。勧誘にも来るので乗りたいひとはどうぞ。
三角錐に盛られた、でかい盛塩が幾つもあった。
近くで見ると、土で汚れた雪にそっくり。
しょっぱい！！
塩のお土産を売りに来る人はいないけれど、よくあるチープ感満載のあんまりセンスよくないネックレスなどのお土産を売ってくるおばちゃんが沢山寄ってくる。
上手い具合に仲良くなれば、くれたりもするんだけど、兎に角しつこい。
そういう掛け合いを楽しめれば良いのだが、一人去ればまた一人、と尽きることがない。アジア人はみんな同じ顔に見えるのか、さっき断ったじゃん！的な感じで何回もやってきて(笑)、段々ウンザリするという展開だ。
セネガルの女性はめげない。心折れることがない、強靭な心の持ち主だ！
要らない理由をちゃんと言うと、意外とあっさり引き下がるようだ。
いらない理由がないなら、いるのと同じことなのかもしれない。必要ないから、というのは理由にならないようだ。はっきり、可愛くないから！と言ってあげた方が分かりやすくていいのかもしれない。
ラックローズの前にはいくつかレストランもあって、ゆっくりすることも出来る。
午後の方が風が強くなるらしいので、ちょっと待機してみることとなった。
レストランの壁には独特の絵が描かれている。鬼みたいだな。
アナナスジュースだ。アナナスとはパイナップルのこと。コーラと並ぶぐらいセネガルでよく見る一品。なかなかいける。
この小鹿みたいな絵が可愛い。
このレストランの店員さんいわく、ちゃんと赤く見える日もあるんだよ、って言ってた。
午後。ちょっと風出てきたけど、どうだろこれ。
う～～ん、さっきよりは赤く見えるような気もするけど…。
一万歩譲って、ローズ（薔薇の方）かな？
いや、写真のピンクはあれ絶対加工しすぎだよね。
最近の写真は加工しすぎてるよ。まぁ、加工した方が綺麗になるのはあるんだけどさ、実際行ったときのガッカリ度が半端ないよ！
あの、まっピンク本当にあったら、なんか廃棄物でピンクにしちゃったんじゃないって感じのレベルだもんね。
でも、人間てああゆう、え？！ホントに！？っていうものに惹かれちゃうとこある。
でも、きっとあのピンクは期待しちゃだめだわ。あれはセネガルに人を呼ぼう作戦の写真だよ。
小さい水たまりが一番それっぽい。
ブラウン、ブラウン、ブラロン、ブロン、ロン、ロズ、ローズ！！！
う～～ん、これで我慢するしかなさそうだ。
実はラックローズ、旅人の中で、行ってみたらガッカリポイントで有名だったりする(笑)
でも、人間それでも確かめたくなるわけだよね。
実際自分の目で見て、ガッカリしないと気が済まないってやつ。
もしかしたら、結構赤い日もあるかもしれないし。
まあ、でも。
ち～～～～ん……………。
加工するとこんな感じで(笑)
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