絶景舞踏

旅記事263 古都バクタプル散策とアーユルヴェーダ体験


ムラケンも元気になり、ヒマラヤ山脈を望みながら過ごすことが出来た誕生日は贅沢だった。

次の日の朝日は朝露に覆われて全く見ることが出来なかったけれど(笑)

誕生日の日の朝にはきれいな朝日が見れたし、満足だった。

遥か彼方に見えるヒマラヤ山脈は山全体がはっきり見えるわけではなく、雪を被った頂上付近だけが空に浮いたように見えた。やっぱりあそこは異次元だ。

 

朝食を終えたくらいに迎えの車がホテルまで来てくれた。

この日はそのままカトマンズに戻ろうと思っていたが、ドライバーがカトマンズ盆地に位置している古都バクタプルに寄って行くか?と言ってくれた。

このドライバーをそんなに拘束して良いものだろうかと思ったが、ドライバーは気にするなと言ってくれたのでバクタプルに寄って帰ることにした。

カトマンズ盆地はカトマンズからだと東に12Kmの所に位置している。カトマンズのバグ・バザールにあるバス乗り場から9番のミニバスで一時間ほど。30Rsでいけるらしい。タクシーだと40分ほどで800Rs~1000Rsみたいだ。

ナガルコットからはカトマンズに帰る途中で寄り道できるところに位置している。

 

バクタプル地図

 

バクタプルは結構広いが、2,3時間もあれば見て回れるかと思う。入域料は1500Rs(US15$)。7日間有効。延長申請も可能。

バクタプルは15世紀から18世紀にかけてマッラ王朝時代に最盛期を迎えたネワール文化とともに大発展を遂げたらしい。

 

復興中のバクタプル

 

ネパールは2015年4月25日にマグニチュード7.8の地震に襲われた。

その時の影響で様々な場所に被害が出た。ここバクタプルの被害も大きく、古都に入った途端目に飛び込んできたのは無残にも崩れ落ちた寺院の数々だった。

私たちが行ったのは2016年の11月下旬。地震から一年と半年以上経っているが、まだまだ修復には時間が掛かりそうだ。

 

元来の姿

 

ダルバート広場にある本来このような寺院の姿をしていたものは、

 

2016年11月下旬の姿

 

こんなにも崩れてしまっていた。沢山の人々が修復の為に動いている。

 

バクタプルの美術館

 

なんとか持ちこたえた国立美術館の建物には細かい装飾が施されていてとても美しかった。

国立美術館ゴールデンゲートを入って左側の建物だ。

 

トウマディ広場

 

ダルバート広場から南東に少し進むとトウマディ広場というところにでる。

写真の右側の建物がバイラヴナート寺院だ。この建物は1934年の地震の後に建てられたらしい。

 

ニャタポラ寺院

 

そしてこれが18世紀に建てられたニャタポラ寺院というもの。

この広場は地震の影響は少なく済んだようだ。上から女神、グリフィン、獅子、象、戦士の石像が建てられている。

グリフィンとは鷹の翼と上半身、ライオンの下半身を持つ伝説上の生き物だと言う。

 

趣がある道

 

寺院以外にも趣ある道が続いて散策していると楽しい。

 

人々の暮らし

 

明るく活気ある。

 

お土産屋さん1お土産屋さん2お土産屋さん3

 

お土産屋さんも沢山ある。ネパールはカラフルなものが多くて可愛い。

黒い帽子はパクタプル独特みたい。

 

可愛いおじいちゃん

 

町をより趣深く良い感じにしているのは、こういったのんびり日向ぼっこをしながらおしゃべりするおじいちゃん、おばあちゃんたち。

隣のロバがまたいいじゃないですか。

 

作業中の地元民

 

こっちではなにかの皮を剥きながらお喋り。おばちゃんの服可愛いなぁ。

 

羊も散歩

 

羊も道のど真ん中を堂々と散歩するよ。

 

曼荼羅の学校曼荼羅を書く勉強中

 

ここは曼荼羅を学ぶ学校。お土産屋さんで売っている多くの安いものはこういった学校で生徒が書いたものが多い。それでもとても細かくて凄いなと思うのだが、巨匠のような人が書いた質の良いものを一度見てみると、線の細かさや正確さの違いがあり、生徒さんが書いたものとの違いがハッキリとわかってくる。

私は曼荼羅が結構好きで、買おうか買わないか迷ったが気に入ったものが高すぎたので諦めた。

 

バクタプルは散策していてなかなか楽しい場所だったのでおすすめ。

 

バクタプルも見終ったのでカトマンズに帰るがてら、もうひとつだけ寄って行ってもらうことした。

ずっと気になっていたアーユルヴェーダを受けてみたかったんだ。

 

アーユルヴェーダヘルスホーム

 

アーユルヴェーダヘルスホームというところだ。

ここはガイドブックにも乗っているところで本格的なアーユルヴェーダを体験することができるらしい。場所はカトマンズのタメル地区から3㎞程のところで、住宅地の方に入っていくが、近くになると道順の看板もある。

ドライバーを待たせるのも悪いからここで良いよと言ったが、終わるまでまってくれるという。

良いドライバーで良かった。

 

アーユルヴェーダヘルスホームの中

 

中は清潔。予約がなくてもすぐに受け付けてくれた。

menuは結構あったが、ムラケンはバックマッサージ45分(1000Rs)とヘッドマッサージ15分(1000Rs)を、私はバックマッサージ45分に額に暖めたオイルを垂らすシロダーラ30分(2250Rs)を施術してもらうことにした。

アーユルヴェーダといえばシロダーラを施術している写真が思いつく。

どんなもんなのだろう。初めての体験。

 

シロダーラはビーイングタッチという施術を思い起こさせた。ビーイングタッチというのは私の友達が専門にしていて、何度か日本でやってもらったことがある。ガシガシとマッサージするのではなく、軽く触れて少しだけ振動させることによって体を整えていく施術方法だ。

ビーイングタッチをしている間はあまり触れられてないのに、波に揺られているような感覚になり、自分が深く深く落ちていく。身体の細胞深部に振動がいきわたり、グラグラとまるで地震が起きたのではないかと錯覚するほど揺れを感じることもある不思議な施術方法だ。そしてなぜか自分の身体が空洞になっていき自分で自分の身体の内部を探検する。

シロダーラもその感覚に似ているものがあった。違いはシロダーラの場合は温めたオイルを額に落としていくというもので身体には全く触れることはない。少しづつ額に落ちていくオイルが心地よいリズムを作りだし、ゆらゆらと身体全体が揺れてくるのだ。

時折オイルを垂らす位置を変えたりするのだが、それがまたグンと身体に沁みわたり揺れが強まったりする。

この揺れが深く細胞を揺らし、身体を整えていくのだと思う。

人間の体は本当に不思議なものだ。何がどう作用しているのかは身体の秘密で、私にはわからない。

そんな人間の神秘を感じる施術だった。

 

施術が終わり待っていてくれた車でシュリーチベットゲストハウスに戻った。

スレンダさんが私たちの帰りを待っていてくれて、私の誕生日プレゼントにとパシュミナのストールをくれた。

 

スレンダさんからサプライズ

 

心も身体も温かくなった一日だった。


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