この記事は2017年4月11日~12日の出来事です。
グラナダの次はジブラルタル海峡に面した南部の町アルヘシラスに移動し、一泊したのち船で海峡を渡りモロッコ北部の町タンジェに移動します。
ジブラルタル海峡・・風雲たけし城を思い出します。あれ、僕らの世代ですよね(1982年生まれ)。よく覚えてないけど金のボールをキャッチすると海外旅行が貰えたんでしたっけ。
それはさておき、グラナダの市内バスSN1を使って再びバスターミナルに向かいます。
カテドラル前からのSN1の時刻表はこちらの通り。
行先は中段のESTACION DE AUTOBUSES 2。プリメーラ・サリダが始発、となると下は最終ですね。黄色枠が平日で水色が土曜、グレー枠が祝日です。で、下段の黒枠マニャーナが午前の頻度、タルデが午後の頻度です。
なので、平日の午前なら6:45始発で午前中なら7分~10分間隔で出ますよ~ということになります。まぁ、曜日関係なく毎日6:45始発の23:30最終ですけど。
このように頻発してると非常に助かります。スペインの前に訪れたマルタのバスはあんまり多くないうえ予定外に「リアル来ない」とかでした(笑)
グラナダの市内バスとターミナル。ちなみにバスターミナルから歩いて5、6分のところに大きくて綺麗なスーパーがあります。バスの時間までちょっと余裕があったので、スーパーでハリボグミなどを購入。スペインはマルタに勝るとも劣らぬハリボの安さ。ハリボの安さ世界一位はスペインか!?
そしてハリボをグニグニ噛んでいるうちにアルヘシラスに到着したのでした。
グラナダ~アルヘシラス間は4時間弱かかりました。バスはまたALSAを利用し、オンライン購入のため手数料が掛かってひとり28,96ユーロでした。
バスターミナル自体は比較的綺麗ですが、バスがあまりありません。それに伴ってターミナル設備も大したことありません。なんかテナント入ってたかな、てくらいの規模の小ささです。
アルヘシラスの街並み。綺麗な所とそうでない所とがありますが、どこも閑散としていました。
おぉ、ホントに誰もいない!きっとセマナ・サンタでみんなグラナダとかコルドバとかセビーリャに行ってるんだ。そうに違いない。
こちらがアルヘシラスの宿ペンションヴェルサリェス。ブッキングドットコムで見つけた、アルヘシラスで一番安い宿でしたがそれでも3,000円以上する宿でした。その割に設備はイマイチでしたが、一泊するだけなら問題はないと思います。宿のおっちゃんは気のいい感じの人でした。みんなが休んでるときに働いているんだから、多少高くても仕方ないのかな。なんて思ったり。
ホットシャワーが出て小さい暖房があるので良しとしますか。ただし埃っぽい部屋でWi-Fiはほぼ使えません。
フェリーのチケットをゲットするためにフェリーターミナルに向かいます。ちなみにチケット自体はあらかじめネット購入してあったので引換証をチケットにするだけです。
当然っちゃ当然ですが、ハトの代わりにカモメが闊歩しています。海が近くなってきた証拠ですね。そして柵のむこうに海が見えているのに、なかなか敷地に入れません。ターミナル入口どこだ!フェリーに乗ろうとするときには毎回ターミナル入口を探して右往左往している気がします。だってどこの港も敷地広いのに貨物車両入口ばっかりなんだもん。
ようやく見つけました。人間用入口。ここから入ってまっすぐ進みます。
横断歩道の先になにやら陽気な二人組がいますが・・右側の建物がチケット取扱所、遠くに見えている建物がターミナルです。我々は右側の建物で、殆ど日本語表記の引換証をチケットに替えてもらいました。
利用したフェリー予約サイトはaferry.jp。色んな国のフェリーのチケットを購入できます。ちなみにこの時のアルヘシラス~タンジェの料金はひとり15ユーロでした。安い!
奥のターミナルは場所を確認しただけで、どうせ翌日行くので引き下がりました。
近くに公園があったので脚前挙。
一応万琵も脚前挙。
せっかくスペインにいるのだからと、取ってつけたようにシーフードパエリアを食べてこの度のスペイン旅を終了とします。アルヘシラスは、別段シーフードが美味いとか、そういう地域ではありません。7ユーロ。
さて翌日。フェリーターミナルに行きまして、モロッコの港町タンジェに移動します。いよいよアフリカ大陸入りです!
