この記事は、2017年7月23日ごろの出来事です。
サルモネラ菌感染もようやく完治という形で疑いが晴れ、きれいな宿を見つけることができたのでいよいよバンフォラ観光が始まります。もうヤカンでおしりは洗いません。
と思いきやガンビア国境付近で感じた妙な背中の痛みが再発して一日中寝込んでいたりして、万琵を不安にさせつつの日々となりました。それはまぁ、あとでちゃんとした病院で検査することにして、バンフォラの町を歩き回ります。
まずは、近所でよく通った食堂。食堂には、生きた食材が遊びに来ます。それと、空の器を持った子供たちも毎回やってきます。
訊いたわけでも調べたわけでもないから推測にすぎないのだけれど、家でお昼ごはん与えられないのでしょうね、親から器だけもらってどっかでもらってきなさいとか言われているのでしょうか、しかし着ているシャツなんかは別にボロボロでもないので、ごはん与えるためのお金が無いわけじゃないと思うんですが。
とにかくここみたいな食堂で知らない人が齧ったほとんど骨だけのチキンを器に入れてもらって「わーい」っていなくなる、そんな子供が沢山いました。
それほど多くの国や都市を見てきたわけではないけれど、今まで見てきた西アフリカ諸国には子供がとても沢山いました。子供つくって生んで育てる、というのがとてもアバウトで、容易に行われることなんだなぁ、と思います。
そして、この辺はアバウトに育った大人が生きていける、アバウトな社会なんですよね。で、彼らはそれでいいし、我々の国とは違った価値観で生きている。
そんな生活、ダメだと思いますか?彼らは不幸だと思いますか?僕は、我々のどこに口をはさむ余地があろうかと、そう思ってしまいます。
長く旅をしていて、いろんな国を渡り歩くうちに、価値観とはそこの土地や人それぞれにあって、外から来た異なる価値観の人が何か言ったとて大して意味のないことなんだと気づかされました。
でその価値観がそれぞれの正義なのであって、世の中にある正義もまた人と同じ数だけ存在していると考えさせられます。だから異なる価値観は「悪」なのではなく「別の正義」なのです。だからもう争うのやめようよ。認めたれよ。
ODAやボランティアは、その活動自体は簡単にできることではなくて、多くの人の強い意志や大きなお金が動いています。
しかし、それを素晴らしいことと安易に決めつけるのは与える側の価値観であって、もらう側の価値観とは必ずしもそぐわないのだということを忘れてはならないのだと思うのです。こちらから与えるものが相手の喜びになるのだと決めつけてはいけない気がするのです。
やること自体はいいんですが、やってやったんだからと何かしらのお返しを求めるとか、与えたから立場が上だとか、そう考えるのは危ないと思うのです。だから僕はなるべくそのあたりをニュートラルでありたいと思うのです。
結論、なにが言いたいのかというと、僕はチキンを子供たちにあげなかったということです。で、残さず食べる。
言い訳長い!(笑)
そしてここは駅近マーケットにあった雑貨屋。ここでブルキナファソのキーホルダーを調達。いつも忘れがちなのですが、訪れた国でキーホルダーを毎度買っております。
そこで見つけた謎のフルーツ。見た目はドングリっぽいですが、食べるととても甘い!干し柿のような甘さでした。
繊維が豊富な果肉。
そういえば駅前を通る幹線道路だけ、舗装工事真っ最中でした。熱い空気にアスファルトを固める匂いと熱気が混ざり合って、余計熱い。
バンフォラにもあった鉄道駅。営業してなさそうで、週に何回か、鉄道が来るようです。
バンフォラに到着した時から気になってた、マクドナルド。いつもの顔色が悪くて唇の分厚い奴の姿が見えませんが、出張中なのかな?代わりにどこかで見たことのある青い服のアヒルがチラッと見えてます。
マックの外観。中が見えず入りづらい感じの入り口です。ちなみに水曜定休って書いてます。
店内の様子。一見してごちゃごちゃしてますが、意外と統一感あっていい雰囲気でした。
青い服のアヒルの親友の姿も。下の「Bien manger mieux vivre!」は「よく食べ、よく生きろ!」ということ。I’m lovin’ it !
メニュー。白米200円って、普通に高くない?
頼んだ食事。200円分の白米の量、なめてました。アフリカあるあるですけど、大量の白米に大量のパスタに大量のジャガイモ。圧巻の炭素系食品。プラス砂糖たっぷりのドリンク。
味は、ちゃんと作ってあって美味しい!ハンバーガーなんかは本家よりもボリュームあるし、かなり美味しかったです。
あ、本家って言っちゃった(笑)
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