この記事は2017年3月12日の出来事です。(あっ、一年前の今日だ。あっでも日本時間は13日だ汗)
語学学校の6週目が終わろうとしていた。
マルタの人もみんなでパーティーするのが好きらしく、国に帰る人もいれば、新しい生徒が毎週幾人か入ってくるので、週に2,3回は夜に何かしらがあった。
尚且つ週末は観光地に遊びに行こうとなる。
私は沢山は参加しなかったが、みんなワイワイするのが好きみたいである。
毎日が楽しかったのであまり気づいていなかったが、私の体力は段々と限界に近づいていった。
今までそれほど使ってなかったのであろう脳をフル回転させているせいか、私の脳の許容範囲が小さいのか、授業が終わると眠気がどっと押し寄せてくるようになった。
スペインの友達がもうあと一週で終了となる。
来週は予定がぎっしりだ。
土曜、日曜と予定をいれずにアパートでゆっくり休もうと思っていたが、日曜日にマルタの青の洞門、ブルーグロットに行こうと誘われた。今回のメンバーもスペインの子とトルコの子だ。
新しく入ってきた人とも話すが、何となく気があうメンバーというのは出来てしまう。
私はきっと保守的なんだと思う。
私はマルタの観光名所は全く調べていなくて、友達に誘われるまま行くというスタンスでいたが、この青の洞門、イタリアで有名な青の洞窟にも劣らないらしい。
体調が優れないので行くのを直前まで迷ったが、エイ!と腰を上げたのは正解だった。
ここは本当に行って良かった。是非とも行くことをお勧めする。ゴゾ島も外せないスポットだが、ここも外せないスポットだと個人的には大ヒットの場所だ。
というか、マルタに来るまでいろんな国に行ったが、結構上位に入るほど気に入っている。
マルタの海はどこも美しいが、ここの海はそれに輪を掛けて美しかった。
セントポールズベイからブルーグロットに行くには、186番のバスでRabat saqqajja Bus statiionまで行き、201番のバスに乗り換えてPanoramaというところで降りる。(1.5€)
全部で2時間弱かかる。
私たちの時は201番のバスが時刻表通りになかなか来なくてラバトでかなり待ったのでもっと時間がかかった。
時間に余裕を見て出発するのが良いと思う。
他のバスの番号でも行けるので、グーグルマップ先生に頼ると良いだろう。
Panolamaのバス停を降りると、お土産さんやレストランがすぐに見えてきて、そこを進んで行くとブルーグロットのチケット売り場の看板が見える。
大人料金8€、子供4€、冬(11月~3月)は9:30~15:30、夏(4月~10月)は9:00~17:00までの営業だ。
ボートにはライフジャケットを来て乗り込む。ひとつのボートに13人くらい乗り込むことが出来る。
スタッフさんのガイド付きなのだが、なぜか私たちの時は英語ではなくてマルタ語で全然理解できなかった。
この時期は全然混んでなくて、チケットを買ったらすぐにボートに乗って出発!!
ボートは結構揺れる。殆どの人は大丈夫だと思うが、私は念のために酔い止めを飲んだ。
青い!!
どこまでも真っ青だ!
ここの海はすぐに深くなるのか、物凄く深い青色をしている。
向こうに見える島には行けない。
そしてボートが洞門の方に近づいていくと…!
わ!!
眩しくて目が細くなるが、この時ばかりは目が見開いてしまう。
綺麗すぎる!
一気に水の色がコバルトブルーに変化する。すごく透き通っている。
岩の色も興味深い。
海水に浸かっているいるところが変色している。そして海のコバルトブルーが岩にも反射していて、なんとも美しかった。
そしてボートはメインになる洞門に進んで行く。
岩がせり出していて、その強さに胸が高鳴った。
なんともこうゆうところは冒険に出かけたような気分になって、ワクワクするものだ。
どうよ!この青さ!
宝石のようだ!
この時のカメラがコンデジしか持っていかなかったのが今凄い悔やまれる。
写真では伝えきれない。
水の透き通り具合とか、揺らぎによる影とか、光の具合で次々に変化する表情とか、岩の存在もわすれちゃいけない、海の色だけじゃなくて雰囲気全体も、これが自然の創造物か!と本当に驚きに満ちている。
洞窟の入口が眩しい。
見上げた空は、青と言うよりも紫がかって見えた。
青見過ぎて、目がおかしくなったか、いろんな光の反射で本当に紫の空だったか。
ボートツアーは20分~30分ほどで終了。
これは乗り終わった後の写真だけど、上から見たボート乗り場。花が咲き誇り緑も生き生きしている。
ボートが可愛い。
動画を撮影したのでよろしければ観てみてください。サムネイル画像は上からみたブルーグロットの一部です。
いや~凄かった。
三人で持ちよった軽食でランチをした。
マルタでもアラブの国同様クラッカーにホンモスとか塗って、食べたりする。
ランチを持ってこなくてもレストランは沢山あるので、そこでまた魚料理なんか食べても素敵だと思う。
私たちはここから、また少しバスに乗ってDingli Zuta(多分)というところで降りた。あまりバスは頻繁にやってこないが、私たちは、都合がいいことに割とすぐにバスが通ってくれた。
ここもビューポイントになっていて、レストランとかは全くないが、崖に座って雄大な海をゆっくりと眺めることが出来る。
段々と太陽が下がってきて、そろそろ夕暮れ時になる。
真正面で夕日が落ちる所を見ることが出来る場所だ。
沈みゆく太陽と同化するスペインの友達。
太陽の光を浴びて女神のようになるトルコの友達。
私は太陽を受け取ろうとする図をしようとしたが、太陽がずれた(笑)
ここでの友達との会話はこの深い青い海のお陰か、とても思い出深いものになった。
異国で住む私たちだが、いつか、どこの国集合ね!とか言って遊びたいものだ。
自然のエネルギーに満ちている場所は、人間の感覚を研ぎ澄まさせる。
帰りは一度イムジーナというところまでバスで行き、そこからバスを乗り換えてセントポールズベイに戻った。
行って良かったと心から思う場所だった。
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