この記事は、2017年1月10日頃の出来事です。
パフォスの最後の観光は、カト・パフォス内の遺跡群を周ることにしました。
よく考えたら、パフォスに2週間くらい滞在していながら一度も遺跡を見に行ってなかった(笑)ありますよね、いつでも出来ると思って後回しにしてたらいつの間にかずっとやってなかった、みたいなこと。歴史の勉強とか特にそうだったなぁ。
カト・パフォスの遺跡群は地図で表示されています。この地図はそれぞれの遺跡にあるタテカンにあったものです。
白い道を北東側に進むとパノ・パフォスに続きます。我々の宿エレナズスタジオはその途中にありました。我々が見に行くのは21番の聖パウロの柱と12~15番のモザイク絵群です(赤枠は関係ありません)。
ちなみに5番は聖ソロモニのカタコンベというもので、キリスト教が弾圧されていた時代に礼拝や埋葬が行われていた小さな穴で12世紀のフレスコ画やイコンが見られるとのことでしたが、地下だからなのか当時の境遇がそうだったのか分かりませんが、人の怨念みたいなのが渦巻いているような感じがして不気味でした。というワケで写真はなし。
聖パウロの柱を見に行きます。キリストの使徒であるパウロがローマ提督の命令で柱に縛り付けられ、ムチ打ちの刑に遭ったという言い伝えのある柱だそうです。なんだか伝説とリアルがリンクするところですね。ペトラ・トゥ・ロミウ然り、キプロスにはそういう場所がいくつもあって面白いです。
聖パウロの柱は「聖キリヤキ教会」の庭にあるということでした。
お!これか?と思ったけど、違う柱でした。
キリヤキ教会のあるこの場所はかつて大聖堂があったそうですが、7世紀にアラブ人の襲来で破壊されてしまったそうです。
キリヤキ教会と大聖堂の回廊跡と思しき場所。教会の方は現役です。
そしてこれが、
聖パウロの柱!
言い伝えによるとムチ打ちに耐えたパウロはその後ローマ提督をキリスト教に改宗させたとのこと。
短っ!
ジャンプしたら抜けられそうだね。当時はちゃんとした柱だったんでしょう。
そんな歴史深い場所でも日当たりさえあれば猫が寛ぎます。陽ざしが目に飛び込んでこない絶妙なポジション。
そしてこの周辺には不思議なものがいくつかありました。
悪魔の手のような木、大木に寄生しているような大木、大黒様のようで持ち物が違う老人像。
モザイク絵群の前に、ハガキを出しに郵便局に行きました。
東京にハガキを3枚送って2,31ユーロ。
郵便局の場所は下の地図で。
郵便局を探すのに地味に手間取ってしまったので、ツーリストエリアでアイス食べて休憩します。この日も歩けば小汗をかくくらいの陽気でした。
天気良し。波は今回で一番凪いでいたんでないかな。
アイス屋にて。
モザイク絵群を見に行きます。上のグーグルマップの「Paphos Archaeological Park」と書いている所になります。
ここは屋外博物館のようになっていて、ゲートで入場料を支払います。ひとり4,5ユーロ。
入ってすぐのところにトイレがあるので入っておきましょう。
内部に地図もあります。ローマ帝国当時の有力者の家や劇場などがあるようですね。
中に入ると、人様の道を避けてやってきた猫様によるお出迎えが。ただし目つきは悪いです。
上手いなぁ。色のついた石を切り絵のようにはめ込んで作っています。
なんか右下に捕まってる赤鬼風の男がいます。歴史はよく分かりませんが・・侵略した土地の人をバーバリアンとみなし虐待する様を、神話の一部であるかのように描いて思想を正当化している絵なんでないかと思います。
敷地は広く、海に面しているので遺跡と海の共演も見られます。
こうしてモザイク絵を見ている限り、かなり高度な技術があったことが窺えます。ファミコンのドット絵より緻密。
遺跡群内を単純に歩くだけでも楽しいです。
冬期間は17時に閉まってしまうのでちょっと勿体ないですが早めに退散。晩御飯を作りに宿へ戻りました。
ドライカレーとポークソテー、茹でブロッコリーで満腹!
次はギリシャのクレタ島に移動だっ!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒エレナズスタジオ
伝説がいっぱい詰まったキプロスへは、スカイスキャナーで航空券を見つけられます。