この記事は2017年４月26日の出来事です。
マラケシュのフナ広場はなんだか色んなものがごった返していた。
人々の活気に乗って馬の糞の匂い(笑)がむはっと立ちこめる。
うへ～！観光地って感じ！
私にはここはごちゃごちゃしすぎだな！
フナ広場にあるレストランから眺めた沢山の灯りが、きらびやかにゆらゆらと揺れて、人々を誘惑に誘いこむ魔力に溢れた街って感じ(笑）
マラケシュの宿、Riad Hna Ben Salehの朝食。
今日も晴天。晴れ渡った空の下で食べる朝食は格別。
太陽が気持ちいい。
おいしい～！
小型タジン鍋も可愛いじゃん。
さて、来た時の逆のルートでCTMのバスターミナルに。マラケシュのフナ広場前のバス停から鉄道駅までローカルバスで一人４Dh。そこからバスターミナルまでは歩いて10分。
バスの出発まで時間があったので、先に荷物を預けて周りをぶらぶら。
くは！美味しいそうなタジンがここにも沢山！
ホカホカと立ち上がる湯気が食欲をかきたてる。
食べる？？とタジン鍋の蓋をおじさんがパカッと空けてくれた。
宝石箱のようですな。
美味しそうだけど、残念ながらタジン食べてるほど時間ない。
お昼時。
トマトを乗せたタジン鍋が、食べてくれるお客さんを順番待ちしている。
ちなみに壺の中にはマラケシュ名物、羊肉の煮込み料理、タンジーナがぐつぐつと煮えていた。
フナ広場より安かったので、地元のおっさんと肩を並べて、ここいらで食べるのもおススメ。
バスターミナルに戻るとまたもや日本人と遭遇。
モロッコは日本人と出会う確率大。
この子はエッサウィラに何カ月か働きに来たらしい。
凄いな～。本当に色んな人の人生を感じる。
マラケシュからエッサウィラまでは、約三時間。料金は一人75Dhに荷物代５Dh。
CTMのバスターミナルはエッサウィラの新市街の方にあり、旧市街まではタクシーで14Dh。世界遺産であるメディナ内に車は入れないので、ドゥカラ門で降ろしてくれた。
頑強そうな門をくぐると、そこには明るい雰囲気が繰り広げられる。
他の町のメディナより道幅が広く歩き易いし、複雑でもない。
芸術家が集まる町とも言われていて、可愛い革製品や、靴、ギャラリー、楽器屋さんなども多いので、歩いていると色んなものに出遭える。
今回の宿は、Essaouira Youth hostelという所。
ユースホステルはバックパッカーが多く、友達が作りやすいメリットがあるが、私死んでますね…(笑)
ちなみにエッサウィラの安宿は南京虫がでる所があるので注意。南京虫は湿気があり温かいところを好む。
エッサウィラは海添いの町なので、気候、湿度共に南京虫ウハウハの場所なのだ。
友達が南京虫を知らなくて、体中刺されまくり、悩んだ挙句、宿のフロントに寝袋を敷いて寝たというエピソードがある。（この宿じゃないよ。）
なぜ宿を変えなかったのかは、不明(笑)
宿に荷物を置いて、改めて町を物色する。エッサウィラのメディナは他の町のメディナと比べると清潔な方ではあるが、いや、汚いけど、ちょっと脇道にそれると、私たちには考えられない光景が広がっていたりする。
鳥が沢山！！
ここではスーパーで売られているような、パックの鳥のお肉を目にすることはない。
その代わりに生きた鳥が沢山いる。基本的に、ここでは鳥は一匹買いなのだ。
うひょ。
そういえば昔九州で養鶏の隣にあるレストランで鶏料理を食べたことがあったが、捌きたてのお肉はびっくりするくらいコリコリしていて、今まで食べていた鶏肉の認識を覆され、感動したことがある。美味しかったなぁ。
それはさておき、なんだか鼻がムズムズするぞ。
通気が良いとは言えない場所に、大量の鳥がいるのは環境的には決して良いものではない。
日本のケージ飼いの所もこんな感じなのかな、と思うとちょっと鳥肌がたった。鳥だけにね。
埃やら鳥の羽やらで空気は悪く、その隣で売られている服や野菜、奥にあるカフェに立ち寄ろうとは、流石に思えなかった(笑)
エッサウィラは夕焼けが綺麗な場所でも有名だ。
海は和やかで波も穏やか。
空が夕日色に変わり始めた。雲から無数の光の線が放射している。
城塞のスカラとマッチして、とても幻想的だ。
カモメが夕日に向かって羽ばたくと、ノスタルジックなムードが一層際立つじゃないですか。
スカラの前の広場には大道芸人が繰り出し始め、それにつれて人も多くなる。
お腹が減った。
エッサウィラは観光客が多いからなのか、ヴィーガン料理屋さんが結構ある。
モロッコ料理は、野菜を摂りやすいメニューが比較的豊富だが、とりわけ、今日の夕食は野菜を食べるためにヴィーガン料理に決定！
ここのお通しはオリーブと漬物。
モロッコはオリーブも安くて美味しいんだな。
パンプキンスープに今日はタジンではなくて、ベジタブルクスクス！
パンプキンスープは外れがないね。うまい！！
ちなみにクスクスのそれまでの知識といえば、カロリーが低くてダイエットに良い、なにかの実？なのかなと思っていたが、小麦粉で作られている最小パスタなのだそう。
なんだ、小麦粉なのか、とちょっとがっかりしたが、いや～クスクスもうまいよ！！
エッサウィラ、ゆっくり出来そうな町。
明日は港に行って新鮮な魚を食らうぜ！
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この時滞在していた宿はコチラ⇒エッサウィラユースホステル
