絶景舞踏

旅記事308 世界遺産アクロポリス遺跡とパルテノン神殿


この記事は2017年1月27日の出来事です。

 

アテネ最大の見どころといえば、アクロポリス!

世界史の教科書の最初の方に登場し、都市国家としての仕組みの完成度の高さや建築技術の高さなどに、子供心に憧れを抱いていたアクロポリス。パルテノン神殿を見ずしてアテネを去れますまい。

というワケでやってまいりました。アクロポリスの最寄り駅はまんま「アクロポリ駅」です。

入場料はひとり10ユーロでした。ガイドブックよりだいぶ安いぞ。冬だから?

様々な博物館との共通券もあるそうなので、沢山周る方はそちらの方がお得かも。値段はその時々で異なるかもしれません。

アクロポリスの見取り図

見取り図があるので全体を把握しやすいです。我々はメインではなく右下のエントランスから入りました。

入るとすぐに遺跡に残されていた像の数々を見ることが出来ます。ちなみにこれはディオニソス像。ナクソス島にゆかりのあるお酒と演劇の神様です。

ディオニソス像

ナクソス島ではお世話になりました。

園内には歩道が整備されています。丘を見上げるポイントで一枚。

アクロポリス遺跡入場

すでに上の方に神殿らしきものが見えています。アクロポリスはそもそも「高い丘の上の都市」という意味だそうです。だから厳密にはここはまだアクロポリスじゃないのかな。

ディオニソス劇場

やがて現れたのは「ディオニソス劇場」。収容1万5千人だそうです。ガイドブックには入場料別途6ユーロと書かれていましたが特になにも払うことなく入ってしまいました。

前の席はVIP S席

前の席はVIP席で背もたれがついています。また、ところどころに更にビップなシートもありました。

現代の劇場は音響設備の関係で、上の写真の万琵がいるところ辺りがベストな位置にあたることが多いです。目印は舞台の音響さんのブースがある所です。

向こうに見えるゼウス神殿

ディオニソス劇場の立ち見席から、ゼウス神殿が遠くに見渡せます。

続いて「イロド・アティコス音楽堂」にやってきました。

イロド・アティコス音楽堂

夏季間にはコンサートやオペラ、ギリシャの古典劇などが催されるそうです。2000年経ってなお使われるホール。

イロド・アティコス音楽堂上から

音楽堂とアテネの都市。こっち古代、あっち現代。

さて、丘の上に行ってみましょう。

丘への階段で写真を頼まれたので撮ってあげたついでに我々の写真もお願いしました。

いざパルテノン神殿へ

イオニア式(ドーリア式?)の柱が沢山見えてきました。

遺跡ねこ

遺跡ねこもいます。遺跡にはネコがつきものですね。

プロピレアを抜ける

前門プロピレアを抜けて・・・パルテノン!

パルテノン修繕中

修繕中!まぁここは300年くらい修復作業が続いているらしいので修復現場に出くわさないハズがないんですが。

そういえば我々はいつも歴史的建造物を見ると修復現場に出くわします。ブログのタイトルそろそろ変更するべきかな。

絶景舞踏~舞踏家と元体操選手の世界一周建築現場視察の旅~

遺跡の部品

神殿裏側には柱や天井の部品が無数に置いてあります。ここから正しく組み立てるのって、気が遠くなりそう。プランバナン遺跡群でも思ったなぁ。

それはそれで現場の努力を間近で見られる機会があって、価値があると思います。こういう調査・発掘・展示・修復全部含めての遺産ですから。これ以上言うとなんか自分に言い聞かせてるっぽく聞こえるからやめときましょう(笑)

パルテノン神殿仰角

パルテノン神殿(後ろから)を仰ぎ見てみました。なんといっても柱の工夫が有名ですね。柱の間隔が均等にされておらず、柱に溝が彫られているのも曲線美を与えるため。全ての柱が天井に近づくにつれ少し内側に傾けてあるのも天井の重みを支えるためだそうです。

破風うま挟まってる

破風に、馬!挟まってる!

屋根裏でくつろぐ人

こちらは屋根裏でくつろぐ人。

いろいろといい加減なことを言いました(笑)

丘の上は風が強く吹いていてとても寒かったです。

エレクティオン

伝説上の王エレクテウスの館とされる「エレクティオン」。手前に基礎だけ残っている部分は、紀元前480年にペルシャ軍に破壊されたアテナ古神殿跡です。

エレクティオンの柱を担う6人の少女像。

エレクティオンの少女像

これらの像はレプリカで、オリジナルは新アクロポリス博物館と大英博物館にあります。

遠くに見えるリカヴィトスの丘

パルテノン神殿の裏にある展望台からはアテネの町とリカヴィトスの丘が見えます。

先程の前門プロピレアの外から丘が見えていたのでそこに登ってみます。

丘というか岩

丘というよりは岩、かな?

滑ります

この岩も大理石でしょうか、めちゃくちゃ滑ります。

壮大なアクロポリス

この岩から壮大なアクロポリスが望めます。

ここから出口に向かいます。途中、イロド・アティコス音楽堂のステージ側外壁が見えました。

イロド・アティコス音楽堂楽屋口

楽屋口。

外に出ると若い女の子二人がやってきて、なにやらフェスティバルだとかイベントだとかなんとか言って花を渡してくれました。へ~と素直に受け取るとお金を要求されました。なんだ、押し売りか。今後そういうのは受け取るまい。

街に出るとハドリアノス門が見えました。

ハドリアノス門

トラムの電線がびっしりです。

ハドリアノス門からのアクロポリス

ハドリアノス門のむこう側に回ってアクロポリスと。当時もこう見えていたんでしょうね。

名もなきアーティストの作品

アテネでは街中にアート作品が点在しています。

お昼ご飯 またギロスです

お昼に列が出来ていたギロス(2,6ユーロ)を。でもグリルアカデミーの方が美味かったです。

店のおじさんに「スリに気をつけなよ~」と言われました。ギロスは死守します!

さて、明日はギリシャから移動です。


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