祝200記事目!
2016年2月29日に始まった世界一周の旅記事も、数えること200記事に到達しました!これまで我々のゆっくり進む旅にお付き合いいただき、本当にありがとうございます!
ベトナムに行ったのは9月なのでリアルタイムでは別の場所にいますが、これからもゆったりペースで書いていきますので、改めてお付き合いください!
この日は我々の宿から北側のタイ湖(西湖)の方へ歩いてみて、その後ホアンキエム湖に戻って来ようということになりました。
20分ほど歩いて湖を発見しました。タイ湖かな、と思いましたがこれはチュックバック湖。タイ湖はこれと道路を挟んで向かい側にあります。この写真で見ると左側にあります。地図で見るとタイ湖の一部のような感じがするこの湖ですが、ホアンキエム湖より大きいんでないかな。
ちなみにこの湖、けっこう水が汚くて臭いです。スワンボート的なのもありましたし、ベトナムの大手コーヒーチェーン店「ハイランズコーヒー」も湖上に建つ形で営業していましたが、スワンボートでデートした後は湖のほとりで優雅にコーヒー♪みたいな感じには絶対なりません。ハイ。
この道の右がチュックバック湖、左がタイ湖です。チュックバック湖って書いてるとスターウォーズの毛むくじゃらの仲間を思い出します。
この通りで「Bo bia」と書いている箱を積んでいる自転車をやたらと見かけたのですが、これは何でしょうか。女子中高生が群がって中身を買っているのを覗いてみたら、アイスキャンディーでした。なんか昭和っぽくていいね。手前のおばちゃんはただこっちを見てるだけです。
もう少し歩くと見えてくるのが鎮国寺。ベトナム最古のお寺だそうです。遠くから眺めただけですが。
実は、タイ湖の対岸にうっすら見えていたショッピングモールを目指していたんですが、実際歩いてみるとかなり遠いようでした。このまま歩いて行こうかバスに乗ろうかと迷っていると、急に雨が降り始めました。なんてこった!これは已む無し、バスに乗ることに決定ですね。
近くにあったバス停には50番が来るそうです。グーグルマップを見てみると、50番はタイ湖を周るようなルートを辿っていたので、おっしゃ50番に乗ればショッピングモールに行けるだろと踏んでバスを待ちます。路線バスに書いてある目的地は全く解らないので、取り敢えず50番に乗りました。
このまま湖を周るから左折するな~と思っていると、バスは右折しました。なぬっ!これ後から分かったことなんですが、タイ湖を周るのは向こうから来るバスだけだったんですね。グーグルマップをめっちゃ拡大してみたら確かに一方通行で対向車線でした。トホホ・・・。
車掌らしき人にショッピングモール行かないの?と訊いたら「行かないよ~」だって。どうしようかねと思っていたら程なくしてバスターミナルに着いてしまったのでそこで降ります。ここからショッピングモール方面に行くバスはないか調べてみたんですが結局見つからず、雨も降り続いているので歩いて(ポンチョは持っていた)宿の方に戻ることにしました。
歩いているうちに雨も上がりかけ、宿の近くまで来たところで日本人経営のカフェ「安南パーラー」があったので寄ってみました。
アイスコーヒー。金属のフィルターカップから落としたコーヒーを、アイスキューブの入ったコップに入れ替える、ベトナムスタイル。コーヒーめっちゃ美味いっす。
バインミーとプリンのセットと寒天デザート。出される食事は美味しいし、なにこのゆっくりした時間の流れ。居心地良すぎるんですけど!日本人の好む雰囲気で満足させてくれる空間というか、日本人のツボを知り尽くしているというか、流石です。ちなみにウェイトレスさんは現地採用ですが、新人さんなのか慣れない感じの手つきで、覚えたての「スイマセン」を連発していて和みました。
安南パーラーは我々の宿ニュービジョンホテルがあるハンボー通りから少し北側のハンヴァイ通り沿いにあります。ハノイのバイク渋滞に疲れたら寄ってみては。
けっこう長居してしまい、雨も止んだところで一旦帰ります。そしてちょっと一息ついて再び出動。今度はホアンキエム湖方面です。
