クアラルンプールの便利さについつい余計なものまで買ってしまい荷物が重くなってしまった。
物が手に入りやすいと選べる種類も多くなり選択肢が広がるが、無駄使いしたりあれこれと迷ってしまうことも多々ある。物がないと、あぁ不便だなと言って便利さを求めるが、物が溢れれば溢れたでシンプルが良いとか思ってしまう。どっちにしろ、そこに何日かいれば順応してくるのだが、どっちが良いと言われれば、東京に生まれた私としてはやっぱり便利な方が楽だなと思う。
選択肢が多いことによって迷うということは長旅にも言えることだ。
短期旅行ならば、この短い期間でどれだけ凝縮させていくかということに集中できると思うし、お金もそんなに気にしなくてよいかと思う。
長旅は毎日をエンジン全開にするのは難しい。国によって見どころはあるが、こっちの国のここが行きたいからここの国のこれは諦めようとか、旅自体にも飽きる瞬間があったりとか、モチベーションが下がることがあるのも事実だ。
私はこの時期、思いもよらない体調不良があったりしてなかなかエンジンが掛からない状態にいた。頭の容量が超えると思考停止になるが、そんな感じでなにも思考できなかった。
次の国を選んでいるとき、ひとつだけ浮かんだことは海が見たくなったことだった。
しかもとびきり綺麗な海。
ということで、次の国はリゾートとして名高いモルディブ!!
缶詰が液体物だったということをすっかり忘れて、手荷物で持っていた私はすっかり手荷物検査で没収されるという事態になったが。
モルディブは食料品がびっくりするほど高いので、缶詰でも持っていくかとクアラルンプールで沢山買ったものだった。
缶詰は液体物!(笑)
18時30分クアラルンプール発のエアアジアは19時45分にモルディブのマレにある国際空港に到着した。
クアラルンプールからマーレは3時間の時差があり時間が戻る。4時間30分くらいのフライト時間だ。
マレ国際空港は大きくなくてこじんまりしたものだった。リゾート地という印象が強かったので、リゾート感たっぷりの空港になっているのかなと思っていたが、そんな感じでもない。
プレミアムラウンジはアライバルの人もディパーチャーの人も使えるところにあるのだが、中は小さくて、リフレッシュメントも飲み物とクッキーとナッツだけだった。残念!
外に出ると、すっかり辺りは暗く、電灯が道を照らしていた。シーンとしていて、人数は少ない。海の音と香りはするが、海自体は暗くて見えない。
空港にはホテルのカウンターみたいなものが沢山あって、多分送迎を頼んでいる人はここでスタッフと待ち合わせるのではないかと思う。
モルディブでは一般的に予約したホテルが空港まで迎えに来てくれる場合が多い。リゾートホテルは必ず専用のスピードボードを持っていて、多くの観光客はスピードボートや水上飛行機でマーレの空港から一気にリゾート島に移動してしまう場合も多い。
モルディブは1190個もの島が点在している共和国だ。その中で人が住んでいるのが約200島で、リゾート島になっているのが約90島らしい。公用語はディべㇶ語というものらしいが、リゾート島では英語が公用語になっているらしい。
私たちはスピードボードや水上飛行機に乗りたいものの、高額なのはあたり前なので、一日一本だけあるドーニというおっそいが超安い船で自力でリゾート島まで行くつもりでいた。
マーレ島の宿は高かったので、一泊目の宿はフルマーレ島にとっていて次の日リゾート島に移動する予定をしていた。
フルマーレ島は空港があるマーレから陸続きになっているのでバスで移動可能だ。タクシーでも行けると思うが、私たちが空港の外に出た時はタクシーの姿はなかった。
マーレからフルマーレへのバスはなんと24時間運航。朝の6時から夜中の2時までは30分間隔で、夜中の2時から朝の6時までは1時間間隔でバスは運行されている。
モルディブは治安の問題はなさそうだ。
バス停は空港から出て右に進んだところにひっそりとこの看板が建てられている。ひっそり過ぎるし、遅い時間になるとあまり人がいなくて、本当にここにバスがやってくるのかと不安に思うが、バスがくる15分前とかになるとどこからともなく人が続々とやってきて、ああ、バス停はここで間違いないんだなと安心する。
私たちは一番に並び始めて22時30分のバスに乗ろうとしていたのだが、いつの間にかもの凄い人が並んでいて、のバスが来た途端、バスに押せ押せ状態で順番関係なく人が押し寄せていった。ぼーとしていた私たちが悪いのだが、まんまと私たちがバスに辿り着いたときは満席になってしまっていて、次のバスを待つしかなくなった。
一番に待っていたのに、次のバスを待つハメになろうとは…。
本当肩を落とすとはこういったことだと思う。
夜で疲れているからと気を抜いていると、海外ではこういったハメに陥る。
運転手の人が申し訳なさそうにしていたので、なんとも言うことが出来ず、大人しく23時まで待つことにした。バスがくる時刻になると、またぞくぞくと人々が集まりだした。
バスは時間通りにやってきて、今度こそ絶対乗るとぞと、今度はバスに勢いこんで走って突進した。
という感じで無事に乗れたわけだが、今度はどこで降りていいかわからない。取り敢えずバスのスタッフに地図を見せるが分かっているのか分かっていないのかよくわからない反応。
ちなみにバス代は20ルフィア(140円くらい)
スタッフの人に何度か確認してホテルの一番近いバス停で降ろしてもらえた。
だが、またもや私たちは宿の場所が確定できず、町をうろうろ。
え~ここどこ?!
っといった状態で近くにいたおじさんに訊いてみた。
おじさんも解らなったみたいで、バイクで通り過ぎようとしたおじさんを停めて聞いてくれた。
バイクのおじさんは宿の場所を知っているようで、場所までムラケンをバイクに乗せて教えて戻ってくるから乗れ乗れ!とムラケンに言う。
初めてきた国で、今あったばかりのおじさんのバイクの後ろに乗るのはどうかとか、ムラケンが行っている間、私はこの暗い中でぽつんと待っていないといけないのかとかムラケンと相談していると、おじさんは察しが着いたのか、バイクを置いて歩いて一緒に連れて行ってくれるということになった。
本当すみません、と言いながら、おじさんと夜道を3人で歩いた。
バイクを置いた場所からは結構離れていたけれど、学校の裏に自分の家があるんだとか色々話してくれて、宿の前までくると、おじさんは爽やかに去って行った。
疑ったりして悪かったな。
良いおじさんだった。
フルマーレでこの時見つけた安いホテル。UI INNというところ。
それでも私たちからすると安くはない。ただ、モルディブの凄いところが、この宿でチェックインを済ませる時に、明日からのリゾート島の宿に電話して確認をしてくれるのだ。このお客さん明日そっちに行くからね、みたいな感じで。こうやって、リゾート島のホテル側と連携を取っているみたいだ。
私たちはマーレからドーニで行くと言うと、フルマーレからマーレまでのフェリーも出ていて、そっちの方がバスより都合良いよと、細かく詳細を紙に書いてくれた。朝早いから朝食とれないかな?と聞くと、本当は時間外らしいが早めに用意してくれることになった。
モルディブではリゾート業に国自体が力を入れているからか、安いホテルでもリゾート的な対応をしてくれるのかなと思った。
さてさて、明日は朝早くから移動だ!
綺麗な海!楽しみだな!!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒UIイン
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