我々の宿マイル36ロッジは、キナバル公園の入口から歩いて約20分、1,5キロほどの距離にありました。
宿の周りにあるのは、雲、植物、昆虫、犬、畑。何もないというにはおこがましいけど、何もないというのが清々しいです。
登山の朝には早い時間にチェックアウトするためスーツケースを持ってキナバル公園まで行くことになり、タクシーを使うことになります。宿のスタッフにチェックアウト時のタクシーを予約しましたが、滞在中特にすることもないので、取り敢えず歩いてキナバル公園に行ってみることにしました。
と、その前に朝食。この宿はビュッフェスタイルの朝食付きです。高校生くらいの歳の女の子が朝食担当のようでした。
部屋から出ると網戸に虫がへばり付いています。カブトムシもいます。これは誰かに踏まれてしまったのか、重体です。
道すがら、こんな蝶や、
こんな蛇に出くわしました。田舎道ならでは。
そしてやってきました。宿からやはり歩いて20分くらいでした。バスが停まっているところは送迎地点。階段かスロープを上がって入場ゲートに行きます。
下調べをした時に、キナバル公園の入場券は3日間有効だという情報を得ていたのでちょっと高めの入場料にも、登山当日でもないのに入場することにも臆する必要はありません。
がしかし、ネットの情報は不確かだし事情はよく変わるので念のため「これで明日も入れる?」と訊いてみると係のおばちゃんは顔をしかめたので、まさか!と思っていると「・・・いいよ」いいのかよ(笑)快く入れてくれよ。キナバル公園の入場料はひとり15RMでした。
キナバル公園は山に登るだけではありません。他にもトレッキングコースや博物館、植物園やレストランや宿泊所もあります。ちなみに登山道は入場口から車で10分程(歩く人もいる)の所にある入山ゲート「ティンポホンゲート(Timpohon Gate)」から始まることになります。
入場ゲートを通ると右手に建物がいくつか見えます。手前から宿泊所、土産物屋、オフィスという並びでした。更に進むと急勾配の坂がありますが、その上は博物館です。博物館も面白そうだなぁ。オフィスの向かいには下る階段があり、階段下にはレストランがあります。
レストラン。雰囲気はよさそう。
入ったら先ずは調査です。ガイドの手配はどこでするのか(キナバル登山はガイドをつけなくてはならない)、ティンポホンゲートまでの車の手配と乗り場、スーツケースを預ける場所の確認、登山前のお弁当の受け取り場所の確認、下山後のランチの場所の確認。
ガイドと車の手配はオフィスで出来、車も目の前から乗るとのことで、スーツケースは宿泊所で預かってくれます。下山後のランチはレストランで摂れるようです。ちなみに登山前のお弁当と下山後のランチはコタキナバルで手配した時の登山料金に含まれています。もう調べることないや。
さてその後は何するか・・・は、消去法で決まりました。
今日は登山でなく、宿泊所もいっぱいだし(泊まらないけど)トレッキングコースは距離感が分らないので時間と体力を残すことを考えたらヤメだし博物館はやってなかったし、レストランは高いので節約のために食料買いだめした意味がなくなるので、植物園に行くことに決定しました。
レストランの横を通り過ぎて、ちょっとだけトレッキングコースに行くそぶりを見せて植物園に入ります。
植物園の入場料はひとり5RM。
植物園の中は・・・
こんな毒々しい色の実が。
沢や岩は人工的に用意したものではないでしょう。
巨大なきのこ。これは展示物ではなさそう。
もうお馴染みになったウツボカズラ。でもこれは初めて見る種類でした。
見上げると、雨宿りさせてくれそうな木が。
全体的にあまり手入れがされていないのか、何の植物を見せたいのかさっぱり分かりませんでした。自分で見つけて感動しろ、というスタンスですかね。植物の説明とかも一切ないし時折枯れてるし(笑)サクッと見て回りました。
帰りに万琵が野菜を食べたがったので、(おそらく)その辺で獲れた野菜の直売所にアタック。
なかなか真正面から写真を撮る勇気はありませんでした。けっこう美味しそうな野菜たちでした。値段が分らなかったので「ハウマッチ?」と訊くも、英語で数字を言えないのかシャイなのか、声を出さずに指で7を指し示してました。
山の天気は変わり易く、さっきまでカンカンに晴れていた空もいつの間にか暗く雨模様に変わってきました。さて急いで戻らねば。
山頂はおろか中腹さえ見えない状態。明日の登山が思いやられる~(ちなみに雨天決行)。
部屋に帰って登山の準備をして、シャワー浴びて、明日は早いから早く寝ようかねと思っていると、
で出た~!カマドウマかな?30年ぶりくらいに見たわ。こういうのが部屋にいるという、存在だけで安眠を妨げる奴。
当然、退治です。ただし、殺しはしません。こんなデカいの潰しても目覚めが悪いので。部屋に無数にある隙間から出てってもらいます。
隙間があって、灯りがある、人がいる、となるとやってくるのはアイツ。
アイツ取り線香。必須アイテムですね。運んでる途中に割れちゃてますが、欠片にもきちんと仕事をしてもらいます。
そして、明日に備えてもうひとつやることがあります。
雨対策!最初にとった紐が短すぎて継ぎ足すという計画性のなさ。
ともあれ、これで明日の登山はバッチリでしょ!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Mile 36 lodge
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