この記事は、2017年1月下旬の出来事です。
3泊したオデッセイハウスとも今日でお別れ。シャワーは地獄の冷水だったけど、それ以外は使いやすかったなぁ。置いてあったCDも独特のセンスだったし、ロフトの手すりに掛けてた洗濯物もすぐ乾くし。
次は、ナクソス島にフェリーで移動します!
玄関のドア越しに猫がすがりつきます(餌付けしてない)。行かないでくれニャー!
毎日来てくれてたけど・・スマンが行くよ。
サントリーニ島のフェリーポートまでのバスは冬期間では一日一本、14時半発のみです。なのでバスの時間までどこかで暇を潰さなくてはなりません。土産物屋さえ閉まっているこの時期のサントリーニ島、開いてる店はあるのか?
ありました。マクドナルド。やっぱ世界チェーンは心強いなぁ。願わくばケンタであってほしかったけど。
おい!お前!ここ店内だぞ!ナデナデ。
そうして14時半のバスに乗り込みました。フェリーの出発時刻は15時半です。バスでは40分くらい掛かるとして、ここからはスムーズに事が運ぶでしょう。が・・しばらく走って乗務員に声を掛けられました。
乗務員「どこに行くんだい?」
「フェリーポートだよ」
「ポート?行かないよ。」
なんですと!そんなミスってあるか?今からバス降りてタクシーで行けば間に合うだろうけど、外見る限りタクシーなんて全く見かけないぞ。ていうか今どの辺走ってるんだ?(この時はまだネット非環境下で使える地図アプリmaps.meの存在を知りませんでした)
フェリーに乗り損ねたら相当面倒なことになります。不安と焦りが募る中、いい案がなかなか浮かばずにいると、さっきの乗務員がまた話しかけてきました。
乗務員「さっきはどこに行くって言ってた?」
「フェリーポートです」
「フェリーか?じゃあこれに乗ってなさい。」
「え?行くの?」
「行くよ。」
・・なんなんだ!ただ変な汗かいただけか!・・良かった!ていうか逆にいい案が浮かんで降りてたらと思うとぞっとする。
乗務員のおっさんがポートを何かと聞き間違えていたらしいです。人騒がせな。
そうして無事にフェリーポート「アティニオス港」に到着しました。
サントリーニ島に着いた時は真夜中で土砂降りだったから周りがまったく見えていなかったけど、こんなに切り立った崖のすぐ側にあったんですね。
フェリーの待合室。流石にオフシーズンなので、それ以外にはなんにもありません。
定刻よりちょっと遅れて、ナクソス島行のフェリーがやってきました。
ナクソス島への航行は2時間です。短時間なので、特に座席等は取らずデッキで過ごします。
出航!
前日工場で買っておいたドンキービール赤とポテチとラウンジから持ち出して持て余していたカールスバーグをいただきます。風が強くてポテチが飛ぶ飛ぶ。フェリー内には様々な店が入っているのでショッピングを楽しむこともできます。
結局、暖かい船内へ。
徒歩ルートで4時間てなってますが・・やはり2時間半で到着しました。といってもちょっと遅れてましたが。
冬のギリシャは日が落ちるのが早く、すでに宵闇が空を覆っていました。
前回の苦い経験もあり、ナクソス島では予め宿の人に迎えに来てもらっていました。しかも今回は無料でフェリーポートへの送り迎えをやってくれました!超ありがたい!
ナクソス島でお世話になる宿はTaki’s Placeというゲストハウス。家族で運営してるらしく、娘さんが迎えに来てくれました。なんだか民泊っぽい温かい感じ。
部屋は綺麗でバスルームつき。窓からは学校のグラウンド?が見えました。
パンとコーヒー、オレンジジュースのウェルカムサービス。超嬉しい!
そしてなにより驚きだったのがこちらの朝食。
どこかからテーブルを引っ張り出してきて、載せきれないほど食べ物を運んできてくれます。ちなみにこれで全部じゃありません。パンのおかわりや自家製らしきケーキもいただけます。腹いっぱいです。
足りた?と訊かれ、とっても美味しかったですと告げると、翌日は更に増量しました。ん、この感じ、なんか知ってるぞ。そうだスリランカの朝食だ。
しれっと翌日ですが天気がいいのでナクソス港周辺を散策に出かけます。
ナクソス島はサントリーニ島のようなザッツ観光地という島ではなく、居住地としての側面の方が大きいように感じます。面積はサントリーニ島よりもだいぶ大きいです。
ビーチに出てみましたが泳ぐ人は当然おらず。ちょっとだけ釣り人の姿を見かけました。
ここにもいたかお前ら。
船を見守るスフィンクス(2m)の姿も。風が強いからしっかり見守ってあげてね。
港付近にあったバスの案内所とそこにあった島の地図。周辺にはカフェやレストラン、ブティックなどがちゃんと営業していて、人の気配を比較的感じられます。
岬の先端部にはアポロ神殿のポルタラと言われる門(と基礎)があります。ポルタラまで行ってみましょう。しかしこの強風のため、右側から打ちつける高波が左側にまで飛んでいくのでちょっと怖い。
そばには均整の取れた女神像らしきものもあります。
高波が打ちつける所には海の藻屑へと誘う意味不明な階段が。挑戦しろってか。むりです。
波は荒いですが水はとても綺麗です。
ポルタラに到着しました。遠くで見るよりはるかに大きいです。
ポルタラからのナクソスタウン。寒くなってきたから帰りましょう。
やはりオフシーズンの気配。町は静かです。今回の宿はキッチン付帯ではないのですぐに食べられるものを買って帰らないといけません。途中で見つけたgyros gyrosという店が大き目のギロス(中東のシュワルマみたいなもの)が2,3ユーロだったので助かりました。
そしてこのナクソス島、ディオニソスというギリシャ神ゆかりの地であるということです。ディオニソスはローマ神話名でバッカス。お酒の神様ですね。というワケでナクソス島のビールで乾杯!
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Taki’s Place
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