絶景舞踏

旅記事383 汚染された腹を抱えてボボディウラッソからバンフォラ


この記事は、2017年7月13日~20日の出来事です。

ボボディウラッソの次は、長距離バスに乗ってバンフォラという町に向かいます。

もう少し西に行けばコートジボワールです。

ボボディウラッソはブルキナファソ第二の都市であるだけあって、交通の要衝でもありました。首都のワガドゥグはもちろん、国内の様々な都市の他、コートジボワールのアビジャン行きというのもありました。

ボボバスターミナル

ボボディウラッソのバスターミナル。ラキエタという名前のバス会社が最大手。

ボボーバンフォラ

こういう普遍的な定期便みたいなのはちゃんとした看板で出ていますが、スケジュールが変わりやすいと思しき経路や料金表は手書きの表示だったりします。

ちなみに、ボボからバンフォラまでのバス代は一人1,500セーファ(約300円)。約2時間と、距離が近いのでお昼の便で向かいます。

車内では小さなモニターにジャン・クロード・ヴァンダムの映画が流れていました。男たちはみんなヴァンダムにくぎ付けで、前のめりで見入っていました。小さなころは気づかなかった、映画のツッコミどころが気になってしまってどうもコメディーを見ている気分になってしまいます。

ヴァンダム映画は言わずと知れたアクション映画ですが、得意の格闘シーンもさることながら銃撃シーンもかなり豊富で、ひとりの敵に4~50発もの弾丸を浴びせかけた後に(もう死んでるからやめてあげて!)必ずとび後ろ回し蹴りでとどめを刺す(そして必ずスローになる)という流れを何度もやっていました。あぁ、昔のハリウッド映画ってこんな感じだったなぁ。

スローのとび後ろ回しを何度か見ているうちにバンフォラに到着しました。結局僕も前のめりで見てたゎ(笑)

バンフォラバスタ周辺

バンフォラのバスターミナル周辺。小さな村って感じの町ですが、生活している人は意外と多め。

バンフォラ到着後はまず宿探しです。バスターミナルでバイクタクシーにおすすめの宿まで連れて行ってもらいました。舗装道路は基本的になく、浅い砂地ばかりなのでスーツケースを引いて歩けばタイヤが砂に埋もれてかえって重たくなります。

ここのところで気が付いたのは、最初の宿を長期滞在地にするのではなく、取り敢えず最低限、雨風しのげるところを紹介してもらって(事実この時雨が降っていた)身軽な状態で、宿を自分で探す日というのを設けるのが最善だということです。ていうかこんなところに長期滞在したくないっ!ボボもこんな感じだったからもうヤダ。

Hotel Jackson Annex

というワケで紹介してもらったホテルジャクソンアネックス。窓ガラスは割れて新聞紙で応急処置してあります。応急処置だと信じていますが、このまま永久処置の可能性も。

バッタがついてきた

巨大なバッタもついてきました。予備日兼ねて2泊とりました。15,000セーファ(3,000円)。西アフリカの宿って結構高いんです。

翌日外で声をかけてきた人について新しい宿「Marion」に行ってみると、桁違いにいい宿でした。

Marion

しかも一泊6,500セーファ。今の宿より安い。清潔だし窓ガラスはあるしキッチンも庭もテラスもある。なんでもフランス人がオーナーなんだとか。さすがオーナー自身が外国人なだけあって、外国人を理解してらっしゃる。

オーナーはいませんでしたが明後日ぜったいに来るからと予約を入れ、一週間滞在することにしました。これでバンフォラ観光は安泰だね。

ときにボボディウラッソ滞在中から、なんとなくお腹が緩い日が続いていました。

ただし本当になんとなく、という程度のもので、腹痛を感じることもなかったし、トイレに駆け込むなんていうこともなかったし、食欲がなくなるなんていうこともありませんでした(近所の不味い食堂では健康体でも二度と食べたくないけど)。

だから万琵には伝えてはいましたが、ホンダさんにわざわざ伝えるほどのことでなかったわけで、そんなこと話題にも上ってこなかったのですが、、、ふと海外旅行保険の話になったことがありました。

ホンダさんいわく「西アフリカでもキャッシュレス海外旅行保険って使えるところあるんですよねぇ。僕なんかお腹ユルユルになって、しまいにゃおしっこが出なくなったことがあってね、さすがになんかやばいなぁ、て保険会社に電話してキャッシュレスの病院探してもらって行ってみたら、サルモネラ菌に汚染されてたんですよ。」

ホンダさんのしゃべり方、稲川淳二氏にちょっと似てる気がします。

ちなみにキャッシュレスというのは、海外で病院にかかっても保険会社が診療費を払ってくれるシステムのことで、我々が負担する部分はなくなります。そのためには予め保険会社に連絡してキャッシュレスを採用している病院を探してもらう必要があります。

キャッシュレスを利用できない場合は診療費を実費負担しておいて、主に帰国後に保険会社に請求することになります。短期旅行者にとってはどちらでもいいと思いますが、長期旅行者にとってはその微々たる診療費の負担が地味に影響してくるので、なるべくキャッシュレスを利用したいわけなのです。

ちょっと脱線しましたが、稲川、じゃないサルモネラ菌に汚染されたというところまで聞いて勘のいい万琵が「あれ、ムラケンもサルモネラ菌じゃない?」と言い出しました。

まさかぁ、万琵と同じもの食べて市販の水飲んでるのに僕だけ汚染されるなんてことある?トイレ行った時だってちゃんとヤカンでおしり洗ってるし。

二人「それだ!」

まさか、自分以外に誰もあのヤカンを使っていなかったとは。

ものは試しと、ホンダさんが手元に残しておいた、病院で処方されたサルモネラ菌の薬を分けてもらって飲んでみることにしました。

二日分くらい飲んだところでお腹、完治しました(笑)

さて次はMarionを拠点にバンフォラ観光です。


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この時滞在していた宿はコチラ⇒Jackson Annex、Marion