この記事は2017年5月24日の出来事です。
昨日の様々な出来事と、息苦しい部屋のせいで寝付くことが出来なかった私は、部屋に唯一ある小さい窓から段々と空が白んでくるのが見えて、やっと朝になったと少しだけ気持ちが軽くなった。
幸い虫にも刺されなかった。
ムラケンも目を覚まし、痛みもなくなり、体調の方は良くなっているとの事。
あぁ、良かった…。
バッラにいても仕方がないので、当初の予定だった目的地、バンジュールに移動しよう。
ここの部屋から一刻も早く出たかった私たちは、日が昇ると同時にフェリーターミナル目指して外に出た。
もう人が結構歩いていた。
宿からフェリーターミナルは近い距離にあったが、外に出るとすぐにおじさんがフェリーか?と話しかけてきて荷物を持とうとしてくる。
道は舗装されていなくて、バックのタイヤが柔らかな砂に埋もれてしまい、うまく引きずることが出来ない。今までの国では引きずれるバッグで良かったが、アフリカにおいては舗装されている道は主要道路だけで、ほぼ砂道を歩くので、やっぱり肩に背負うバックパックがおススメだ。
まあ、いいかとおじさんに持たせると、軽々肩に担いで歩き出した。
こっちの人って本当、力持ちなんだよね。
黄色と緑の建物が目印だ。
まだ朝の7時だと言うのに、結構な人がフェリーを待っている。
西アフリカにアジア人は少ないので、兎に角私たちは目立つ。アフリカ人は容赦なく見つめてくるので、目線には早く慣れたもん勝ちだと思う。
ガンビアの女性もセネガル同様、カラフルな恰好をした人が多い。というか目立った違いはわからない(笑)男性はほぼシャツとズボンといった普通の格好。
ガンビアも90%がイスラム教を信仰している国だ。
荷物を持ってくれたおじさんにお金を渡し切符を買ってきてもらう。一人25ダラシと荷物代15ダラシ。100円くらいだね。
フェリーは30分間隔ぐらいで動いていて、結構頻繁にある。
その辺にサンドイッチとかも売っていたが、美味しくなさそうだったので、おじさんにバナナを買ってきてもらった。
このおじさんはこうゆう事でお金をもらっている人なのだろう。
30分程待つと船が到着したようで、皆が一斉に歩き出した。
おじさんはバンジュールに友達がいて、宿とかいろいろ案内するよと言ってきたが、そこまでは嫌だったのでチップを渡して船の上でお別れした。
船は基本的に車を運ぶのがメインらしく、人間の席は設けられていなかった。
なので、車と車の間で待機することになる。
かなり人も多いから、間に人が埋め尽くされている状態で、風なんかは通ってこないから、ムシムシと暑く嫌な汗をかいた。
周りの景色も見えたもんじゃない(笑)
昨日のセネガルからのバスなんかとは比べ物にならないくらい快適だけどね。
ムラケンも余裕の表情。
船は順調に進み、30分程でバンジュールのターミナルに到着した。
後で聞いた話、友達の旅人さんがこの船乗ったとき、沈みかけて超ビビった、といっておりました(笑)
いや~やっとバンジュールまでこれた!
さて、ここからどうしようかなと思っていると、またもや違うあんちゃんが話しかけてきた。
もう目立つからすぐに見つけられちゃうのね。
取り敢えずイミグレのおじさんに薦められたバッラという所に行こうと思う、とあんちゃんに伝えタクシーの場所まで連れて行ってもらう。
タクシーの人と交渉し400ダラシと言われる。
そんなに遠くないだろ、と確実にぼられていると思ったが、宿もよくわからなし、良い宿に連れて行ってくれといって了承した。
なぜかあんちゃんも一緒に乗車して来て出発。
バカウより遠くなるがおススメの所があるらしかったが、バカウで良いと言って綺麗で超おススメだという宿に連れて行ってもらった。
いくつか宿を見せてもらったが、結構高い。昨日のバッラとは違って観光客相手の宿が多く、高級なところもある。
もっと安いところないの?と言って最終的に決まったのが、
ここ。MaMa’sと言うレストラン併設の宿泊所。
結構連れまわしてしまったが、案内した兄ちゃんは二階まで荷物を運んでくれて、400ダラシ渡すと笑顔で帰っていった。
二階の四人部屋の広い部屋で、オーナーに電話してもらい値切って一泊900ダラシ朝食付き。クーラーはないが、シーリングファンが二つも付いている。床は磨かれてピカピカ輝いている。窓も沢山あり開放感がある。
昨日の宿とは比べ物にならないくらい良い。
やっぱり窓は重要だな。
なんとホットシャワー付き。やった~と喜んでいたが、いざ浴びようとすると、ガンビア暑いし、クーラーがないとホットシャワーを浴びた後にまた汗をかくので、結局水シャワーで浴びた。
二階の窓からは併設のレストランを眺められる。
レストランは夜になると楽器が奏でられて、それに合わせて踊っている白人さんをよく見た。けっこう繁盛しているようで、毎夜賑やかだ。
レストランの壁には、言葉が多数書かれているが、人種を越えた平和がテーマのようだ。
宿の周りには、特になにもないが、隣に病院がある(笑)
設備が整っているかは微妙だが、バッラの病院よりは良いと思われる。
これで昨日みたいな緊急事態があっても、すぐに病院に駆けつけられるな。
可愛い絵が描かれたパン屋さん。アフリカのお店は、看板が文字より絵であることが多い。文字が読めない人でも一目でわかるからだ。
パンの種類は少ないけど、奥で作っているみたいで、良いにおいがする。
20分か30分くらい歩いたところは少し人が多くなって、中が暗くて開いているのか閉まっているのか一目ではわからない、超入りにくい感じのスーパーもある。
中は綺麗に陳列されているが、お菓子が多い。
夕食は宿に併設されたレストランで摂った。
ワンプレート500円弱くらいなので、ここの物価からしたら高めだけど、
ボリュームあってかなり美味しかったし、久しぶりにサラダが付いている!
席は外なので、足元に蚊取り線香を置いてくれる気遣いあるスタッフ。
でも蚊取り線香だけだと煙の隙間を狙って蚊に刺されるので、虫除けも塗っておく。
猫もおねだり。
う~ん。しかし、ガンビアに着いたはいいけど、ここ何すればいいんだ(笑)
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この時滞在していた宿はコチラ⇒Mama’s