ホアンキエム湖の西側にある、ロータス水上人形劇場へと向かいます。
ちなみにホアンキエム湖の北側にタンロン水上人形劇場があり、こちらの方が有名です。
こちらがタンロンの方。時報代わりに縦に並んだ人形が踊ります。
ロータス水上人形劇場の方は17時の開演まで時間があったので、カメ見に行きます亀。
以前の記事で書いた還剣伝説の亀が安置されているのは玉山祠です。玉山祠は、湖上にある祠で、赤い橋を渡っていきます。
赤い橋。この橋の手前にチケット売り場があります。入場料は3万ドン。橋を渡ったところでチケットを渡します。この距離いるのかな(笑)
玉山祠。人で一杯です。
玉山祠の縁から見ていきます。楽しみ(カメ)は最後にとっておきましょう。
といいつつすぐにカメェ~!このカメは2メートルあります。「シャンハイハナスッポン」という絶滅危惧種だそうです。2016年の1月にこの湖の最後の大亀が死んだそうです(剥製は別の個体)。別の湖にわずかにいるので絶滅したワケではありません。
という学術的なことより、このカメが15世紀にベトナムを中国支配から脱却させる剣を託したカメという根拠のない伝説の方が好きですけどね。
ちなみに玉山祠のメインは亀ではなく「文・武・医」の三聖人や英雄チャンフンダオを祀ってある祠だということです。
そしてこの祠、ハノイの市街地の雰囲気とはまた異なり、独特のオーラを醸し出していました。なんだろう、この辺だけ妙に空気の密度が高い感じがしました。
そして外に出ると、なぜか我々はタイムスリップしていました。なんだこの路上で『三丁目の夕日』な遊びをしている人たちは。僕たちちゃんと2016年に戻れるかな。水上人形劇のチケット払い戻し出来ないよきっと。
どの遊びを見てもイマイチルールが解りません。時たまインラインスケートの少年が通るのでここが現代だと確認できます。
そして、また雨が降り始めました。水上人形劇場は30分前に開場するので、あまり濡れずに会場入りすることが出来ました。
ロータス水上人形劇。入って間もなく、外で「ドドーン!ゴロゴロゴロゴロ・・」という音が響きます。防音構造の劇場でしょうけれども外の激しい雷鳴が聞こえてきています。良かった中に入ってて。
水上人形劇は、上手にお囃子隊がいました。1000年伝わる伝統芸能だそうです。ですが、教育テレビの人形劇のようにコミカルな人形の動きに加えて水を噴出したり、花火を用いたりと、シュールで楽しめます。
さっきの還剣伝説のカメも出てきました。
1時間程の公演が終わりました。みんな水に入ってやってたんだね。後でこのステージに近づいてみてみたんですが、水きたない。
外に出てみると雨はすっかり上がっていました。がしかし・・・
この水はけの悪さ!観光地とはいえやはりインフラが万全ではないのでしょう。
ハノイというのはゴミがその辺に捨ててあるし私有地と公共の場の区別があってないような感じの街並みでして、このゴミどうするんだろう、誰か片付ける人いるんだろうかと思っていましたが、いました。その名はスコールさん。
スコールという土砂降りがやってきては路上のゴミ、ドブのゴミを全部浮かして流していきます。建物内に進入してきたゴミと水をホウキで掃き出させ、一カ所にまとめさせる。ドブからも溢れ出ているので足元が汚いことこの上ありません。サンダルで歩いている人たちが可哀想でした。
この光景を七日間で2回見たので、週2で大掃除なワケです。ゴミをその辺に捨てない習慣にした方が大分効率いいんでない?と思う我々でした。
しかしこれぞハノイ!なんですね。
あまり歩き回るのもアレなので、ニューデイに再びやってきました。この日も大混雑で、ちっさいテーブルにちょこんと座って食べるのでした。美味しかったよ!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ニュービジョンホテル
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