絶景舞踏

旅記事249 ミリッサでのんびり


スリランカでは雨の日が多く、ジメジメとしている印象だったが、ミリッサでは一度も雨にあたることはなかった。

スリランカの南西海岸沿いは11月あたりはベストシーズンになっている。
同じ国でも地域によって天候というのは変わるのだ。

ミリッサの宿でびっくりしたのは、朝食の量の多さ。

スリランカの食事は量が多いということは重々承知していたが、それでもまだ許容範囲で二人で食べられる量だった。

だが、この宿の朝食は5人分だろうか?と言うくらいの量だった。スタッフの方が二人がかりで交互にお皿を持ってきてくれるのだが、もう終わりかな?と思ってもまだまだ続く。

しかも、毎朝プラス一品づつ新しいものが増えていく。

新しいものの代わりになにか減るのかと思いきや、増えていくだけなのだ。私たちは4泊だけだったが、もっと長かったらいったいどれくらい多くなっていたのだろう。

部屋にあるテーブルには全部を乗せることができないので、お皿を受け取っては違うお皿と一緒にするという作業。

この量は食べられるはずがない、と宿の人も出しているのかもしれないが、私たちは残すことはしなかったので、足りないのかと勘違いして増やしてくれていたのかもしれない。

お皿を片付けてくれる時に、すごいお腹いっぱい!といったら、too much!と宿の人も言っていたので、多分宿の人もこれは多すぎるよなと自覚しながら提供してくれているのだと思う。

 

サマサゲストでの朝食

 

ど~ん!

どうよ、この量!

定番menuとしては、食パン6枚(焼いたもの3枚、焼いてないもの3枚)、米粉で作った見た目そうめんみたいな糸状のもの4つ、乾燥ココナッツが練りこんである生地を丸く焼いたチャパティみたいなもの2つ、オムレツ2つ、豆カレー2皿、クレープみたいなデザート2つ、バナナ4本、スイカ2皿、ジャムとバター、たっぷりのミルクティ、ここに毎朝一品づつ新作が追加されていくのだ。

 

スムージー

 

スムージーの追加だったり、カットトマトだったり。

 

毎朝繰り広げられる、夫婦二人の大食い選手権。

ありがたや~。

部屋も綺麗だし、朝食もボリューム満点だし、スタッフの方も気さくだし、海にも近いし、エアコン付きで宿泊費も安いし、サナサゲストはおススメの宿!

スリランカでは毎日ではないにしろ、このようにビックブレックファストを食べる習慣があるようだ。

食べたら動かなきゃ、と言うことで宿から10分程の海に行ってみた。

 

宿から海までの道

 

宿から海に続く道は、なんとも牧歌的。

 

ミリッサの海

 

ミリッサの海はなかなか荒荒しい海だった。

波も結構高く激しく、挑戦してくるように行進してくる。

ごつごつした岩が海の中にあって、その岩に激しく波があたりしぶきをあげる。

 

入るつもりがなかったので水着を着てこなかったが、この激しい海をみているとつい入りたくなる。

思わず服のまま入ってみたが、海で遊ぶというよりも、波に打ち付けられ、踏ん張るといった感じ。

 

ミリッサの海2

 

海水の温度は海の激しさとは真逆にちょうどよかった。頭まで潜って波に抵抗せずにいるとほんわか温かい海水が心地よかった。

スリランカの前にいたモルディブの海とは、色も性質も全く別物の顔をしていたが、ミリッサの海もなかなか魅力的だ。

真っ黒に焼けたサーファーの人が何人かいて練習している。

ボーと海を見ながら瞑想している人もいる。

 

登れる岩場

 

浜辺を歩いて進んでいくとなにやら大きな岩があり、登っているひとがいる。

登れるのかなと向かってみたが、岩に続く道は昔はあった模様だが、今は崩れてしまっていてまったく続いていない。

浅いから道がなくてもイケるのかなと思って少し進んでみたが、波も強く結構深かったので私たちは岩に登るのはやめた。

子供を肩に乗せた背の高い白人さんは、波に流されながらも岩の方に歩いていった。
背が高いのいいなぁ。

 

オレンジのココナッツ

 

浜辺にはお洒落なレストランが軒を連ねている。

ミリッサで是非試して欲しいのが、このオレンジ色のココナッツ、キングココナッツだ。

他の地域より安いし、普通のココナッツより美味しいらしい。ここのレストランではひとつ100ルピ―だったが、もっと安く試せるところも多いと思う。

ひとつ割って貰って飲んでみた。

う~ん、美味しい~。

普通の緑色のココナッツより甘みがある気がする。

フレッシュ!

 

キングココナッツの中身

 

中のジュースを飲みほしたら、スタッフさんに真っ二つに割って貰い中の果肉も食べてみる。

 

ココナッツの皮をスプーンにして

 

ココナッツの硬い皮をスプーンかわりにして食べる。

あまり味はないがゼリーみたいで美味しかった。

 

ライトアップされるレストラン

 

夜になるとレストランはライトアップを始めて良い雰囲気にますますなった。

 

波に襲われるお客さん

 

浜辺に設置されていた椅子やテーブルは時折くる高い波に流されそうになって、そこに座っていたお客さんの足元は水浸しになる。それもまた良い。

 

レストランの食事

 

レストランの食事は高めだが、やっぱり入っている素材の質が変わってくる(笑)

スリランカカレーにサラダ。

 

屋台飯

 

因みにこっちは宿の近くにあった屋台みたいなところで買ったご飯。

金額的には半額ぐらいになる。

こっちも負けずに美味しいが具の種類は少ない。

 

スリランカの代表的なビール

 

スリランカの代表的なビール、LIONと共に。

 

ミリッサはこんな風にゆっくりするにはうってつけの場所だ。

観光客もそんなに多くなく、リゾートリゾートしていて人が多すぎることもない。小さなのんびりとした町。

スリランカには他にも海沿いの町は沢山あるが、きっといろいろ行ってみたら面白いだろうなと思う。

スリランカで自分達が行った町の中では、ここの町が一番私は好きだった。

次の町はどんなところかなぁ~。


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