ドバイの表の顔と裏の見えない顔の違いの海外のドキュメント番組を見たことがあったが、私たちが泊まっているホテルは、どちらかというとドバイの出稼ぎ労働者が多く泊まる宿だったのではないかと思う。
ドキュメンタリー番組では出稼ぎ労働者の粗悪過ぎる環境を映し出していて、ドバイのきらびやかな顔とは全く違った顔を特集していた。出稼ぎ労働者は主にバングラデシュやインドからきているらしい。
勿論私たちが泊まった宿にいる出稼ぎ労働者の方々はドキュメンタリーで映し出されていた人々のような粗悪な環境で働いているわけではないと思うが、キラッキラの近代ドバイとはちょっと違った雰囲気を醸し出していた。
ここの宿ではブッフェ式の朝食がついている。ブッフェと言っても内容はトーストにウインナーとか卵、ちょっとした野菜なのだが。
この宿が出稼ぎ労働者が多く泊まる宿なのではないかと思ったのは、この朝食会場で思った。
全く観光客っぽい人がいないかわりに、ツーピースの伝統衣装を着たインド系の人々ばかりが多くいた。
ドバイは8割が外国人らしい。
さて、表の顔のドバイを観光しよう!
ガイドブックのモデルルートを行ってみようじゃないか。
先ずはきらびやか、きらびやかなゴールドスーク!!
宿からはゴールドスークまで歩いて10分もせずに着く。
うわ!まっ眩しい!!
ゴールドスークにはこんな風なゴールドのアクセサリーがわんさか置いてあるショップがびっしりと並んでいる。
多くのショップでは大きな重量感あふれるデザインが置いてある。日本では流行らなくなったごっついデザインのものを日本人が質にいれて、それが海外に流れてきたり、金を溶かして作りなおすってどこかで見たけれど、ここにも日本からきた金があったりして。
嘘でしょ、これ誰が買うの?
もはやアクセサリーではなく下着みたいになっているものもある。というか、甲冑にも見えてくる。
重たそう。
昔の日本の平安美人がこの甲冑をつけた姿を想像して、なんだか面白いことになるなと思った。
ここにはアラブのお金持ちさんたちが買い付けにくるらしい。
ふむふむ、女性は表からは見えないが二カーブの下はキンキラ金になっていて超ゴージャスなのかもしれない。
ゴールドスークの撮影スポットのひとつ、この大きな展示物は世界一大きなゴールドリングらしい。
ふむ、大きい。
だけど、ムラケンの後ろのマネキンの方が気になる。
ゴールドスークから南へ歩いていくと、今度はスパイススークが広がる。
台湾の迪化街でも様々な見たことがない漢方やらお茶やらをみたけれど、ここのスークにも見たことないものが沢山あって面白い。
日本の昆布とか梅干しとか鰹だしとか、馴染がない人がみたら、なんじゃこれ、って思うんだろうな。
試しに買って使ってみようにも、どう使っていいのかさえわからない。
次はアブラに乗ってバールドバイ地区の方に行ってみる。
アブラというのは渡し舟のことで、ゴールドスークやスパイススークがあるディラ地区とドバイ博物館やテキスタイルスークのあるバールドバイ地区を横切るドバイクリーク(入り江)を行き来している。料金は一人1Dh(30円)5分程で向こう岸に着く。
ドバイオールドスーク方面行のアブラから降りると、すぐにドバイオールドスーク(テキスタイルスーク)がある。
う~ん、誇らしそうな顔だ。
ここは衣料品や可愛らしい雑貨などがびっしり並ぶスークだ。
ただ、ここのスークの売人は結構うざめ。スカーフを買わせようとして、ムラケンがいきなり後ろからスカーフを首に巻き付けられたり、伝統菓子屋さんでも、そんなに沢山要らないと言っているのに無理矢理買わせようとするから、もう全部要らない、というと怒り出したり。結構めんどくさい人多い。
可愛いものが並んでいても、じっくり見ることが出来ないのが残念。
次に訪れたのはドバイ博物館。目印は大きな船。3Dh で入れる。金曜日だけは14時半からだが、他の曜日は8時半から20時半までやっている。
このドバイ博物館、個人的にはすごく面白かった。リアルな人形を使って原油が取れる前の昔の生活などを展示してあって分かりやすく目で楽しませてくれる。
二カーブを身に纏った人形は、うす暗い照明のなかで見るとギョッとする時もあるが。
変わった形をした口と目の上が隠れる二カーブ?は何処かの地方か忘れたが、独特のものらしい。
ドバイ博物館からほど近いガイドブックに載っていたLocal House RESTAURANTでラクダバーガーをお昼に食べた。
高いだけあって美味しい。臭みとかもなくラクダの肉と言われなかったら気づかないかも。
ラクダミルクなるものもドバイではスーパーで購入できるが、これはちょっと癖がある。
ミルクは臭いけど、肉は臭くない。
道すがらには近代的ではない自販機もある。公衆電話も使えるのかわからないがなんだかレトロで可愛い。
ドバイモール駅を下車すると、大きなモール、そのまんまの名前ドバイモールがある。
ここに来ればなんでもそろう。紀伊国屋もあるから、日本の本も多く手に入る。
私たちは紀伊国屋でまたもや立ち読みに没頭してしまった。
ここではオマーンのように女性が街を歩いていないことなんて全くない。
二カーブなどを被っている女性も男性と手を繋いでデートする。
観光客はイスラムの伝統衣装をアレンジしてお洒落に着こなしている人も多くいた。
ドバイ水族館もモールの中にあって、水族館の中に入らなくても、大きな水槽の中には鮫やマンタなども見ることが出来る。
イスラム圏だけど、クリスマス用の装飾品が揃うショップもあった。
ここでもお出ましか、金の世界。黄金のクリスマスツリーがゴールドスークを思い起こす。
ドバイの夜らしく幕を降ろすには、このドバイ・ファウンテンでしょ。
ドーン!!
これでもかと言わんばかりに音楽と合わせて豪華に水が踊り出す。
人々の目は釘付けだ。
いや~凄い。
このショー、夕方頃から30分おきに開催される。なんとまあ、豪勢ですな。
ショーが終わった後も、ビルの模様が次々に変わったりしてドバイの夜景は終わらない。
香港の夜景ももの凄い派手だったけど、ドバイの方がハイカラな感じかな(笑)
ドキュメンタリーの映像と夜景とを頭の中で交差しながら、今日はこの辺で締めくくりとしますか。
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