近代的というイメージにぴったり合うような観光地に行ってみようと、私たちが選んだのは、ガーデンズバイザベイというところだった。
いわゆる人工的に作られた巨大な植物園で、シンボルになっている高さ50メートルの「スーパーツリー」を見た時は、凄そう!と胸が踊った。
アクセスは、MRT駅のベイ・フロント駅からB出口を出て、地下通路を進んでいく。
外に出るとすぐに「スーパーツリー」が見える。
近未来を感じさせるような景観だ。
ガーデンズバイザベイに続く「トンボの湖」に出る。
金属でできたトンボのオブジェが沢山見える。
そこにかかるトンボの橋を、スーパーツリーを見ながら進んでいく。
色々な庭園があるので、そこをぶらぶら見て回りながら進んでいくとガーデンズバイザベイのチケット売り場と入り口に辿り着く。
広大過ぎるガーデンズバイザベイはじっくりすべてを周ろうと思ったら、一日では足りないだろう。ということで、私たちが見たのは「フラワードーム」と「クラウド・フォレスト」、というところ。
2つのドームのセット料金で大人28S$、子供(3~12歳)15S$だ。
宿で買うと24S$でちょっと安く購入できたんだけど、私たちは後から気づいた。ネットでも購入可能みたいだが、現在調べてみたところ、33S$とちょっと高く表示されていた。
まずは「フラワードーム」に入場。
ガラス張りのドームの中はひんやりとしていて、寒いくらいだった。
世界の植物がところ狭しと高度な管理下で栽培されているらしい。
サボテンだけでもかなりの種類があった。
この木はブドウ亀という木らしい。
ナミビア南部、南アフリカ、北ケープが原産地みたい。かなり暑い地域に自生しているとのことだが、ここはめちゃくちゃ寒いぞ。
後ろのやたらとデカい葉っぱも気になる。
珍しい植物がたくさんあり過ぎて、何が何だか分からない。
長くて大きなサボテンの向こう側に見えるのがバオバブの木。
こんなずんぐりのバオバブもあった。
バオバブの木と言ったら星の王子さま。バオバブはかなり巨大化するらしい。
しもぶくれが特徴的で、愛嬌がある。ムラケンのお気に入り。
これは私がこのドームの中で一番目を奪われた植物だった。
まるで石のようなサボテンが、沢山あった。石というより宝石に見えるものもあってとても不思議だ。
周りにおいてある石と間違えてしまうぐらいのこの植物は、よくよく見ると、内にかなりの水分量を蓄えてあるのがわかる。
触ってはいけないとの但し書きがあるのだが、触りたい!!
という気持ちをぐっとこらえた。
なんとも神秘的な植物だ。しかも種類が多く、しわくちゃなのもあったり、ぷりぷりしたものもあったり、表面が異様につるつるしていて光っているものもあった。幾層にも連なっていたり、変な模様のものもあった。
どうしてこんな形態になったのだろうと思わずにはいられない。
かなり面白い。
見事なチューリップのお花畑もあった。これがメインなのかな。
人だかりが出来ていて、下に降りる気を失った私たちは上から見物。
小さいけれど、日本桜。
この時は4月中旬。
東京はもう桜は散っただろう。
このフラワードームを周っている間中、ずっと違和感のようなものを感じていた。
何か時が止まっているかのように、何も起こっていない感じ。
こんなにもいろんな種類の植物があり、物凄い大きな植物があるにも関わらず、シーンと静まり返っている。
確かに凄い。凄いことは分かる。
でも何か味気ない。
そんな思いをぬぐいさることが出来ないまま、ドームの中を見て回った。
ムラケンに、何かあじけない、と言ってみた。
なんで?って聞かれたあとに、あ、そうか!と答えが分かった。
植物から生命力というものを感じないのだ。
植物図鑑を生で見ている感じなのだ。
その理由はきっと、この寒すぎるくらいの温度の中で眠らされているからなのかもしれない。
冷凍状態というやつか。
気温が高いところの植物だって一杯あった。この寒い中で元気であるハズがない。
そんな思いを抱きつつ、この冷凍技術を駆使したこの植物園は凄いなと思ったり、植物がちょっと気の毒に思えたりした。
次はクラウドフォレストに移動!
ちょっとずつまたランキングが上がってまいりました!ありがとうございます。
私たちがシンガポールで利用した宿はコレ⇒The Port by Quarters Hostel
治安もよく、食べ物もおいしいシンガポール。小さい都市なので、3泊ぐらいでも十分楽しめると思います。
部屋にちょこっと飾ると癒されるサボテンのインテリア。
実は私も小さいサボテンを買ったことがありますが、水をあげすぎて逆に枯れてしまった経験があります。サボテンには一週間に一度くらい水をあげれば良いそうです。
価格: (2016/07/24 00:50時点 ) |