絶景舞踏

旅記事278 ヨルダン博物館と子供とねことコトナ


ノーベルホテルを2泊で後にした我々は次に、ザ・ブティックホテルアンマンという宿を選択しました。ノーベルのスタッフは「もう出ていっちゃうのか?なにか気に入らないところがあったのか?」と色々訊ねてきましたが、逆に気に入るところがなかった我々は応えに窮してしまい「別に・・」とか答えてしまいました。だいぶ前の沢尻エリカ様か。

 

ブティックホテルアンマンは前日のハーシャムレストランからすぐ近くのところにあるのですが、入り口が非常に分かりづらく、雨の中それらしき場所を何度もウロウロと通り過ぎてしまいました。目の前を何度も通り過ぎる我々を見かねたおじいちゃんが案内してくれました。

ようやくたどり着いて最初に通された部屋が半地下になっていて、カビの匂いが充満していました。またこんなんかー!と思ったらスタッフの人が匂いに気がついてこりゃあかんと上階のちょっとだけ高い部屋に案内してくれました。

上階の部屋は清潔感あります。クローゼットがあって収納場所は確保できますが、メインバッグを置く場所にちょっと困るくらいの狭さでした。専用バスルームで(我々の部屋のは立て付けが悪くバスルームの扉が閉まらなかった)朝食がついていました。

Boutique Hotel Amman

朝食はホブスとホンモスをベースに、ファラフェルやオリーブの実、ハム、ゆで卵など付け合わせが色々取り放題でした。ナイス!

ブティックホテル朝食

あ、ちなみにブティックホテルと言っても、普通のちゃんとした(安)宿ですから。

コーヒーが美味かったので毎日お代わりしてました。その都度スタッフのおっちゃんがインスタントを淹れてくれます。

 

さて雨も上がり、この日も散歩に出ます。

アンマンの街

アンマンの街。丘に囲まれ硬い岩盤の上にたつ街。歩くとすぐに坂や階段、その上にさらに建物。また進むと坂、階段、建物。どこまでもそんな風景が続いているようです。

まず目指したのはブティックホテルアンマンから徒歩約15分のところにあるヨルダン博物館でした。

ヨルダン博物館

最初裏口の方から入ろうとしてしまい、係員に止められてしまったのでぐるっと回りこんで正面へ。なんか正面口の方が道路が寂れてる感じがしましたが。正面側はヨルダンの国旗がはためいています。入場料はひとり5JD(ヨルダンディナール、約840円)と高めです。

日本の支援を得てオープンしたこの博物館、じっくり見る方なら半日かかります。ヨルダンの古代の生活からローマ、イスラム時代などの展示がたっぷりあります。いかにヨルダンが長い歴史で、沢山の異文化と関係してきたかが(英語の説明を読まなくても何となく)解ります。

世界最古の双頭の人型

初っ端からハイライトのひとつ「アイン・ガザルの双頭の胸像」。世界最古の人型と言われています。

アイン・ガザルの双頭

意外と薄いです。オスメント君主演の『AI』月のシーンに出てた人を思い出しました。これも、現地に行かないと分からないことですね。・・・どうでもいいって?

神様

前イスラム時代のナバタイ人が、神様として作った偶像、とのことです。主に目と鼻、時々口があるそうで、なかなかに可愛らしいモチーフですね。

ちなみにコレ、ペトラ遺跡にもしれっとありますのでペトラに行くときには探してみてください。

ローマのモザイク

ローマのモザイク模様。塗装した小さい石をパズルのようにはめ込んで模様を作っていきます。なんて細かい作業が好きな人種だったんだ。感心します。こういうのは地中海地方の遺跡にもよく見られるので、ローマ帝国の影響力が垣間見えます。

死海文書

死海文書のレプリカ。クムラン地方で発見された旧約聖書の写本の一部です。内容となると僕は知りませんが、現在の聖書とはだいぶ違うとか都市伝説的な噂を耳にします。聖書は政治戦略にだいぶ利用されてきた歴史があるので、時代と共に内容は変遷してきてるでしょうから。

本物は光に当たらないように展示されています。

VRの展示も

バーチャルリアリティーでの展示もありました。中身は秘密です。

さて、じっくり見てちょっと疲れましたが、歩き回りましょう。前述のとおり、その辺は坂や階段だらけです。ちょっとお洒落めいた中心部を目指して、階段を上っていきます。

アンマンの人懐っこい子供たち

細い階段の途中で子供たちに囲まれました。撮って撮ってと求められ、ひとり撮ってはひとり増え、二人撮ってはまた一人・・・長屋なのか児童館なのか孤児院なのか判りませんが、人懐っこくて可愛い子供がいっぱいいました。お金お金とか言わないし。

子供たちに手を振り、坂を上がりきると、アンマンの街がもう少しよく見えます。

アンマンの猫と階段

そうそう、アンマンには猫もいっぱいいます。

アンマンねこ アンマンねこ アンマンねこ

ねこねこねこ!子供ほど人懐っこくはありませんが、一匹ぐらい連れて帰りたい衝動に駆られます。

しばらく歩いて、ヨルダンの自然保護団体が運営する、ツアーオフィスとカフェを兼ねている店「ワイルド・ジョルダン」に辿り着きました。

ワイルド・ジョルダン

後日我々は死海に行こうと思っていたので、ここで催行される死海ツアーの料金を見てみましたが、催行日が限られているのと料金がひとり70~80JD(13,000円くらい)とお高いので、自力で死海まで行くことにしました。

ワイルド・ジョルダンからのアンマン城

ワイルド・ジョルダンから遠くにアンマン・シタデル(城)が見えます。

アンマンの街俯瞰

アンマンの街を俯瞰で見てみました。坂と建物、でしょ?

 

そして宿の近くまで戻り、ご飯を食べました。

二軒目には万琵が気にしていた激甘ヨルダンデザートの店へ。

激甘デザートの店

始めは美味しいんですが、甘すぎて残してしまいそうです。

アラビックコーヒーの店

甘すぎたのでアラビックコーヒーの店に寄ってみました。なにこのおっさんたち(笑)さっきの子供をそのまま大人にしたような気安さです。

煮出してつくります

アラビックコーヒーはドリップしないで煮出しで作ります。あれ、バリコーヒーと一緒じゃない?と思っても言わないように。

アラビックコーヒー完成!

店主とその仲間は軽くて気さくですが、コーヒーはドロッと苦いです。

さてコーヒーも飲んだし、次は死海に行ってみますか!


 にほんブログ村 旅行ブログ 親子・夫婦世界一周へ
にほんブログ村

いつもご愛読ありがとうございます。ポチっとランキングへのご協力もお願いいたします!

現在地情報はツイッターから

インスタグラム

インスタグラム始めました。フェイスブックからでも見られるようになっています。

 

この時滞在していた宿はコチラ⇒The Boutique Hotel Amman

 

見どころだらけ!ヨルダンへの格安航空券をお探しならスカイスキャナーで。