ネパールに滞在できるビザを15日間に設定してしまったため、トレッキングと入院と観光で殆どの日程を費やすことになってしまいました。万琵の誕生日の4日後にはカトマンズを発つ飛行機に乗らなければなりませんでした。
ネパールは見どころが多く、食べ物も結構おいしいのでトレッキングをする予定で行くなら30日間以上のビザを取った方が良さそうです。
・・もっともトレッキングのスケジュールはカツカツで作らず、高度順応や高山病対策を考えてフレキシブルにする必要もありますしね。
結果論ですが僕もドーレ以降で具合悪くなってきたので、ドーレの手前のモンラあたりでもう一泊取ることが出来たら結果は違っていたかもしれません。リベンジする時はその辺の反省を踏まえて挑みたいと思います。
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そして下山しても付いてくる高山病の影響・・・それは、病院の手続と保険の手続でした。
病院は最後にメディカルレポートを受け取って終わりですが、受領予定日にスワヤンブナートで道に迷ってしまったために病院の営業時間が終わってしまい、翌日の飛行機に乗る前に病院に寄らなくてはなりませんでした。
入院費用は保険によるキャッシュレスでこちらが財布を出すことはありませんでしたが、問題だったのは搬送に使ったヘリコプター代でした。
これももちろん保険で賄うのですが、山の上から保険会社に電話が通じず、シュリーのマネージャーのスレンダさんが立て替えてくれていました。こちらとしてはヘリ代は安くないのでなるべくこちらの財布を動かしたくありません。我々が出国する前に保険会社からスレンダさんにヘリ代を振り込んでもらうのがベストでした。
つまるところ、言葉を選ばずに表現すると
「あ、おばあちゃん?オレオレ、俺なんだけど、事前連絡しないでヘリに乗っちゃったから保険使わしてくれない?しかもスレンダさんが立て替えたんだよね。オレたちあと数日で出国するからそのまえにスレンダさんにお金振り込んであげてくれない?うん、5,500ドル。」
さすがに無理でした。
なので我々が出国までにしたことは、スレンダさんに耳をそろえてヘリ代を返し、保険会社に問い合わせた保険適用に必要な書類をすべて調達することでした。保険金が下りるまでヘリ代の5,500ドルはこちらが負担しているので、実際に保険金が振り込まれるまでの間は心配が続きます。
ちなみに保険金が振り込まれたのはそれからおよそ3カ月後のことでした。ほっ。
というワケで忙しくも充実したネパールを離れ、次に向かうのは中東のイスラム教国家「オマーン」です!
数日間ドライバーとして色々な所に連れてってくれた人(名前聞いたけど忘れてしまった)。最後に病院と空港までも送ってくれました(もちろん仕事ですが)。
ネパールでは彼やスレンダさん、アンバーなど、お世話になった人が沢山います。
カトマンズからオマーンのマスカットまでの直通がなかったので、バングラデシュのダッカで乗り継ぐチケットを取っていたのですが、手配会社から予定変更のメールが来てダッカを発つ飛行機の時間が1時間45分も早まってしまい、乗り継ぎ時間が1時間15分に短縮されてしまいました。時間大丈夫か!?
さらにダッカの次にチッタゴンで乗り継ぐことになりました。忙しいな~。
今回はすべて同じ航空会社なのでまだ安心な方ですが、航空会社が変わると間に合わず先に飛ばれてしまったり、ロストバゲージ(あるいは荷物だけ行っちゃう)があったり、不安度はうなぎのぼりになります。
ルートをまとめるとこうなります。
17:30 カトマンズ発~ダッカ着 19:00(時差+15分、飛行時間1時間45分)
20:15 ダッカ発~チッタゴン着 21:00(時差なし、飛行時間45分)
22:20 チッタゴン発~マスカット着 25:00(時差-2時間、飛行時間4時間40分)
カトマンズ国際空港にもプライオリティパスが使えるラウンジがありました。
病院を経由したので早く着きました。こういう時ラウンジ大活躍です。というかラウンジに入りたいがために出発3時間前(国際線がチェックイン出来るようになる最初のタイミング)を目指して空港に行きます。
カトマンズ空港国際線のラウンジのご飯。内装は比較的地味ですがご飯は美味いです。
今回使う航空会社はLCCでなく「Biman Bangladesh Airlines」というフルキャリアなので機内食が出ます。出るの分かってるんですが、ラウンジで腹いっぱい食べます(笑)
カトマンズの最後の空。向こうに見える山がなにかは分かりませんが、エベレストに思いを馳せました。また来るからな!
飛行機が飛び立つ頃にはもう夕暮れです。空から山を眺めるのも難しい。というか飛んでる方向が北東ならまだしも、南東に向かっているのでエベレストは見えまいね。
カトマンズからダッカに向かう飛行機の中で出た機内食。パンと謎のデザート。クリームチーズ?ヨーグルト?寒天?・・取り敢えずペプシが一番美味しかったです。
ダッカに到着して、次のフライトまで1時間15分しかないうえに第一ターミナルから第二ターミナルに移動しなくてはなりませんでした。飛行機から第一ターミナルに着いてすぐに「マスカット!マスカット!」と叫び、乗り継ぎの客を呼びかけているスタッフを発見しました。他の乗り継ぎ便の集団もいて、全員がターミナルに到着しないうちにスタッフのおじさんが移動を始めたので、取り敢えずマスカットに行く他の乗客も我々も、後から来た人のために「マスカット!」と叫んで練り歩きました(笑)
ダッカの空港のゲート内エリア。バングラデシュはトランジットでのビザは必要ありませんでした。
ちょっと並んですぐに乗り継ぎ便のチケットをゲットしました。思いの外トランジット手続きが早く済み、わずかに残った20分くらいを使ってダッカ空港のラウンジに潜入。
カトマンズよりだいぶ近代的な内装です。食べ物も結構充実しています。
そしてなぜかフットマッサージャーがあったので使います。もちろん無料。
次は、ダッカからチッタゴンへのバングラデシュ国内便です。
飛行時間がたったの45分ですが(時間的には函館ー札幌間くらい)各シートに映画が観られるモニターが!いや、でも途中で終わっちゃうじゃん。
そしてこのタイミングでまたも機内食が!これは食べずにとっておきました。
チッタゴンでは大した手続きも無く、ひたすら時を待つだけでした。しかもそういう時に限って飛行機が遅れる!まどうせオマーンで深夜に着いて空港で夜を明かす予定なので何時に出発してくれても構いませんけどね。
そしてまた機内食!今回のはしっかりした食事でした。
ビーマンバングラデシュの本気の機内食。美味しかったです。
この飛行機には映画のモニターはなく、退屈な時間でした。
そして約5時間後、オマーンのマスカット空港に到着しました。ここにもラウンジがあるのですが、到着した人が使えるタイプのラウンジではありませんでした。残念!もし使えたらラウンジのふかふかソファと飲食が自由に出来てトイレが綺麗でシャワーも使えたかもしれないのに~。
深夜の空港は綺麗に保たれていました。他にもちらほら空港泊をするんであろう人がいます。深夜も開いてるカフェに入って交代で眠り、明るくなるのを待ちます。
いよいよ中東エリアに突入です!
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