海外でその国の通貨を得るには日本円(やUSドルなど)を現地通貨に替えてもらう両替や、海外キャッシング機能付きクレジットカードを使って現地ATMでキャッシングするなどの方法があります。
普段我々はクレジットカードのキャッシングを使っていますが、キャッシングはあくまで「借金」で、支払いまでに利息がかかります。利息は一般的に年利18%、10万円キャッシングしたら次の支払いにはおよそ1500円の利息が付きます(10万×0.18÷365日×30日)。短期旅行の方にとっては両替の方があとくされ無くていいのではないかと思われます。
そしてバンコクには有名な日本円両替商がいるとのことで、一時帰国も近い我々は財布の中の日本円を減らしても差し支えないと判断し、いっちょ円→バーツ両替をしてみよう!ということになりました。
かく云う両替商の名前は「タニヤスピリット」。
本業は酒屋さんらしいです。日本円に限り両替を請け負っているらしく(交渉すれば他の通貨もいけるらしい)、レートもよくてスピーディで22時まで営業しているとのことです。
最寄り駅はBTSサラデーン駅あるいはMRTシーロム駅で、前回の記事でMRTフアランポーン駅近くに移動した我々は、MRTでシーロム駅へと向かいました。
MRTは地下鉄のくせにシーロム駅では高架にあがります。銀座線の渋谷みたいなもんですね。階段を降りたらシーロムロードに出るのでそこを5分程歩いたら「タニヤロード」という道が右手に見えます。そこに入ってちょっと歩けば「タニヤスピリット」があります。入り口にスマホをいじっているあんちゃんがいるので(多分警備)彼にアイコンタクトをすれば入れてくれます。そういえばこのあたりは日本の息がかかった店が多かったような気がします。
中に入ると狭めの店内に少し列が出来ていました。周りは酒瓶・酒瓶!さすが酒屋。リュックを背負っていると瓶を倒してしまいそうでおっかなびっくりです。酒のラインナップは流石。メジャーな焼酎「佐藤」「霧島シリーズ」から地方でしか手に入らないであろう銘柄まで、非常に多くのお酒がありました。勿論、洋酒もたくさん。
我々の後ろには関西系の訛りを発する、リタイアするにはまだ若い、かといって40代とかでもなさそうな口髭のおっちゃんが二人ほど若いのを引き連れてやってきました。手には所々折れたり皺になったりしている札束が。あぁ、Vシネの中の人かな?
両替額が小さいと手数料が掛かる分あんまりメリットはないことが分っていましたが5,000円を両替してみました。レートは確かに良さそうでした。
さて、手にしたお金を持って今度はショッピングモールに繰り出します!っても欲しいものなんかないんですけどね。BTSサラデーンからBTSチットロムまで行けば巨大ショッピング街「セントラルワールド」に直結しますが、我々はタニヤスピリットから徒歩で向かいました。
暑い!
暑くなければ余裕の距離でしたが。熱帯に属するバンコクには無用な願いですが。
着いた~!シーロムから歩いておよそ30分、巨大ショッピング街セントラルワールド!
昨日まで見ていたバンコクの景色とはえらい違いです。
ビルの前には広場を設けてあり、このようにテント屋台も沢山出ています。主に食事やジュースを提供していました。
テントの下はこんなかんじです。
餃子のようなものと香草などが入っている麺を食べてみました。味は普通です。
このセントラルワールド、ショッピングのためだけに人々が訪れるワケではありません。実益があると謂われているヒンドゥーの神様が祀られていて、参拝のために訪れる人も非常に沢山いるのです。
学問と芸能を司るガネーシャ像。タイや周辺国で受験や芸事に身を置く人が多く訪れるそうです。
破壊と創造の神シヴァ神と、伊勢たん。シヴァ神はいろんなことを担当している神様のようです。ちなみに伊勢丹は神様ではありません。
みなさんお花を添えて跪いて、非常に熱心にお祈りしています。これだけ大勢が参拝に来るということは、実益があるというのも眉唾ではないのかもしれませんね。最も実益を得ているのはそこの商人でしょうけど。
伊勢丹の向いには「ビッグC」というスーパーがありますが、今回はそちらには回らず伊勢丹側の建物に入っているスーパーに入りました。若干日本に傾倒している風で、流石にちょっと高級感があります。小田急ストアと成城石井の相の子みたいな感じでしょうか。パンとかお菓子とか飲み水などを買って、ファミレスのようなところに入りました。
再登場のガパオと、タマリンドジュース。後ろにあるのはソムタムです。
ファミレスっぽい、チープな印象のレストランでしたが、料理はなかなか美味しいです。ガパオは言わずもがな、タマリンドジュースもお代わりしたいくらい美味しかったです。
タマリンド自体はソフトな酸味があって味はいいのですが、そのまま食べると口の中がねっぱる(北海道弁)ので、まとわりつく系の食材が苦手な僕は好きではありません。が、それをジュースにすると爽やかな酸味と口離れのよい飲み口でとても美味しい!タマリンドジュース、日本にも来ればいいのに。ちなみに栄養価も非常に高いらしいです。
ソムタムは未熟なパパイヤのサラダです。ソムは酸っぱい、タムは搗くという意味だそうで、その名の通り酸味の強い未熟パパイヤをベースに様々な材料・調味料を棒で搗いて作るものだそうです。トマトやピーナッツやにんにくやライムなどを加えますが、その味も一瞬、後の唐辛子の激辛に全部スッ飛ばされてしまいました。タマリンドジュースもグビグビいってしまいます。
会計291バーツは1,000円弱です。チープなのは店の雰囲気だけでした。
タマリンドジュース足りないよ!
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来てた!タマリンドジュース!他にもありましたが、砂糖不使用のこちらに軍配。飲んでないけど。
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