チェンマイには結局2週間ほど滞在していました。次の国はイベントに合わせて入国するため、タイの滞在日数を多めにとる必要があるとはいえ流石にチェンマイには長居しすぎました。屋台の須藤元気にも顔を覚えられ、コインランドリーのおばちゃんにもセブンイレブンの店員にも顔を覚えられてしまいました。NHKワールドプレミアムが同じ番組を2回ずつ放送することも知ってしまいました。『鴨川食堂』は普通に2回ずつ観てました(笑)
そして外食にも飽きたところで、日本にいた頃よく食べていたロイタイのグリーンカレーを新市街のスーパーで発見したので部屋で作ってみました。カレースープ27バーツ(80円くらい)。日本の半額くらい!
下手な食堂よりも安くてうまいです。カオサン通りの高かった店の味を思い出します。タイならどこでも手に入る、まん丸くて小さい茄子を入れるのがおススメです。元気君には悪いけど、屋台より美味い。
というワケでそろそろ次の町に移動です。次の町は「ラムパーン」。チェンマイのちょっと南です。
タイでは象に会える施設というのが随所にあるのですが、ラムパーン近くにある「タイ象保護センター」は怪我をしたり孤児になった象を保護している施設で、他の都市の商業的な象施設よりも安く象に会うことが出来ます。なにより我々に響いたのは客に迎合していない、保護を目的としている点でした。
チェンマイからラムパーンへはバスを使って移動します。
長いことお世話になった宿の前でソンテオを拾い、チェンマイの「アーケード・バスターミナル」に向かいます。宿からバスターミナルまでは結構距離があったのでバスのチケットは事前予約せず現場で購入することにしていました。
ソンテオはこんな感じの乗り合いバス。ターペー門前からアーケード・バスターミナルはソンテオで80バーツ(240円)でした。
ソンテオを降りた場所はバスチケット売り場の目の前で、入ってすぐの所にあった「グリーンバス」という会社の窓口でチケットを買いました。銀行の受付みたいに番号札を引いて順番が来たら、番号が表示された窓口で買う、という、普通で解りやすいシステムになっていました。
バスターミナル入口。下の写真はグリーンバスの窓口。
ラムパーンまでのバスはひとり66バーツ。200円くらいでした。
でバスの出発時刻をみると、10分後!慌ててバス乗り場に向かいました。
バス乗り場はすぐに見つかり、チケットを見せるとOKということで荷物を積んでもらい乗りましょうか、というところで万琵が売店の方に行ってしまいました。お腹すいたんだって。
売店はこんな感じ。あれ、、虫売ってる。今思うと気持ち悪いですね。流石に買いませんでした。
バスはこんな感じです。多分2等車。最低ランクですが、普通の観光バスです。ラムパーンまでの所要時間は大体90分。この短い時間でも爆睡。
そして、ラムパーンに到着!
ラムパーンのバスターミナルは結構広いです。
ラムパーンで宿泊する宿はこのバスターミナルから徒歩3分くらいのところにあるC2レジデンスという、久々の3つ星ホテルです。期待が高まります。
町の通りは閑散としています。ラムパーンは基本的にこんな感じのようです。
C2レジデンスの客室です。床が光っとる!冷蔵庫がついている!写真の左側は大きな窓と庭園ということですが、庭園は、ゴム手袋が落ちてたりします。うーむ、タイの3つ星。
バスルームもまあまあ綺麗。収納スペースも結構あるので気持ちよく部屋を使えます。
ウェルカムドリンクに冷たい水が出来ました。水オンリーで出されたときはいつも飲むのに戸惑います。この水は生水じゃあなかろうか?好意で出されたウェルカムドリンクを疑う不健全な我々。そして訊きます。「イズディスセイフ?」
さて、この日はナイトマーケットが開催されるとのことで、その場所へ向かってみます。このホテルはバスターミナルからは近いのですが、市街地からは遠かったので炎天下を約30分歩く羽目になりました。暑い。
そして、誰も歩いていない。もしかして、暑いから昼間は外を出歩かないのか?東南アジアではよくあることだそうですが。
暑いなぁ遠いなぁと思いながら歩いていると、にわかにズボンの中がザワザワとし、数か所でチクチクとした痛みが走りました。注射よりちょっと平気なくらいの痛みですが、突然だったのでびっくりししました。ザワザワする部分をつまむと何かを捕まえます。ズボンを捲り上げると、
アリ!赤!デカっ!
背中も這っています。痛くて気持ち悪くて仕方ありません。一匹一匹捕まえては(必要以上に)遠くに放り投げます。
万琵が他人事のようにわぁー、なんかしたんじゃないのと言っていましたが、すぐに万琵の体にも赤アリが這いずってきて悲鳴を上げ始めました。
なんかしたんじゃなく、どうやら特定の木に住み着いている赤アリのようで、その木が街路樹に使われていることによるみたいです。とんでもない木を植えたもんだぜ。だから誰も歩いてないのか。
赤アリエリアを走るように抜け、町のランドマークの時計塔に辿り着きました。
シンプルで可愛らしい時計塔。
その向かい側には公園が。恐ろしくリアルな造形の象の像が群をなしていました。
しばらく歩いた先、ナイトマーケットが開かれるハズの場所の近くで名前のわからない寺院を発見しました。
廃墟感のある空間に、同じ角度でのけ反る仏塔と仏像。
プチガンダーラも。動物に溢れる楽園。バンビがいっぱいいました。
ナイトマーケットは夜からですが、周囲で準備が始まっていました。
デカいせんべいを焼いていたので買ってみます。
うん。全然美味しくない。
というところでにわか雨が!ざっと濡れる前に、さりげにチェックしていたオシャ系カフェに入ります。さっきのせんべいでナイトマーケットへの期待度が一気に下がったので、ここでご飯にしました。
水が(右上)サービスでした。ただで水が手に入るなんて、素晴らしきホスピタリティ!「イズディスセイフ?」
ちなみにここの親父は親日家のようです。ちなみに店名はタイ語で書かれていて全く解りませんでした。雨が降っている以上はナイトマーケットもやる気が出ないだろうとカフェでダラダラしていました。マーケットへの情熱もますます失われていきました。
ようやくあがったところで外に出て、なにかつまんでみます。
因みにここのおばちゃん、「英語を勉強し始めたばかりだからまだ上手く話せなくて」とはにかみながら色々話してくれました・・・ごめん何言ってるか解らない・・こっちが勉強不足だった・・・
うん!全然美味しくない!
暗くなってきたから帰ろう。万琵、暗くなると足早いね。
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この時滞在していた宿はコチラ⇒C2レジデンス
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