山で食べるごはんは格別だ。
ランチボックスというのは、どうしてこんなにワクワクするのだろう。
中身もちゃんとしていてとても美味しかった。
知らないみんなと笑顔を交わしながら食べる山ランチ。良いじゃないですか!
よく舞踏のメンバーと山登りに出かけたが、山の上で食べた押し寿司は美味しかった。
食後にお湯を沸かしてコーヒーを入れて飲むのも格別だったし、ウイスキーをちょろっと垂らして飲むとまた山にぴったり合う。
ウイスキーはあまり好きじゃないが、山で飲むウイスキーはすごく美味しかった。
師匠の大竹さんがでかいリュックにこれでもかと言うくらいの食料をいれて持ってきてくれる。まるでドラえもんのポケットのようにどんどん食料が登場するのには驚いた。そのうち、大竹さん沢山もってくるから自分軽くしていこう、となったが(笑)
腹ごしらえを済ませて、さぁ後半戦!
ラバンラタの山小屋まであと2キロメートル。
なんだ、あと2キロか、と思いきや、この2キロ結構長かった。
普通の道だったら30分もあれば歩ける距離だが山道はそうはいかない。
ガイドや、修復用のパネルを運んでいる健脚の人なら、よいよい!と登れるかもしれないが。
現にガイドのエルは週に2、3回はガイドをしているみたいで、私たちが息が荒くなっているところを、全く顔いろ変えず、涼し気な顔で登っていた。
ノルウェーのカップルは登るのが早く、私たちは結構な遅れを取っていて、その都度休憩場所で待っていてくれてすまない気持ちだった。
基本ガイドは後ろからついてくる感じなので、エルは私たちに合わせて、ゆっくりゆっくり登ってきてくれた。
4.5キロメートル地点。2898M。
結構登ったと思いきや、たったの500メートルしか登っとらん。
この頃から、おやおや・・・ぽつっぽつっと頭に水が当たり始めた。
雨だ。
段々と怪しい空模様になっていたのは分かっていたが、降り始めたか。
エルいわく、この辺は結構いつも雨が降っているらしい。
私たちとノルウェーのカップルはポンチョを来たが、エルは赤い可愛らしい傘。ガイドのお決まりのスタンス。
5.0キロメートル地点。3001M
雨は降ったりやんだりが激しくて、その都度ポンチョを着たり脱いだりで忙しくなった。
気温は低くなってきているが山登りにはまだ暑い。
湿気でポンチョの中がべったりとして気持ちが悪いが、スチームサウナと思って、登るしかない。
デトックス。
苔は雨に濡れて更に緑が鮮やかになった。苔は雨を喜んでいるようだ。
うっすらと霧が立ちこめ始めた。
前が見えない。霧が濃くなればなるほど、周りに誰もいない気がしてちょっと怖くなった。
だが霧のお陰で、この辺はかなり涼しくなってきていて、暑いというストレスは少なくなった。
山道はどんどん急になってきて岩が濡れて滑りやすくなる。
この頃私は結構しんどくなってきていた。
エルに何度も、あとどのくらい?と聞き、そのたびにあともうちょっと、と言われた。
体力には自信があったが、もう年かな・・・・。
上まで荷物を運び終えた人とすれ違う。
登りも早いけど、下りは駆け下りる感じ。超早い。
頑張らねば。
5.5キロメートルの表札になかなか辿りつかず、まだ先なのかなぁ・・・とちょっとげんなりした気分になった時、エルが、ほら見えてきた!と言った。どうやら余裕がなくなってきて表札を見過ごしていたらしい。
え!嘘嘘!どこ?
と急に元気になって山道を駆け上ると・・・・
みえた~!!
ラバンラタ~!
普通の建物だけれど神々しく見える。
この日の山登りはラバンラタまで。
ほっと安堵した。ムラケンも元気に到着。
足は、勿論、がくがくです!
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私たちが着ているポンチョです。ポンチョはリュックを背負ったままでも着れるので便利です。
旅の必需品!