2時間半のフェリー移動は11:00発、タンジェ着は11:30。スペインとモロッコには2時間の時差があります。
国際便ということなので、チェックイン時に荷物のチェックをし、いよいよフェリーに乗り込みます。
ターミナルから直接上層デッキの客室に乗り込みました。
この列はなんぞ?
なんと船の中で出入国手続きをしていたのでした。
こんな入国カードに記入して、列に並びます。
アルヘシラスの海。巨大なキリンが見送ってくれます。
カモメや貨物が出発するのをみて、我々のフェリーも出発します。
船内ではなぜか日本のアニメ映画「バケモノの子」がスペイン語吹替えで放映されていました。日本のアニメ・漫画の力は凄いなぁ。世界中でドラゴンボールとナルトとワンピースとポケモンとちょっと妖怪ウォッチのグッズや映像が見られます。日本人なのにドラゴンボールとワンピースしか知らないけど。
そして、、
タンジェ到着!アフリカ大陸に入ったぞ~!
前情報によると、フェリーから出ているバスが全員乗るのを待たずして出発してしまうとのことだったので(珍しく)急いで船から降り、そそくさとバスに乗ります。
そして案の定、そこそこ人が入ったところでバスが出発しました。このバスでタンジェの町まで行くんだな~乗れて良かった~などと思っていると、2分くらい走ってバスが停まりました。で、到着だよと。
ん?どこここ?
フェリーターミナルかいっ!
このバス別に乗らなくても良かったじゃん・・普通に歩ける距離だし(笑)
まだまだ、町までの無料送迎バスがあると信じ込んでいる我々はその辺の職員に訊いて周ります。が、無料バスなんて全くないじゃないか~
職員の一人が「ターミナルを出て向こうに見える幹線道路にバス停あるよ」と教えてくれたので、無料バスを諦めてターミナルを後にしました。
暑い!オマーンに着いた時くらい暑い!
バスを待ちます。周りにはなにもありません。カメラのレンズに写っていない所ではみんなゴロゴロしてピクニックみたいな雰囲気でした。
20分ほど待ってバスがやってきました。ここでもALSAのバスなんですね。タンジェ市内まで30分くらい乗って、ひとり7ディルハム(77円くらい)。一駅乗っても1,5ユーロのマドリッドと比べると急に安くなりますね。
タンジェ市内到着!ここは本当にアフリカなのか?まるでリゾートかオアシスのようです。
広い道路、綺麗な公園、整備された遊歩道。今のところ、我々はまだヨーロッパにいます(笑)
急にラクダ!
今回の宿もairbnbで予約しました。が、実際に行ってみると普通のホテルでした。ホテルモーリタニアセンタータンジェというホテルでした。
このホテルに到着する少し前から旧市街に入り、段々と中東っぽい雰囲気(モロッコはイスラム教国家です)になってきました。
ホテルの部屋。ロビーからしてだいぶ綺麗な内装でした。
部屋からの外の風景。
靴の路上ワゴンセール、水タバコキット、スパイスまんま売り、どぎつい色のケーキ・・・すべてが西ヨーロッパにはない風景です。別の国に来たことを強く感じます。
ファティマの手。イスラム教開祖ムハンマドの娘の手をかたどったもので、いわゆる魔除けとして色んなグッズのモチーフにされたり家のドアに飾ってあったりします。
やぎが葉っぱ食べてたり、路地裏にいっぱい人がいたり、中東デザインのシャツや特産のサンダル(バブーシュ)売ってたり。ちょっと海渡っただけでだいぶ変わりました。
歴史あるタンジェの街にはやはりというかフォートレス(城塞)があります。少し高台にある旧市街から城塞と眼下に新市街、そしてわずかに海が見えています。
モロッコ定番の野菜たっぷりタジン鍋とミントティー(甘い)で夕ご飯です。チップ込みでしめて40ディルハム(約440円)。
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この時滞在していた宿はコチラ⇒ホテルモーリタニアセンタータンジェ